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千葉北 エリア 波概況

明日は徐々にウネリが落ち着いてくる可能性もある。

[ビギナーアドバイス]


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更新予定時刻
07:00 / 11:00 / 18:45

BCM SurfPatrol プロサーファー週間エリア概況 - 最新記事

関田秀俊

photo
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間地形レポート」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。


低気圧が遅れて発達したので、火曜日(1/22)からのオンショアで対応を悪くされているものの、水曜日(1/23)の時点では北西コンディションに負けないウネリでサイズアップしている状況でした。

それでは、地形レポートです!

一宮

1/21火曜日10時頃の様子から地形をレポートします。潮は引き始めです。前回以降も前半の落ち着き傾向なサイズに物足りなさを感じていましたが、西高東低が解除されていた気圧配置からは沖に抜けた高気圧の移動や微妙な低気圧の通過によって日曜日(1/19)の時点でウネリの雰囲気を取り戻していたので、前日の弱いオフショアコンディションをメインにこの日の朝にかけて悪影響の少ない胸〜肩ブレイクを狙えていた状況です。
一宮1
残念ながらこの日に強まり始めた北〜北東のコンディションがポイント全体にヨレや重なりを目立たせてしまい、左側の堤防周辺に残る安定した手前の形のまとまりと風を防いだフェイスが基準になっていましたが、正面右側に関しても堤防周辺のレギュラーの形をキープしながら中央寄りにかけてピークを選べていて、オンショアな雰囲気ながら乗りしろのあるフェイスを探せていました。
一宮2
地形としてはこれまでと変わらないピークのポジションや形をキープしている様子ですが、ここ数週間で狙えたコンディションのウネリやカレントによって正面のチビ堤防周辺から右側にかけてミドルエリアの広がりを感じるので、中間の深いセクションでの形のまとまりを残しつつ、アウトから反応するサイズのワイドなブレイクが気になる印象です。
一宮3
胸〜肩までの雰囲気に対してはスムーズな乗り心地を狙える引きの変化を基準に潮の動きを調整できそうですが、頭以上のサイズが目立つコンディションになるとカレントの強まりが干潮時の形のバラつきや上げ際のボヨつきを強めてしまうかもしれません。

サンライズ

火曜日1/21の11時半頃の状況から地形をジャッジします。潮は引きのハーフタイドに近い時間帯です。ここも高気圧や低気圧の移動によって日曜日(1/19)の時点でウネリの雰囲気を取り戻していて、復活した前日の胸〜肩近いセットと穏やかなオフショアコンディションが前回以降の狙い目となり、整ったフェイスと距離を滑れるブレイクを探せていた印象です。
サンライズ1
この日の風の強まりによって朝イチをすぎた時点でヨレや重なりが気になる状態に変わってしまい、引きの潮の動きが始まってからは全体的に余計なカレントも加わり、形をキープした波もフェイスの重なりが複雑な乗り心地になっていました。
サンライズ2
地形の様子からは右側のインサイドに複雑さが残りながら、ここも全体的にインサイド〜ミドルエリアの広がりを感じるので、一見すると左側や正面エリアの深いセクションが解除されて広範囲な対応を取り戻していましたが、ウネリや風の強まりによってはバラけたカレントが所々で強まる傾向でもあり、ピークのポジションをキープしていたり距離を滑りやすくなりつつ、これまでの形と比べてまとまりの悪さやワイドなブレイクも目立ちそうな状況です。
サンライズ3
地形の広がりは潮の動きに合わせてスモールコンディションの対応に可能性があるものの、力の弱い波質にとっては微妙な複雑さが見た目通りの形を狙い難くしそうでした。引き始めからの水捌けの良さはスムーズなブレイクを探せる狙い目ですが、上げ始めてからの全体的なボヨつきの広がりも気になる状態です。

