Taiwan
夏場は8〜10月の台風シーズンの台風スウェルと南西モンスーンによる南ウネリがメインとなり、冬場は11〜3月を中心に吹く北よりの季節風や北東貿易風による北ウネリがメインスウェルとなる。4〜7月の間は波の期待が最も薄く、極端に波が小さいときがあったり、エリアにより雨も頻繁に降る。日本と同様に、風向きは様々な条件により左右されるためあまり安定しないが、午前中がもっとも合うケースが多い。
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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C | C | C | C | C | C | C | C | C | C | C | C |
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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1〜7 | 1〜7 | 1〜7 | 1〜5 | 1〜5 | 1〜5 | 1〜6 | 1〜8 | 1〜8 | 1〜8 | 1〜7 | 1〜7 |
日本から飛行機で約3時間と近い上、ビーチ、リーフ、リバーマウスといったバリエーション豊かな波が楽しめ、温暖で、あまり混雑も見られないなどの理由から注目されている台湾。
メインスウェルは11-3月を中心に吹く北東よりの季節風がもたらす風波と、8-10月の台風スウェルの2つとなるが、外洋に面しているため、低気圧や前線により発生する風などにも敏感に反応することが多い。
台風が発生すると、どんなルートを通ったとしても何らかの影響が出ると言われるほど敏感であるが、台風が台湾に近づきすぎるとコンディションがすぐ乱れてしまう。もし台風が近づきすぎるルートをとったら、その後にコンディションが整う場合が多いので、時間が許されるならば、あと2-3日台湾に滞在することをおすすめしたい。
なお、4-7月は1年のうちで最も波の期待が薄い時期であり、エリアによっては雨も頻繁に降る上、波も極端に小さいことが多い。
サーフポイントは主に島の太平洋側に集中しており、シーズンや海水温、サーフポイントを取り巻く環境などが地域毎に異なる点が特徴である。
大きく北部・南部・中東部に分けられるが、南部のサーフポイントは1年通して更に温暖で、水温も下がらず常夏を感じられる。冬でもスプリングでサーフィンすることができるほど。夏は、台風が発生すればポイントによって10フィートオーバーのブレイクもみられるが、冬は1-4フィートくらいがマキシマムとやや波は小さくなることが多い。北部同様、ビーチをはじめアウターリーフまでのバリエーション豊かな波が楽しめる上、平日はかなり人が少ない。
メインのブレイクはビーチの南湾。ここは両サイドがリーフで中央がサンドとなっており、ビギナーからエキスパートまでが楽しめるポイントである。台風がバジー海峡を北上した時、もしくは通過した時がベストとなる。台風からのスウェルがヒットすれば6フィートくらいまではサーフィンでき、レギュラー、グーフィーともにライド可能となる。トロピカルなリゾート地である最南部の懇丁エリアは、1年を通じて比較的波があり、たとえサイズがあってもあまりパワーがないのが特徴である。
ただし、東からの貿易風の影響を受けやすいので、朝イチなど風のない時間帯がベスト。なお、ここは国定公園に指定されており、水の色もコバルトブルーで海水浴にも適している。
1年中コンスタントにサーフィンできるのは佳楽水で、ここはリバーマウスをメインに、リーフ、ビーチブレイクとバラエティー豊かな波を楽しめる。ハズしても、ヒザ-コシ程度のサイズならほぼ1年中ブレイクしているという、コンスタントにサーフできるポイントである。また、ここも台風からのスウェルが入れば6フィートまでサーフィン可能。ただし、ここも太平洋側に位置するため、東風の影響を特に受けやすくなっている。
さらに、懇丁から歩いて行ける程近い所にロングビーチと呼ばれる長いビーチがあり、台風からのウネリが入った時にはきれいな中級者向けのビーチブレイクの波が立つ。ちなみに台風の通過パターンとしては、ベトナムに抜ける台風の時にコンディションが整うことが多い。
また、台湾では時期やポイントによってビーチに軍隊がいたり、海水浴場として制限が入ったりすることがあるので、前もっての情報収集が必要。
ホエールウォッチングができたり、ウミガメやウミヘビに遭遇したりと、自然との出会いが多い島でもある。しかし、信号無視が当然のように行われていたり、隙さえあればいくら狭くても割り込みをしてくるなど交通マナーはかなり悪く事故が多い上、国際免許の使用が認められていない為、レンタカーの利用は諦め、サーフツアーの利用をおすすめする。
☆ワンポイントメモ
食事は安くておいしい。中華が好きな人にはおすすめ。気候は温暖だが、ホテルの中はかなり冷房が効いている場合があるので、長袖を持っていった方がよい。公用語は北京語で、英語は大きなホテルや若者に多少通じる程度。逆に、年配の方には日本語が分かる人もいる。紙に漢字を書いて筆談をするのも1つの手だ。
基本情報
- 公用語
- 北京語、台湾語
- 通過
- ニュー台湾ドル(元)
- 経路
- 国際空港のほか、羽田からも直行便が出ている。入国時に、パスポート期限が6ヶ月以上必要
- 時差
- −1時間
- 注意
- 当然だが麻薬・大麻・覚醒剤の使用、及び所持は禁止。特にここ最近は薬物の乱用が社会問題となっていて、警察の取締りが強化されている。比較的治安はいいが、強盗や性犯罪も増加しているので注意は必要。
年配の人など日本語のわかる人も多く、フレンドリー。また、現在国際免許の使用が認められていない為、レンタカーの利用は不可能。
※常に情勢は変化するので外務省へのリンクを活用して下さい。 - 外務省HP
- 台湾南部:佳楽水 の危険情報・スポット情報・広域情報