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千葉北 エリア 波概況

ハードやクローズが中心となりそう。

[ビギナーアドバイス]


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更新予定時刻
07:00 / 11:00 / 18:45

BCM SurfPatrol プロサーファー週間エリア概況 - 最新記事

関田秀俊

photo
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間地形レポート」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。


前回(4/2)チェック時のクローズ後の地形に対してはこのエリア全域で対応するエリアの制限や波数の減少が始まり、潮の動きにも影響された変わりやすい反応とインサイドがメインになったブレイクにフェイスの狭さを感じている状況です。

それでは、地形レポートです!

一宮

4/9(水)8時頃の地形チェックです。潮は干潮寸前です。
前回の期間の荒れ具合いによってハードなサイズや余計なカレントは残っていたものの、東風が気になりつつ更新以降の風向きの変化は少しずつ落ち着きを取り戻していたので、上級者向けなコンディションから始まりましたが、日曜日(4/6)からの胸~腰・腹ブレイクはビギナーにとってもお手軽な雰囲気となって、この日も朝から賑わっていた状況です。
しかしながら、北東コンディションで働いたサイズやカレントが以前の広範囲な対応をリセットしてしまい、インサイドの広がりを確保していましたが地形の分断やミドル~アウトの深いセクションが目立った仕上がりでもあるので、ピークや形のまとまりは探せているものの途切れるブレイクや重なるフェイスが増えていた印象です。
一宮1
カレントの影響を受けていながら肩~頭サイズの頃にはアウトの対応に距離を狙える波が残っていましたが、今週からはハッキリしないミドルエリアの反応からインサイドのショアブレイク気味なセクションがメインになっていました。
一宮2
地形のまとまりの悪さが控えめなサイズにとって潮の影響を大きくしてしまい、ボヨつきやピークのバラつきを誘導したり波数を変化させていましたが、ミドルエリアの中途半端なブレイクがなくなってからは手前に集まる反応に素直な形を探せるようになってていたので、残念な地形の変化にも思えますが腰・腹~胸サイズの対応を維持できていました。
一宮3
正面エリアの引きの時間帯に乗りしろを確保した波が多く、左側に関しては上げ始めてからの方がショアブレイクのまとまりがよくなりそうでしたが、この日の様子では干潮時のバラつきより潮が増えてからのボヨつきを回避した方が無難に思えました。ファミマ側は以前に増して絶望的な仕上がりです。

サンライズ

4/9(水)9時半頃の様子から地形をレポートします。タイドは干潮の潮止まりです。
更新直後は東風によって面ツルではなくなっていたものの、その後の南西コンディションが余計なサイズやカレントを落ち着かせてくれたので、ハードな雰囲気は残りつつここも金(4/4)~土曜日(4/5)のアウトの反応に形を探せるブレイクを取り戻し、サイズダウンが気になりましたがその後も腰~腹の対応をキープできている様子です。
しかし、前回のクローズが地形に悪影響を残しているので、インサイドの広がりはショアブレイクセクションを確保していましたが、全体的にミドル~アウトの深さや地形の分断が最近の反応を中途半端にしてしまい、この時の潮位でもアウトにかけてピークのきっかけを失っている印象でした。
サンライズ1
右側や正面エリアに比較的雰囲気のある地形が残っていましたが、胸サイズのセットがギリギリ反応した程度で、ボヨついたブレイクは横移動が制限され、待機するほどの波数もありませんでした。
サンライズ2
一宮と同じく手前に集まる反応の中に形を探せる状態ながら、右側の力の弱いブレイクは浮力の強いボードでレギュラーを遊べても基本的に距離が短く、ショートボードで乗れる左側のインサイドに関してもこの時のピークや波数の少なさか残念な印象を強めています。
サンライズ3
潮の動きに形の変化はあるものの特に波数の増加はなく、左側のショアブレイクにとっては上げ際のまとまりに狙い目があるかもしれませんが、全体的にボヨつきの方が目立っていて、いつも通り引きの時間帯に合わせるのが無難に思えました。