東浪見

1/21火曜日12時半頃の様子から地形を判断します。潮は引きのハーフタイドです。サイズや波数としては一宮やサンライズより控えめだったものの日曜日(1/19)の反応でここも胸近いサイズのセットが復活していたので、地形の対応が狭くなった前回以降の落ち着き傾向な状態やフラットな印象からミドルエリアのブレイクを取り戻し、前日のオフショアと引き始めからの潮の動きはお手頃ブレイクを狙えるコンディションだったと思います。
東浪見1
前回の反応の広がりを含めても正面〜右寄りに関してはこれまでよりもサイズに対して広範囲な対応をキープしていて、地形に沿ったブレイクで距離を狙えそうなレギュラーの雰囲気は残っていましたが、この日の風の強まりはオンショアのヨレや重なりによっての形や距離感を台無しにされてしまい、引きの変化はブレイクのスムーズさを確保しながらも余計なカレントがピークや形をバラけていた状況です。
東浪見2
左側のレフトの不安定さと右側のレギュラーのボヨつきが気になり、左右の地形で形のないまとまりとカレントの余韻が残る仕上がりに距離を狙い難くされてしました。
東浪見3
正面エリア地形の広がりをメインにして対応の変化に期待したいですが、インサイドの広がりによってセクションを区切るカレントが発生する可能性があり、遠浅な仕上がりを狙えながらも波向やサイズによって変化が激しく、他のポイントよりピークのポジションや距離を乗れるフェイスの反応が不安定だった様子です。

志田

1/21火曜日14時頃の地形レポートです。潮は干潮寸前です。前回の広範囲な対応を含めてここ数週間で程よく反応していたウネリの働きによってビーチの侵食やミドルエリアの広がりを感じていて、カレントの複雑なセクションが解消されて癖のない仕上がりをキープしている状況や、最近の午後の引きの潮位が重なってからは夏場のような変化にスモールコンディションの対応もキープできていたようです。
志田下2
ただ、前回以降の落ち着き傾向サイズ感では遊べる形や距離を乗れる波が日に日に少なくなってしまい、風の弱まりと素直な地形を狙えつつサイズ不足なコンディションが残念な雰囲気を増やしていました。
ここにとっても日曜日(1/19)に反応した東ウネリのきっかけで控えめながらに胸前後のセットが復活し、オフショアの弱さでスムーズなフェイスを探せていましたが、地形の広がりと干潮の変化によって以前ほどのピークのまとまりや形をキープしたフェイスを狙えず、波向からも左側半分のエリアをメインにワイドなブレイクが目立っていた印象です。
志田2
しかし、右側のピークから正面寄りに残るレギュラーの切れ目に関してはワイドなコンディションの中に形の雰囲気が残されていて、干潮前後の地形の干上がりや満タン時のボヨつきを除くと引きのスムーズさや上げ際のまとまりにきっかけを探せていたと思います。
志田3
控えめなサイズ感やインサイドのショアブレイク気味た反応に苦戦するかもしれませんが、他よりも走り重視な地形に可能性が残されている状態です。

太東

火曜日(1/21)15時頃の地形チェックです。干潮の潮止まりです。ここ数週間のパターンと変わらず、前回以降も週末にかけてのフラットな状況が残念な雰囲気になっていたものの、日曜日(1/19)からの東ウネリの反応で控えめながらここにとってもサイズのきっかけが届き、最近の干潮の変化で地形の浅さが強調され、引き始めから夕方の狙い目で広範囲な対応を狙えていました。
太東1
一宮〜東浪見区間と比べてウネリの働きはありませんでしたが、これまでの仕上がりに微妙な地形の広がりもありそうで、オンショアの悪影響や潮の動きとは別にワイドなピークやブレイクが増えた印象です。
太東2
前日のサイズと穏やかなコンディションで満タン時の形のまとまりから引きの広範囲な変化を遊べましたが、この日の風波寄りな反応では常時フェイスのヨレや重なりが気になり、潮位の高さとボヨつきが乗り心地を弱くしていた様子です。
太東3
今のところ膝〜腰サイズに対応できる手前の地形や腰〜腹以上で反応する堤防周辺のレギュラーが確保され、サイズ次第なブレイクや形を狙える状況です。

夷隅

1/21火曜日の16時頃の地形チェックレポートとなります。潮は上げ始めです。予想していたより反応が遅れ、低気圧の発達が控えめだった状況からは前回の時点で求めていたようなサイズにはならず、干潮の動きにも期待していましたが特別な変化はありませんでした。
いすみ1
前日の反応の方がサイズ感がしっかりしていて、ウネリのキープは感じつつこの時の様子からは北風の強まりによってリセットされた印象がありました。
いすみ2
干潮の変化でインサイドの浅さや広さを感じながら、No.1のテトラ周辺を除くと今回も対応できる地形がなく、カレントでシフトするピークの雰囲気はあるもののブレイクしないままビーチ際のショアブレイクになってしまい、ミドル〜アウトの深さによって期待に繋がる反応は見つかりません。
いすみ3
ショアブレイク狙いにしても一宮方面を基準にした方が距離や無難な形を狙えるので、極端なサイズの反応と西高東低のオフショアが重ならない限り今のところここに拘る波はないと思います。

