Northern California
12〜3月の冬がコンスタントにサーフィン可能なメインシーズン。波はハワイ同様アリューシャン沖で発達した低気圧からの北〜北西〜西ウネリ。ただし、南ウネリをキャッチするポイントもあるので移動すれば1年中サーフィン可能。オフシーズンは特にない。風は北東からのものがメイン。
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
C | C | C | B | B | B | C | C | B | B | B | C |
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1〜10 | 1〜10 | 1〜8 | 1〜8 | 1〜8 | 1〜6 | 1〜8 | 1〜10 | 1〜8 | 1〜6 | 1〜8 | 1〜10 |
長いコ−ストラインを有するために必ずどこかでサーフィンできるだけの波があり、時・所によっては世界に誇るエクセレントウエイブがブレイクするカリフォルニア。地理的にはカリフォルニアは北、中央、南の3つのエリアに分かれている。ここで紹介するノーザンカリフォルニアはサンフランシスコ、サンタクルーズなどの都市を含むオレゴンとの州境からモロベイ以北までのエリア。特徴としては、カリフォルニアの他の地域に比べ寒く、冬ともなるとフル装備が不可欠となってくるが、その分サーファーの数が少なめで、スティーマーレーンなどのメジャーポイントを除いて比較的のんびりとサーフィンを楽しめる。主なスウェルは12〜3月の冬に訪れる北からのウネリとなり3〜6フィートほどのウネリが頻繁にブレイクするが、強力なウネリが海岸線にヒットした時は15フィートほどにまでサイズアップし、エキスパートオンリーのビッグウエイブポイントとなるところもある。また、7〜9月の夏の南ウネリにも反応するポイントもあるので、1年を通じてコンスタントにサーフィンできるエリアであるといえよう。そしてこのエリアにはまだまだ未開のポイントが数多く存在し、サーファーを待ちかまえている。アクセスの問題さえクリアできれば、ノーバディーサーフのポイントを見つけることも可能だろう。
●フォートポイント
サンフランシスコにあるゴールデンゲートブリッジの下で割れるグーフィーの波が特徴のポイント。めったに波は立たないが、ブレイクする時はたいていグラッシーなロングウォールが姿を現わす。干潮時がベストだが、インサイドには大きな岩が出ているため、テイクオフからすぐ横に進み、速めにセクションを抜けるなどの注意が必要となってくる。さらに強いカレントがあるために、自分の位置を把握しながら常にパドルをしなければならない。これらの理由からここは上級者以上のポイントとなっている。なお、フル装備はもちろん不可欠となってくるが、このポイントはこの付近の他のポイントに比べて水温は高め。
●マーベリックス
世界に誇る、カリフォルニアでも有数のビッグウエイブポイント。レギュラーオンリーで、その真価を発揮した時は巨大な波が分厚いリップを伴ってブレイクし、しかもテイクオフは急なため、プロの中でもビッグウエイバーのみがチャレンジできるポイントとなる。サイズは8フィートからサーフィン可能だが、時には30フィートオーバーになることもある。ラインナップにはロングパドルが必要となり、ブレイクするポイントは水深が深いが、インサイドには岩が顔をのぞかせており、しかもカレントも強いためにかなり危険なポイントである。ブレイクするには冬の西〜北西からの強いウネリが必要となる。一般サーファーは見学に徹するのが1番だ。
●スティーマーレーン
この辺りのエリアでは最も有名な岬の先端に位置するポイント。ここは主に4つのセクションに分かれていて、ポイント、スロット、ミドルピーク、そしてインディケーターズと呼ばれている。まずポイントは3〜10フィートの冬のウネリがベストとなる。パワフルなレギュラーのリーフブレイクが特徴で、時にはチューブの波も姿を現わすハードセクション。満潮と干潮の中間がベスト。満潮の時には強烈なバックウオッシュが入りやすく、しかもブレイクするポイントがかなりクリフ(崖)よりとなってしまい、危険になってしまう。特に南ウネリの時は上級者でも細心の注意が必要だ。スロットは冬の西〜北西ウネリをキャッチし、5〜10フィートのビッグサイズでライド可能。クリーンなレギュラーの波が特徴となる。ミドルピークは通称ザ・レーンと呼ばれる、パワフルで分厚いリップのパーフェクトブレイク。テイクオフは急で、その後、レギュラーは緩やか、グーフィーはホレたショルダーが続く一級のブレイクだ。北からのウネリがベストで、レギュラーはインディケーターまでロングウォールが続くが、そのクオリティーから多くのハイレベルなサーファーで混み合っているセクションでもある。ビジターは少しインサイドよりのこぼれ波を拾うくらいの気持ちで望んだ方が良いだろう。そのインディケーターは長いレギュラーの波で、うまく繋げばインサイドまで300mにも及ぶロングライドが可能。西〜北西のウネリがベストで、5〜10フィートのビッグウエイブでコンディションが整う。
●プレジャーポイント
ロングレギュラーが楽しめるリーフブレイクが特徴のポイントで、主に4つのセクションに分かれている。ソウワーピークはテイクオフからホレあがるチューブの波で、主に夏の南〜南西、そして西ウネリをキャッチする。しかし、10フィートまでサイズアップする上、常にサーファーで混み合っているため、決して初心者にすすめられるセクションではない。ファーストピークは長いラインナップをみせるレギュラーのクリーンなブレイク。南〜南西のウネリがベストだが、北西のウネリを拾うこともある。サイズは2フィートからとスモールサイズでもブレイクするが、時にはライダブルな波が10フィートまでホールドすることもある。セカンドピークはファーストピークのインサイドに位置し、比べてみても波質やパワーは他のセクションより落ちる。インサイドは主にレギュラーのブレイクだが、たまにグーフィーの波も姿を現わす。サイズが上がった時に本領を発揮し、8〜10フィートの南西ウネリ、もしくは強い南ウネリがベストとなるが、基本的に5フィートを越えることがなく、ビギナーには最適のセクションとなっている。
基本情報
- 公用語
- 英語
- 通過
- USドル
- 経路
- サンフランシスコ空港へ直行便が運行。約10時間
- 時差
- −17時間。ただし4月初旬〜10月下旬のサマータイム時は−16時間
- 注意
- ヘロイン・LSD・大麻などあらゆる麻薬の栽培、売買、所持は連邦法に準じた州法で禁止されていて、年々取締りも厳しくなっている。州によっては、マリファナをたとえ1本でも所持していた場合でも、US$10000(!)もの罰金を科す法律ができたほどだ。また、娼婦を装った美人の婦人警官によるおとり捜査が行われていて、買おうとした男性客が御用となったこともある。アメリカは州によって法律が違うので注意するように。ビーチ沿いは比較的治安は良いが、サーフボードを車に乗せっぱなしにするなどは避けたほうが良い。
※常に情勢は変化するので外務省へのリンクを活用して下さい。 - 外務省HP
- ノースカリフォルニア の危険情報・スポット情報・広域情報