東浪見

4/9(水)11時頃の地形レポートです。潮は上げ始めです。
ここも更新以降の落ち着き具合いが気になる状態でしたが、直後のサイズ感ではアウトに広がった地形からの頻繁なブレイクとカレントに分断されたセクションの複雑なフェイスに乗りしろを探せず、南西予想に東風が絡んだ事で一宮~サンライズと同じく悪影響が長引いていた印象です。
東浪見1
落ち着いた土曜日(4/5)からのサイズと遅れながらのオフショアで整ったコンディションを取り戻しつつ、今週のサイズダウンはクローズ後の地形にとって物足りないブレイクに変わり、ほどよいサイズの対応を満足に狙えなかったと思います。
東浪見2
地形としても安定していた正面~右側の広がりにカレントの強まりが影響してしまい、以前よりもアウト重視な仕上がりとミドルエリアの深さが残り、最近のサイズと合わせて全体的にインサイドの対応を強制されている状況です。
しかしながら、まとまりの悪さやバラけたピークは気になりつつ、手前に確保されたエリアは左側を基準にサンライズより広いので、一宮のように胸サイズのセットが増えれば乗りしろのあるフェイスをキープできそうでした。
東浪見3
普段なら志田のような上げ際のまとまりに変化があるポイントですが、地形のまとまりの悪さと分断によってやはりボヨつきの方が目立ちやすく、狙い目としては引きに向かう変化が無難な印象です。

志田

4/9(水)13時半頃の状況から地形をジャッジします。潮は満タン寸前です。
一宮方面と比べて悪影響は少なかったものの、金(4/4)~土曜日(4/5)に吹いた日中の南東の風はここにとってもフェイスに重なりやボヨつきが気になるコンディションになってしまい、どちらかと言うと風が弱まった木曜日の方がハードなサイズながら整った雰囲気があり、アウトをメインに形のまとまりや波数が確保されたサイズ感を面ツルで対応できたのは朝の時間帯に限られていたので、思うように潮の動きに合わせた狙い方が出来なかったように思えます。
志田1
日曜日(4/6)からは本格的な南西のオフショアを狙えていましたが、急激なサイズの落ち着きで夕方には力の弱いブレイクに変わり、干潮の変化でアウトを使える状態を確保しつつ、肩~頭サイズにあった距離や形のきっかけになるフェイスはなくなっていました。
その後も面ツルを狙えていながらサイズ不足なコンディションが続き、この日に関しても午前中の微妙な反応に腹~胸もどきなサイズを取り戻しましたが、昼からの北東によって風波にリセットされている状況です。
志田2
前回のクローズを受けて右側の堤防周辺や正面エリアでは沖に出るカレントが強まり、地形を分断しながらこれまでよりも深いセクションを残しているので、他のポイントと比較するとインサイドまで繋がる地形をキープできているものの、ピークがワイドで形の切れ目からはショルダーが途切れていて、以前のようなレギュラーの軽快さや距離感はなくなってしまいました。
志田3
左側にも地形のまとまりが残っていましたが、ピークがハッキリしないサイズではフェイスの乗りしろが少ない様子です。
この先大きくなる潮の変化に深いセクションを解消するタイミングがありそうですが、ワイドなピークや形のバラつきが厄介かもしれません。
上げ始めからの波のまとまりにもウネリのきっかけがないと好条件を狙えないので、このままではボヨつく一方な印象です。

太東

4/9(水)14時半頃の様子から地形を判断します。満タンの潮止まりです。
前回のクローズはカレントの強まりを含めてここもハードな雰囲気になっていましたが、更新以降の風の弱まりから土曜日(4/5)までの南東コンディションの対応に関しては他よりも控えめなサイズながら悪影響も少なく、肩前後の比較的素直なウネリの反応を狙えていた印象です。
太東1
アウトからのなんとなくなレギュラーから堤防周辺のハッキリしたブレイクはショートボードにとっても滑りが良かったので、サイズをキープした期間は距離を狙えるの易しいブレイクに人が集まっていました。
太東2
しかし、以前狙えた夕方の干潮がなくなり、今週の控えめな潮の動きには日曜日(4/6)からのオフショアのサイズダウンやリセットされたこの時の北東の風波では対応できるエリアが確保されず、特にボヨついた様子もありませんがサイズ不足な状況が狙いをショアブレイクのみにしています。
太東3
潮の動きや最近のサイズによってカレントセクションの深さが目立っているものの、地形としては他よりも影響が少なく、同じ腹前後のサイズがあればレギュラーのまとまりや距離を狙えるブレイクをキープできていると思うので、多少のウネリと干潮の変化を取り戻せればロングボードで遊べる波が復活しそうです。