今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。

上記の通り、前回以降も土曜日にかけての冬型の北西コンディションとウネリを失った状態が重なっていたので、一宮方面のオフショアや風の弱まりはこのエリア全域で整った波や素直な反応を狙えていながら、更新後のサイズダウンは地形の対応が狭くなってしまい、午後の潮の動きに助けられてブレイクするエリアを確保しつつ、水量のない波に対しても浮力の強いボードの方が乗り心地を楽しめるブレイクが多かったと思います。
しかし、その後は西高東低の解除と沖に抜けた高気圧の移動で東ウネリのきっかけができていて、微力ながら弱い低気圧の移動も加わり、日曜日から徐々に波数やセットのサイズ感を取り戻したので、月曜日の胸〜肩近い反応はオフショアの穏やかさに守られて素直なブレイクと面ツルが確保されていました。
この日限定でしたが一宮〜東浪見周辺をメインに太東区間にかけて普段より距離を乗れる波を探せていて、潮の動きによって変わる地形の対応も楽しめたと思います。
さて、この先の波は北西コンディションに負けていない水曜日(1/22)のサイズ感でウネリをキープできそうなので、日本海側を通過する低気圧が絡んだ木曜日(1/23)の南西や金曜日(1/24)の風の弱まりに狙い目がありそうですが、その後は太平洋側で発生する低気圧の発達や、入れ替わる西からの低気圧に影響されて風の強まりとコンディションの変化が激しい予報です。
荒れたコンディションの中に風の変わり目を狙えるチャンスはあるものの、限られたタイミングと潮の動きを当てるのも難しく、低気圧のポジションによっては厄介なサイズが形をキープできないかもしれません。
ここ数日の夕方の干潮が大きな変化になっていて、各ポイントでお手軽なサイズにとって可能性のある潮の動きが週末にかけて続きますが、サンライズ〜志田区間のようにインサイドの浸食やミドルエリアの広がりが目立っている地形もあるので、胸〜肩範囲の対応は良くなっていても堤防よりアウトからブレイクするサイズや潮位に対してワイドなピークや形を保てない波が増えそうです。
来週(1/27W)の潮位の高さは余計なサイズの対応を助けてくれそうですが、サイズが上がるほどビーチの浸食や手前のエリアを極端な変化にする雰囲気もあって、程よく拡大している仕上がりを分断したりフェイスが途切れるカレントセクションを残してしまうので、地形にとってもサイズアップが悪影響になり、お手軽なコンディションをキープしてほしい状況です。
最後に、水温ですが、今のところ11~12℃に戻っていますが、前回以降で今季最低の10℃以下になった日がありました。
南風のコンディションの一瞬の緩みに期待しながらも水温はしっかり大寒な雰囲気なので、この先の北西〜北東コンディションの強まりはフル装備が基本の厳しい冷え込みが予想されます。


[プロサーファー紹介:関田秀俊]
photo DSC_0045

・1986.03.02生

・ホームブレイク:太東~東浪見

・スポンサー:crystal dream surfboard / Holly wetsuits / gonzo surf / simple surf / ELECTRIC / DAKINE / LUMINOX / 波音

・お気に入りの海外トリップ:これからは知らないところに行ってみたい!

・趣味:フィッシング(ブラックバス/シーバス)
gatyapin_2

生まれも育ちも岬町太東の生粋のローカルサーファーとして、2006年にJPSA公認プロを取得。

スタイリッシュなサーフィンに加え、コンペよりもソウルフルにサーフィンを楽しむスタイルと、その人柄から「ガチャピン」の愛称で親しまれ人望も厚い。

サーフィン歴25年以上の波と地形の関係を読み取る眼力に加え、地元太東の漁師として毎日このエリアの海に接して来た経験値に裏付けられた、漁師ならではの「海」に関する知識も豊富。

BCM SurfPatrol プロサーファー週間エリア概況 - 最新記事

関田秀俊

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皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間地形レポート」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。


低気圧が遅れて発達したので、火曜日(1/22)からのオンショアで対応を悪くされているものの、水曜日(1/23)の時点では北西コンディションに負けないウネリでサイズアップしている状況でした。

それでは、地形レポートです!

