ジャワ島 インドネシア 海外＆国内トリップガイド ｜ 波情報 サーフィン BCM

まず、ジャカルタから車で４時間ほどの所にあるのがウエスタンジャワと呼ばれるエリア。ポイントの向きがバリ島のクタサイドと同じになっているので、波は乾季の方が良くなる。ウネリが特に大きくなるのは６〜８月。メインとなるチマジャは玉石のポイントで、ウネリが大きくなる時期でもそれほどサイズアップせず、ブレイクもイージー。バリ島のチャングーのような波で乗りやすいが、４フィート以上になるとワイドになってしまう。そんな時は、すぐ近くのインディケーターがアタマくらいでサーフ可能となっていることがあるので、要チェックとなる。ただし、ここはシャローなハードブレイクとなるので注意は必要。
また、オンバックトゥジュ（７つの波という意味）というポイントもあるが、ここは10フィートを超える波がブレイクすることもあるので、中級者以上でサーフィン可能となる。このウエスタンジャワは宿泊施設のコテージがそれほど多くない上、水洗トイレはここ数年で設置されたが、シャワーは水のみで出が悪かったりと設備はあまり整っていない。その分ローカルもビジターも少なく海の混雑は避けられるが、政情が悪いため、ほとんどの旅行会社がツアーを組んでいないのが現状だ。また、ジャワ島の東には、過去WCTのイベントが行われ、世界的にも有名なスーパーグーフィーのポイント、通称Gランドと呼ばれるグラジガン島がある。ホレあがり速いハードな波が特徴なので、エキスパートオンリーのポイントといえよう。ロータイドでもハイタイドでもサーフ可能だが、ロータイドの時間帯はリーフの上をかなりの距離歩かなくてはならないため、リーフブーツは必需品となる。波はバリ島のウルワツを目安にすると良い。というのは、ポイントの向き・風共にウルワツとほぼ同じで、サイズはウルワツよりちょうどワンサイズくらい大きくなることが多いからだ。コンディションは、ウネリの向きにもよるが、6〜8フィートのビッグウエイブの時がきれいなチューブになりやすい。時期的には北東〜東の季節風をオフショアとする4〜10月の乾季のみ。中でも最もウネリが大きくなるのは6〜8月。11〜3月の雨季は風も悪く、宿泊施設であるキャンプもクローズとなる。基本的にビッグスウエイブのポイントだが、フラットになる日もあり、サーフィンのできない日には釣りとシュノーケリングくらいしかできないので、ほぼサーフィンオンリーのエリアといえよう。すぐ近くにビーチブレイクのポイントもあるが、森をぬけなければならない上、どう猛な野生動物が出るという噂もある。アクセスは、車とフェリーなどを利用して約半日。ここで問題となるのがマラリア。出発前には予防注射をしたほうが良いだろう。また、キャンプスタイルなので、蚊に刺されないためにも長袖・長ズボンで寝ること。生水はもちろん飲めないので注意。