夷隅

4/9(水)15時半頃の地形チェックレポートとなります。潮は引き始めです。
夷隅1
太東と同じく、他のポイントで厄介になっていたサイズに狙える可能性が残り、前回のクローズで広がったインサイドを基準に対応が復活できるチャンスがありましたが、金(4/4)~土曜日(4/5)の南東コンディションによってオンショアな雰囲気にされ、その後のサイズの落ち着きや控えめな潮の動きに狙い目を奪われていたので、余計なサイズが残っていながらも木曜日(4/3)のハードな対応しかタイミングがなかった雰囲気です。
夷隅2
日曜日(4/6)からの南西の風がオンショアになり、カレントは解消されているもののサイズ不足なコンディションと重なって絶望的な様子が続いているので、この時の潮位に原因はありつつ地形に対する反応を伺えませんでした。
このサイズでは以前と変わりない様子でしたが、クローズ後の仕上がりがこの先の潮位の変化に反応してほしいです。
夷隅3
今のところインサイドの対応に変わりなく、ピークの出現や形のまとまりはカレント次第ですが、胸以上のウネリの反応に遊べるショアブレイクを取り戻してもらいたいです。

今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。

前回の更新以降もチェック頃のクローズが残したサイズによってアウトの広範囲なブレイクが頻繁になり、カレントの影響を受けた不安定な形は狙い所を探せず落ち着き待ちな状態から始まりました。
木曜(4/3)の風の弱まりで波のまとまりや整った雰囲気が復活し始めていたので、オフショア予報の中でサイズの調整ができる期間にも思えましたが、朝凪の狙い目は確保されつつ日中の東風に面ツルを邪魔されてしまい、太東以外ではオンショア気味た雰囲気がフェイスの滑りを悪くしていて、結果的にはウネリのきっかけを残してくれたものの、上級者にとってはせっかくのサイズと潮時の変化を思い通りに楽しめなかったかもしれません。
日曜日(4/6)からは本格的な南西コンディションの期間に入り、お手軽な胸~肩サイズに週末のファンサーフを期待できましたが、オフショアの強まりがサイズダウンを早めていたので、午後の干潮にかけて力の弱い波質に変わり、この日の時点でほどよいサイズ感が一瞬でなくなっていました。
さて、この先の波に関しては現状の高気圧からのきっかけに可能性はあるものの、南西コンディションの強まりに妨害されて反応が悪い雰囲気になっていて、その後も頻繁な気圧配置の入れ替わりはありつつ今のところウネリを届けてくれそうな様子はないので、コンディションの変化に風の強まりが加わる予報からも風波がサイズになるかもしれませんが、今回の波質に期待はできない状況です。
ウネリがリセットされてからの最近の様子からは、クローズの影響が残る地形のまとまりの悪さが際立ち、対応できていたエリアに対してもフェイスのシフトや重なりが増えている状況です。
形がハッキリしていないアウトの仕上がりやミドルエリアの深さに距離を狙えず、分断された地形が干潮時に形をバラけてしまったり、満タン前後のボヨつきを誘発しやすいと思います。
潮の干満差が大きくなる期間なので前回より極端な変化があり、可能性のあるタイミングも一瞬で通りすぎてしまい、朝の引き始めや夕方の上げ際を基準にしたショアブレイクのまとまりが無難な対応になるかもしれません。
サイズアップしても変化の早さが厄介な雰囲気です。

最後に、水温です。
北東コンディションが水温の低下を誘導しつつ、13~14℃をキープしていた状態に南西コンディションの緩みが加わったので、ブーツ無しで対応する人も増えていましたが、今のところ外気のわりにハッキリした水温の上昇はありません。



[プロサーファー紹介:関田秀俊]
photo DSC_0045

・1986.03.02生

・ホームブレイク:太東~東浪見

・スポンサー:crystal dream surfboard / Holly wetsuits / gonzo surf / simple surf / ELECTRIC / DAKINE / LUMINOX / 波音

・お気に入りの海外トリップ:これからは知らないところに行ってみたい!

・趣味:フィッシング(ブラックバス/シーバス)
gatyapin_2

生まれも育ちも岬町太東の生粋のローカルサーファーとして、2006年にJPSA公認プロを取得。

スタイリッシュなサーフィンに加え、コンペよりもソウルフルにサーフィンを楽しむスタイルと、その人柄から「ガチャピン」の愛称で親しまれ人望も厚い。

サーフィン歴25年以上の波と地形の関係を読み取る眼力に加え、地元太東の漁師として毎日このエリアの海に接して来た経験値に裏付けられた、漁師ならではの「海」に関する知識も豊富。

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関田秀俊

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皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間地形レポート」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。


前回(4/2)チェック時のクローズ後の地形に対してはこのエリア全域で対応するエリアの制限や波数の減少が始まり、潮の動きにも影響された変わりやすい反応とインサイドがメインになったブレイクにフェイスの狭さを感じている状況です。

それでは、地形レポートです!