一宮

1/21火曜日10時頃の様子から地形をレポートします。潮は引き始めです。前回以降も前半の落ち着き傾向なサイズに物足りなさを感じていましたが、西高東低が解除されていた気圧配置からは沖に抜けた高気圧の移動や微妙な低気圧の通過によって日曜日(1/19)の時点でウネリの雰囲気を取り戻していたので、前日の弱いオフショアコンディションをメインにこの日の朝にかけて悪影響の少ない胸〜肩ブレイクを狙えていた状況です。
一宮1
残念ながらこの日に強まり始めた北〜北東のコンディションがポイント全体にヨレや重なりを目立たせてしまい、左側の堤防周辺に残る安定した手前の形のまとまりと風を防いだフェイスが基準になっていましたが、正面右側に関しても堤防周辺のレギュラーの形をキープしながら中央寄りにかけてピークを選べていて、オンショアな雰囲気ながら乗りしろのあるフェイスを探せていました。
一宮2
地形としてはこれまでと変わらないピークのポジションや形をキープしている様子ですが、ここ数週間で狙えたコンディションのウネリやカレントによって正面のチビ堤防周辺から右側にかけてミドルエリアの広がりを感じるので、中間の深いセクションでの形のまとまりを残しつつ、アウトから反応するサイズのワイドなブレイクが気になる印象です。
一宮3
胸〜肩までの雰囲気に対してはスムーズな乗り心地を狙える引きの変化を基準に潮の動きを調整できそうですが、頭以上のサイズが目立つコンディションになるとカレントの強まりが干潮時の形のバラつきや上げ際のボヨつきを強めてしまうかもしれません。

サンライズ

火曜日1/21の11時半頃の状況から地形をジャッジします。潮は引きのハーフタイドに近い時間帯です。ここも高気圧や低気圧の移動によって日曜日(1/19)の時点でウネリの雰囲気を取り戻していて、復活した前日の胸〜肩近いセットと穏やかなオフショアコンディションが前回以降の狙い目となり、整ったフェイスと距離を滑れるブレイクを探せていた印象です。
サンライズ1
この日の風の強まりによって朝イチをすぎた時点でヨレや重なりが気になる状態に変わってしまい、引きの潮の動きが始まってからは全体的に余計なカレントも加わり、形をキープした波もフェイスの重なりが複雑な乗り心地になっていました。
サンライズ2
地形の様子からは右側のインサイドに複雑さが残りながら、ここも全体的にインサイド〜ミドルエリアの広がりを感じるので、一見すると左側や正面エリアの深いセクションが解除されて広範囲な対応を取り戻していましたが、ウネリや風の強まりによってはバラけたカレントが所々で強まる傾向でもあり、ピークのポジションをキープしていたり距離を滑りやすくなりつつ、これまでの形と比べてまとまりの悪さやワイドなブレイクも目立ちそうな状況です。
サンライズ3
地形の広がりは潮の動きに合わせてスモールコンディションの対応に可能性があるものの、力の弱い波質にとっては微妙な複雑さが見た目通りの形を狙い難くしそうでした。引き始めからの水捌けの良さはスムーズなブレイクを探せる狙い目ですが、上げ始めてからの全体的なボヨつきの広がりも気になる状態です。

東浪見

1/21火曜日12時半頃の様子から地形を判断します。潮は引きのハーフタイドです。サイズや波数としては一宮やサンライズより控えめだったものの日曜日(1/19)の反応でここも胸近いサイズのセットが復活していたので、地形の対応が狭くなった前回以降の落ち着き傾向な状態やフラットな印象からミドルエリアのブレイクを取り戻し、前日のオフショアと引き始めからの潮の動きはお手頃ブレイクを狙えるコンディションだったと思います。
東浪見1
前回の反応の広がりを含めても正面〜右寄りに関してはこれまでよりもサイズに対して広範囲な対応をキープしていて、地形に沿ったブレイクで距離を狙えそうなレギュラーの雰囲気は残っていましたが、この日の風の強まりはオンショアのヨレや重なりによっての形や距離感を台無しにされてしまい、引きの変化はブレイクのスムーズさを確保しながらも余計なカレントがピークや形をバラけていた状況です。
東浪見2
左側のレフトの不安定さと右側のレギュラーのボヨつきが気になり、左右の地形で形のないまとまりとカレントの余韻が残る仕上がりに距離を狙い難くされてしました。
東浪見3
正面エリア地形の広がりをメインにして対応の変化に期待したいですが、インサイドの広がりによってセクションを区切るカレントが発生する可能性があり、遠浅な仕上がりを狙えながらも波向やサイズによって変化が激しく、他のポイントよりピークのポジションや距離を乗れるフェイスの反応が不安定だった様子です。

