フランス ヨーロッパ 海外&国内トリップガイド | 波情報 サーフィン BCM

TOP海外&国内トリップガイドヨーロッパ > フランス
TRIP GUIDE
フランス

フランス ヨーロッパ

France1

カナダ北東部で発生した低気圧からのウネリが入り、水温も高い9〜10月がグッドシーズンといえる。また、スペイン沖の低気圧からの南西〜西ウネリが入ることもある。11〜3月までは水温・気温共に低く、サーフィンするには厳しい。風は不安定であるが、どちらかといえば西よりのオンショア系であることが多い。なお、地中海側は風波でのサイズアップとなり、クリーンなコンディションはあまりないので、波を当てるのは難しい。

スウェルサイズ
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
スウェルサイズ 1 スウェルサイズ 2 スウェルサイズ 3 スウェルサイズ 4 スウェルサイズ 5 スウェルサイズ 1 スウェルサイズ 2 スウェルサイズ 3 スウェルサイズ 4 スウェルサイズ 5 スウェルサイズ 1 スウェルサイズ 2
フェイスコンディション
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
E E D C C B B B B C C D
サーフレベル
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
7〜10 7〜10 7〜10 7〜10 7〜10 4〜8 1〜6 4〜8 7〜10 7〜10 7〜10 7〜10
ヨーロッパ フランスクチコミ数:7

◆フランス
フランスでのサーフエリアは基本的に地中海側と大西洋側に分かれる。その中でASPのコンテストが行われるなど、一般的に有名なのは大西洋側。カナダの北東部で発生した低気圧からの夏のウネリが、このエリアにもたらされる波のメインパターンとなる。一般的に、南に行けば行くほど波は豊富だが、南部にはウネリを遮るものがなくダイレクトに入ってくるので、低気圧が近づいた時などにはビッグサイズとなる上、風も強く吹きつけてコンディションが乱れてしまうことも多い。その点北部は湾などのウネリを遮るものがあり、風をかわすポイントもあるため、その時に合ったポイントを見つけられれば、波は小さめながらもグッドコンディションでサーフィンを楽しむことができる。加えてここで特筆すべきは、大西洋側は潮位の変化が激しいため、波を当てるためにはタイドチェックが必要不可欠になるということ。ジャンクなコンディションのビーチブレイクの波が、潮の変化によりいきなりチュービーなグッドウエイブに変わることも多いからだ。一般的には、この辺りのビーチでは潮が上げてきている時にグッドコンディションとなることが多いと言われている。ベストシーズンは9〜10月の時期。というのも、波がコンスタントにあり、サンドバーも決まりやすく、水温も高め、混雑もそれほどではなく、風もオフショアになりやすいからだ。また、5〜6月もなかなかのコンディションとなる場合が多い。ただし、水温は9〜10月ほど高くない。一方、夏は水温は高いが非常に混みあう上、海水浴場などに制限が敷かれるので注意が必要となる。また、スペイン沖の低気圧からの南西〜西ウネリにより2〜3フィートの波が立ち、サーフィン可能となる日もあるが、基本的には日本の夏同様フラットコンディションに近いスモールサイズの日が続くことが多い。冬は波はあることはあるが、コンディションは低気圧の通る進路次第。また、かなり冷え込むので、サーフィンは厳しい状況となる。ポイントに関して、アングレットはスモールコンディションの時に良くなり、イージーなビーチブレイクが特徴。コテ・バスクはリーフのポイントで、秋から冬にかけて届くビッグウエイブの時期に良くなることが多い。また、ビアリッツからスペインの国境近くまでの地域には多くのリーフポイントが存在する。セイニョースからラフィテニアまでのエリアはサーファーには人気のスポット。イタリア人からドイツ人までヨーロピアンサーファーが多く訪れ、混雑を見せる。ラカナウは2フィートからサーフィン可能なビーチブレイクで、レギュラー、グーフィーともに楽しめる。ハセゴーはパワフルなウネリが炸裂し、チューブが巻くこともあるビーチのポイント。ハードなブレイクなのでサイズアップした時は中級者以上のサーファーでないとキツいだろう。ベンデーとシャレンテは海岸が南西に向いており、夏の南西ウネリにも敏感に反応するため、北部では1番サーフィン可能となることが多いといえよう。ブリタニーはリバーマウスの波が楽しめ、ラ・トルシュやキブロンはパワフルなブレイクで知られている。さらに北部に行ってしまうと、サイズもかなり小さくなる上、波にパワーもないため、サーフィンには適さないエリアとなる。一方、地中海エリアは1年のうちサーフィンできる日は100日ほど。そして、サーフィン可能となるポイントがマルセイユからニースの間に集中している。基本的に風が強く吹きつけるエリアなので波風がメインパターンとなる。風波の期待だけにオンショアのジャンクなコンディションの日も多く、コンディションが整う期間が短いという特徴を持つ。本当にクリーンなコンディションでサーフィンをするには風が止むのを待つか、オフショアにまわるのを待つしかないが、そんなコンディションは続いても半日程度だ。したがって波を当てるには風を読む必要があるといえる。逆に、ここでは潮の干満は気にしなくて良いだろう。というのも、潮位の変化は1フィート以下とサーフィンにほとんど影響しないからだ。また、地中海は塩分濃度が高いので、パドリング時のボードは浮力を増すこととなるが、海から上がった後はウエットスーツを真水で洗うことを忘れないように。

基本情報ヨーロッパ フランス

公用語
フランス語
通過
ユーロ 1ユーロ=129.70円(2010年1月20日現在)
経路
シャルルドゴール空港から国内便でボルドー、もしくはビアリッツへ
時差
-7時間
注意
麻薬に関与した者は公衆衛生法令により罰せられた上、外国人の場合、更に2年以上(重刑の場合は無期限)の入国拒否宣告を受けるのだ。なお、不法入国者の取り調べが多いので、旅券などの身分証明書を持ち歩こう。ビーチ沿いは比較的治安は良い。都心でのスリ、ひったくりなどは最近急増中。
※常に情勢は変化するので外務省へのリンクを活用して下さい。
外務省HP
フランス の危険情報・スポット情報・広域情報