一宮

4/9(水)8時頃の地形チェックです。潮は干潮寸前です。
前回の期間の荒れ具合いによってハードなサイズや余計なカレントは残っていたものの、東風が気になりつつ更新以降の風向きの変化は少しずつ落ち着きを取り戻していたので、上級者向けなコンディションから始まりましたが、日曜日(4/6)からの胸~腰・腹ブレイクはビギナーにとってもお手軽な雰囲気となって、この日も朝から賑わっていた状況です。
しかしながら、北東コンディションで働いたサイズやカレントが以前の広範囲な対応をリセットしてしまい、インサイドの広がりを確保していましたが地形の分断やミドル~アウトの深いセクションが目立った仕上がりでもあるので、ピークや形のまとまりは探せているものの途切れるブレイクや重なるフェイスが増えていた印象です。
一宮1
カレントの影響を受けていながら肩~頭サイズの頃にはアウトの対応に距離を狙える波が残っていましたが、今週からはハッキリしないミドルエリアの反応からインサイドのショアブレイク気味なセクションがメインになっていました。
一宮2
地形のまとまりの悪さが控えめなサイズにとって潮の影響を大きくしてしまい、ボヨつきやピークのバラつきを誘導したり波数を変化させていましたが、ミドルエリアの中途半端なブレイクがなくなってからは手前に集まる反応に素直な形を探せるようになってていたので、残念な地形の変化にも思えますが腰・腹~胸サイズの対応を維持できていました。
一宮3
正面エリアの引きの時間帯に乗りしろを確保した波が多く、左側に関しては上げ始めてからの方がショアブレイクのまとまりがよくなりそうでしたが、この日の様子では干潮時のバラつきより潮が増えてからのボヨつきを回避した方が無難に思えました。ファミマ側は以前に増して絶望的な仕上がりです。

サンライズ

4/9(水)9時半頃の様子から地形をレポートします。タイドは干潮の潮止まりです。
更新直後は東風によって面ツルではなくなっていたものの、その後の南西コンディションが余計なサイズやカレントを落ち着かせてくれたので、ハードな雰囲気は残りつつここも金(4/4)~土曜日(4/5)のアウトの反応に形を探せるブレイクを取り戻し、サイズダウンが気になりましたがその後も腰~腹の対応をキープできている様子です。
しかし、前回のクローズが地形に悪影響を残しているので、インサイドの広がりはショアブレイクセクションを確保していましたが、全体的にミドル~アウトの深さや地形の分断が最近の反応を中途半端にしてしまい、この時の潮位でもアウトにかけてピークのきっかけを失っている印象でした。
サンライズ1
右側や正面エリアに比較的雰囲気のある地形が残っていましたが、胸サイズのセットがギリギリ反応した程度で、ボヨついたブレイクは横移動が制限され、待機するほどの波数もありませんでした。
サンライズ2
一宮と同じく手前に集まる反応の中に形を探せる状態ながら、右側の力の弱いブレイクは浮力の強いボードでレギュラーを遊べても基本的に距離が短く、ショートボードで乗れる左側のインサイドに関してもこの時のピークや波数の少なさか残念な印象を強めています。
サンライズ3
潮の動きに形の変化はあるものの特に波数の増加はなく、左側のショアブレイクにとっては上げ際のまとまりに狙い目があるかもしれませんが、全体的にボヨつきの方が目立っていて、いつも通り引きの時間帯に合わせるのが無難に思えました。