志田

1/21火曜日14時頃の地形レポートです。潮は干潮寸前です。前回の広範囲な対応を含めてここ数週間で程よく反応していたウネリの働きによってビーチの侵食やミドルエリアの広がりを感じていて、カレントの複雑なセクションが解消されて癖のない仕上がりをキープしている状況や、最近の午後の引きの潮位が重なってからは夏場のような変化にスモールコンディションの対応もキープできていたようです。
志田下2
ただ、前回以降の落ち着き傾向サイズ感では遊べる形や距離を乗れる波が日に日に少なくなってしまい、風の弱まりと素直な地形を狙えつつサイズ不足なコンディションが残念な雰囲気を増やしていました。
ここにとっても日曜日(1/19)に反応した東ウネリのきっかけで控えめながらに胸前後のセットが復活し、オフショアの弱さでスムーズなフェイスを探せていましたが、地形の広がりと干潮の変化によって以前ほどのピークのまとまりや形をキープしたフェイスを狙えず、波向からも左側半分のエリアをメインにワイドなブレイクが目立っていた印象です。
志田2
しかし、右側のピークから正面寄りに残るレギュラーの切れ目に関してはワイドなコンディションの中に形の雰囲気が残されていて、干潮前後の地形の干上がりや満タン時のボヨつきを除くと引きのスムーズさや上げ際のまとまりにきっかけを探せていたと思います。
志田3
控えめなサイズ感やインサイドのショアブレイク気味た反応に苦戦するかもしれませんが、他よりも走り重視な地形に可能性が残されている状態です。

太東

火曜日(1/21)15時頃の地形チェックです。干潮の潮止まりです。ここ数週間のパターンと変わらず、前回以降も週末にかけてのフラットな状況が残念な雰囲気になっていたものの、日曜日(1/19)からの東ウネリの反応で控えめながらここにとってもサイズのきっかけが届き、最近の干潮の変化で地形の浅さが強調され、引き始めから夕方の狙い目で広範囲な対応を狙えていました。
太東1
一宮〜東浪見区間と比べてウネリの働きはありませんでしたが、これまでの仕上がりに微妙な地形の広がりもありそうで、オンショアの悪影響や潮の動きとは別にワイドなピークやブレイクが増えた印象です。
太東2
前日のサイズと穏やかなコンディションで満タン時の形のまとまりから引きの広範囲な変化を遊べましたが、この日の風波寄りな反応では常時フェイスのヨレや重なりが気になり、潮位の高さとボヨつきが乗り心地を弱くしていた様子です。
太東3
今のところ膝〜腰サイズに対応できる手前の地形や腰〜腹以上で反応する堤防周辺のレギュラーが確保され、サイズ次第なブレイクや形を狙える状況です。

夷隅

1/21火曜日の16時頃の地形チェックレポートとなります。潮は上げ始めです。予想していたより反応が遅れ、低気圧の発達が控えめだった状況からは前回の時点で求めていたようなサイズにはならず、干潮の動きにも期待していましたが特別な変化はありませんでした。
いすみ1
前日の反応の方がサイズ感がしっかりしていて、ウネリのキープは感じつつこの時の様子からは北風の強まりによってリセットされた印象がありました。
いすみ2
干潮の変化でインサイドの浅さや広さを感じながら、No.1のテトラ周辺を除くと今回も対応できる地形がなく、カレントでシフトするピークの雰囲気はあるもののブレイクしないままビーチ際のショアブレイクになってしまい、ミドル〜アウトの深さによって期待に繋がる反応は見つかりません。
いすみ3
ショアブレイク狙いにしても一宮方面を基準にした方が距離や無難な形を狙えるので、極端なサイズの反応と西高東低のオフショアが重ならない限り今のところここに拘る波はないと思います。

