Spain
メインシーズンは比較的水温が高く、コンスタントに波もある10〜11月。冬はカナダ北東部で発生した低気圧のウネリが届き、夏はオフシーズンながら大西洋の低緯度で発生した低気圧からの南ウネリが届くことがある。ただし冬は波はあるが、水温がかなり低くなるためサーフィンは厳しい。風に関しては変動的。
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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7〜10 | 7〜10 | 4〜10 | 4〜10 | 1〜8 | 1〜6 | 1〜6 | 1〜6 | 1〜8 | 4〜10 | 7〜10 | 7〜10 |
◆スペイン
スペインはWCTコンテストでも有名なムンダッカがあるなど、サーファーには馴染みの深い国。ここでは夏はフランス同様、ほとんどのウネリがカナダの北東部からスカンジナビア半島に向かって移動してきた大西洋の低気圧によってもたらされ、冬はさらに低緯度で発生した低気圧によってもたらされることとなる。通常、ウネリは西よりから入り、低気圧の移動と伴に北よりへと変化するのだが、サン・セバスチャンなど都市部周辺に北西や南西向きの海岸が例外的にある以外は、スペインのほぼ全ての海岸が北に向いていることから、西向きのポイントがほとんどであるフランスよりも波の確率は低い。また、ほとんどのポイントがビーチブレイクで、波は厚め、シェイプがまとまりにくいなど、クオリティーも決して高くはない。ただし、ムンダッカやロディースなどのリバーマウスのポイントでは地形が決まりやすいので、ウネリさえあればグーフィーのエクセレントウエイブを比較的コンスタントに楽しむことができる。また、波の質を決める重要な要素の1つとなってくるのが潮。潮位の変化はスペインでも激しいため、タイドチェックは不可欠となる。特にリバーマウスのポイントでは引き潮から上げ潮にかけてコンディションが整う場合が多いので、潮の干満は常に計算にいれておくべきであろう。全体的に見てベストシーズンは10〜11月。この時期は水温が高い上、しっかりとしたクリーンなウネリが頻繁に入ってくることが多い。ただし、大きくなりすぎると10フィートオーバーの波もブレイクするため、自分のレベルを考えてパドルアウトすること。6〜9月頃の夏はフラットの状態が長く続く事も多い。北西や南西に向いている都市部のポイントでは夏でもサーフィン可能になることもあるが、都市に近いためかなり混雑してしまう。こういった理由から、夏はサーフィンにはあまり適さない季節といえよう。さらに、12〜3月はコンスタントにサーフィンできる時期で、スペインが高気圧に覆われた時はパーフェクトコンディションとなるが、水温が低いことが最大のネックとなる。4〜5月もコンスタントだが、雨の多い季節であるために、リバーマウスのポイントでは上流から流れてきた水により水温が低くなってしまう。地域的にいうと、パイスバスコ地方では温暖な気候のもと、クリーンな波が比較的コンスタントに楽しめる。しかし、最も混雑するエリアでもある。カンタブリア地方は夏のサーフィンが楽しめるポイント。また、オストゥリアス地方は、ジャンク気味の波が多く、ポイントまでロングドライブが必要となってくるが、混雑とは無縁である。有名なサーフスポットとしては、コンスタントにビーチブレイクが楽しめ、8フィートまでサーフィン可能となるサン・セバスチャン、4フィートまでホールドするパワフルブレイクのソペラナなどが挙げられる。
基本情報
- 公用語
- スペイン(カスティージャ)語(バスク語、カタルニア語、ガリシア語)
- 通過
- ユーロ 1ユーロ=129.70円(2010年1月21日現在)
- 経路
- フランスのシャルルドゴール空港からビアリッツへ空路で、そしてレンタカーで国境を越えるのがサーフポイントへの一般的なアクセス方法(スペインへの直行便は廃止された)
- 時差
- -8時間。ただし3〜10月のサマータイム時は-7時間
- 注意
- 特に若者層への麻薬蔓延が深刻な社会問題にもなっていて、不法取扱い者は刑法 内の麻薬関係取締条項により処罰される。また、一般常備薬でも粉末状のものは誤解を受ける事もあるので、持込みには注意が必要だ。またスリや引ったくりが多いので、路上で話しかけてくる人や飲み物などを勧めてくる人には注意が必要。睡眠薬入りのジュースを飲まされて盗まれるケースも少なくないからだ。特に日本人旅行者は狙われやすい。
※常に情勢は変化するので外務省へのリンクを活用して下さい。 - 外務省HP
- スペイン の危険情報・スポット情報・広域情報