東浪見

4/9(水)11時頃の地形レポートです。潮は上げ始めです。
ここも更新以降の落ち着き具合いが気になる状態でしたが、直後のサイズ感ではアウトに広がった地形からの頻繁なブレイクとカレントに分断されたセクションの複雑なフェイスに乗りしろを探せず、南西予想に東風が絡んだ事で一宮~サンライズと同じく悪影響が長引いていた印象です。
東浪見1
落ち着いた土曜日(4/5)からのサイズと遅れながらのオフショアで整ったコンディションを取り戻しつつ、今週のサイズダウンはクローズ後の地形にとって物足りないブレイクに変わり、ほどよいサイズの対応を満足に狙えなかったと思います。
東浪見2
地形としても安定していた正面~右側の広がりにカレントの強まりが影響してしまい、以前よりもアウト重視な仕上がりとミドルエリアの深さが残り、最近のサイズと合わせて全体的にインサイドの対応を強制されている状況です。
しかしながら、まとまりの悪さやバラけたピークは気になりつつ、手前に確保されたエリアは左側を基準にサンライズより広いので、一宮のように胸サイズのセットが増えれば乗りしろのあるフェイスをキープできそうでした。
東浪見3
普段なら志田のような上げ際のまとまりに変化があるポイントですが、地形のまとまりの悪さと分断によってやはりボヨつきの方が目立ちやすく、狙い目としては引きに向かう変化が無難な印象です。

志田

4/9(水)13時半頃の状況から地形をジャッジします。潮は満タン寸前です。
一宮方面と比べて悪影響は少なかったものの、金(4/4)~土曜日(4/5)に吹いた日中の南東の風はここにとってもフェイスに重なりやボヨつきが気になるコンディションになってしまい、どちらかと言うと風が弱まった木曜日の方がハードなサイズながら整った雰囲気があり、アウトをメインに形のまとまりや波数が確保されたサイズ感を面ツルで対応できたのは朝の時間帯に限られていたので、思うように潮の動きに合わせた狙い方が出来なかったように思えます。
志田1
日曜日(4/6)からは本格的な南西のオフショアを狙えていましたが、急激なサイズの落ち着きで夕方には力の弱いブレイクに変わり、干潮の変化でアウトを使える状態を確保しつつ、肩~頭サイズにあった距離や形のきっかけになるフェイスはなくなっていました。
その後も面ツルを狙えていながらサイズ不足なコンディションが続き、この日に関しても午前中の微妙な反応に腹~胸もどきなサイズを取り戻しましたが、昼からの北東によって風波にリセットされている状況です。
志田2
前回のクローズを受けて右側の堤防周辺や正面エリアでは沖に出るカレントが強まり、地形を分断しながらこれまでよりも深いセクションを残しているので、他のポイントと比較するとインサイドまで繋がる地形をキープできているものの、ピークがワイドで形の切れ目からはショルダーが途切れていて、以前のようなレギュラーの軽快さや距離感はなくなってしまいました。
志田3
左側にも地形のまとまりが残っていましたが、ピークがハッキリしないサイズではフェイスの乗りしろが少ない様子です。
この先大きくなる潮の変化に深いセクションを解消するタイミングがありそうですが、ワイドなピークや形のバラつきが厄介かもしれません。
上げ始めからの波のまとまりにもウネリのきっかけがないと好条件を狙えないので、このままではボヨつく一方な印象です。

太東

4/9(水)14時半頃の様子から地形を判断します。満タンの潮止まりです。
前回のクローズはカレントの強まりを含めてここもハードな雰囲気になっていましたが、更新以降の風の弱まりから土曜日(4/5)までの南東コンディションの対応に関しては他よりも控えめなサイズながら悪影響も少なく、肩前後の比較的素直なウネリの反応を狙えていた印象です。
太東1
アウトからのなんとなくなレギュラーから堤防周辺のハッキリしたブレイクはショートボードにとっても滑りが良かったので、サイズをキープした期間は距離を狙えるの易しいブレイクに人が集まっていました。
太東2
しかし、以前狙えた夕方の干潮がなくなり、今週の控えめな潮の動きには日曜日(4/6)からのオフショアのサイズダウンやリセットされたこの時の北東の風波では対応できるエリアが確保されず、特にボヨついた様子もありませんがサイズ不足な状況が狙いをショアブレイクのみにしています。
太東3
潮の動きや最近のサイズによってカレントセクションの深さが目立っているものの、地形としては他よりも影響が少なく、同じ腹前後のサイズがあればレギュラーのまとまりや距離を狙えるブレイクをキープできていると思うので、多少のウネリと干潮の変化を取り戻せればロングボードで遊べる波が復活しそうです。