今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。

上記の通り、前回以降も土曜日にかけての冬型の北西コンディションとウネリを失った状態が重なっていたので、一宮方面のオフショアや風の弱まりはこのエリア全域で整った波や素直な反応を狙えていながら、更新後のサイズダウンは地形の対応が狭くなってしまい、午後の潮の動きに助けられてブレイクするエリアを確保しつつ、水量のない波に対しても浮力の強いボードの方が乗り心地を楽しめるブレイクが多かったと思います。
しかし、その後は西高東低の解除と沖に抜けた高気圧の移動で東ウネリのきっかけができていて、微力ながら弱い低気圧の移動も加わり、日曜日から徐々に波数やセットのサイズ感を取り戻したので、月曜日の胸〜肩近い反応はオフショアの穏やかさに守られて素直なブレイクと面ツルが確保されていました。
この日限定でしたが一宮〜東浪見周辺をメインに太東区間にかけて普段より距離を乗れる波を探せていて、潮の動きによって変わる地形の対応も楽しめたと思います。
さて、この先の波は北西コンディションに負けていない水曜日(1/22)のサイズ感でウネリをキープできそうなので、日本海側を通過する低気圧が絡んだ木曜日(1/23)の南西や金曜日(1/24)の風の弱まりに狙い目がありそうですが、その後は太平洋側で発生する低気圧の発達や、入れ替わる西からの低気圧に影響されて風の強まりとコンディションの変化が激しい予報です。
荒れたコンディションの中に風の変わり目を狙えるチャンスはあるものの、限られたタイミングと潮の動きを当てるのも難しく、低気圧のポジションによっては厄介なサイズが形をキープできないかもしれません。
ここ数日の夕方の干潮が大きな変化になっていて、各ポイントでお手軽なサイズにとって可能性のある潮の動きが週末にかけて続きますが、サンライズ〜志田区間のようにインサイドの浸食やミドルエリアの広がりが目立っている地形もあるので、胸〜肩範囲の対応は良くなっていても堤防よりアウトからブレイクするサイズや潮位に対してワイドなピークや形を保てない波が増えそうです。
来週(1/27W)の潮位の高さは余計なサイズの対応を助けてくれそうですが、サイズが上がるほどビーチの浸食や手前のエリアを極端な変化にする雰囲気もあって、程よく拡大している仕上がりを分断したりフェイスが途切れるカレントセクションを残してしまうので、地形にとってもサイズアップが悪影響になり、お手軽なコンディションをキープしてほしい状況です。
最後に、水温ですが、今のところ11~12℃に戻っていますが、前回以降で今季最低の10℃以下になった日がありました。
南風のコンディションの一瞬の緩みに期待しながらも水温はしっかり大寒な雰囲気なので、この先の北西〜北東コンディションの強まりはフル装備が基本の厳しい冷え込みが予想されます。


[プロサーファー紹介:関田秀俊] photo DSC_0045

・1986.03.02生

・ホームブレイク:太東~東浪見

・スポンサー:crystal dream surfboard / Holly wetsuits / gonzo surf / simple surf / ELECTRIC / DAKINE / LUMINOX / 波音

・お気に入りの海外トリップ:これからは知らないところに行ってみたい!

・趣味:フィッシング(ブラックバス/シーバス)
gatyapin_2

生まれも育ちも岬町太東の生粋のローカルサーファーとして、2006年にJPSA公認プロを取得。

スタイリッシュなサーフィンに加え、コンペよりもソウルフルにサーフィンを楽しむスタイルと、その人柄から「ガチャピン」の愛称で親しまれ人望も厚い。

サーフィン歴25年以上の波と地形の関係を読み取る眼力に加え、地元太東の漁師として毎日このエリアの海に接して来た経験値に裏付けられた、漁師ならではの「海」に関する知識も豊富。

千葉北 エリア 週間波予想
(S50)

  • ウネリの期待度( 千葉北 )

    グラフ 24 (金)
    グラフ 25 (土)
    グラフ 26 (日)
    グラフ 27 (月)
    グラフ 28 (火)
  • 週間予想

  • ウネリの期待度( 千葉北 )

    グラフ 24 (金)
    グラフ 25 (土)
    グラフ 26 (日)
    グラフ 27 (月)
    グラフ 28 (火)
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