夷隅

4/9(水)15時半頃の地形チェックレポートとなります。潮は引き始めです。
夷隅1
太東と同じく、他のポイントで厄介になっていたサイズに狙える可能性が残り、前回のクローズで広がったインサイドを基準に対応が復活できるチャンスがありましたが、金(4/4)~土曜日(4/5)の南東コンディションによってオンショアな雰囲気にされ、その後のサイズの落ち着きや控えめな潮の動きに狙い目を奪われていたので、余計なサイズが残っていながらも木曜日(4/3)のハードな対応しかタイミングがなかった雰囲気です。
夷隅2
日曜日(4/6)からの南西の風がオンショアになり、カレントは解消されているもののサイズ不足なコンディションと重なって絶望的な様子が続いているので、この時の潮位に原因はありつつ地形に対する反応を伺えませんでした。
このサイズでは以前と変わりない様子でしたが、クローズ後の仕上がりがこの先の潮位の変化に反応してほしいです。
夷隅3
今のところインサイドの対応に変わりなく、ピークの出現や形のまとまりはカレント次第ですが、胸以上のウネリの反応に遊べるショアブレイクを取り戻してもらいたいです。

今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。

前回の更新以降もチェック頃のクローズが残したサイズによってアウトの広範囲なブレイクが頻繁になり、カレントの影響を受けた不安定な形は狙い所を探せず落ち着き待ちな状態から始まりました。
木曜(4/3)の風の弱まりで波のまとまりや整った雰囲気が復活し始めていたので、オフショア予報の中でサイズの調整ができる期間にも思えましたが、朝凪の狙い目は確保されつつ日中の東風に面ツルを邪魔されてしまい、太東以外ではオンショア気味た雰囲気がフェイスの滑りを悪くしていて、結果的にはウネリのきっかけを残してくれたものの、上級者にとってはせっかくのサイズと潮時の変化を思い通りに楽しめなかったかもしれません。
日曜日(4/6)からは本格的な南西コンディションの期間に入り、お手軽な胸~肩サイズに週末のファンサーフを期待できましたが、オフショアの強まりがサイズダウンを早めていたので、午後の干潮にかけて力の弱い波質に変わり、この日の時点でほどよいサイズ感が一瞬でなくなっていました。
さて、この先の波に関しては現状の高気圧からのきっかけに可能性はあるものの、南西コンディションの強まりに妨害されて反応が悪い雰囲気になっていて、その後も頻繁な気圧配置の入れ替わりはありつつ今のところウネリを届けてくれそうな様子はないので、コンディションの変化に風の強まりが加わる予報からも風波がサイズになるかもしれませんが、今回の波質に期待はできない状況です。
ウネリがリセットされてからの最近の様子からは、クローズの影響が残る地形のまとまりの悪さが際立ち、対応できていたエリアに対してもフェイスのシフトや重なりが増えている状況です。
形がハッキリしていないアウトの仕上がりやミドルエリアの深さに距離を狙えず、分断された地形が干潮時に形をバラけてしまったり、満タン前後のボヨつきを誘発しやすいと思います。
潮の干満差が大きくなる期間なので前回より極端な変化があり、可能性のあるタイミングも一瞬で通りすぎてしまい、朝の引き始めや夕方の上げ際を基準にしたショアブレイクのまとまりが無難な対応になるかもしれません。
サイズアップしても変化の早さが厄介な雰囲気です。

最後に、水温です。
北東コンディションが水温の低下を誘導しつつ、13~14℃をキープしていた状態に南西コンディションの緩みが加わったので、ブーツ無しで対応する人も増えていましたが、今のところ外気のわりにハッキリした水温の上昇はありません。



[プロサーファー紹介:関田秀俊] photo DSC_0045

・1986.03.02生

・ホームブレイク:太東~東浪見

・スポンサー:crystal dream surfboard / Holly wetsuits / gonzo surf / simple surf / ELECTRIC / DAKINE / LUMINOX / 波音

・お気に入りの海外トリップ:これからは知らないところに行ってみたい!

・趣味:フィッシング(ブラックバス/シーバス)
gatyapin_2

生まれも育ちも岬町太東の生粋のローカルサーファーとして、2006年にJPSA公認プロを取得。

スタイリッシュなサーフィンに加え、コンペよりもソウルフルにサーフィンを楽しむスタイルと、その人柄から「ガチャピン」の愛称で親しまれ人望も厚い。

サーフィン歴25年以上の波と地形の関係を読み取る眼力に加え、地元太東の漁師として毎日このエリアの海に接して来た経験値に裏付けられた、漁師ならではの「海」に関する知識も豊富。

千葉北 エリア 週間波予想
(taka)

  • ウネリの期待度( 千葉北 )

    グラフ 15 (火)
    グラフ 16 (水)
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    グラフ 18 (金)
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