Tavarua Fiji
南半球で冬となる乾季の4〜10月がコンスタントにサーフィン可能なメインシーズンと いえる。オーストラリアの南で形成される低気圧からのウネリが主なスウェル。また 11〜3月頃の夏も、島の南に位置した時の熱帯性のサイクロンからのウネリがフィジー 全体にしっかりとしたウネリをもたらす。フィジーは全体的に南東貿易風の吹かない朝 がベストコンディションとなることが多い。
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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4〜7 | 4〜7 | 4〜9 | 4〜9 | 6〜10 | 6〜10 | 6〜10 | 6〜10 | 6〜10 | 4〜9 | 4〜7 | 4〜7 |
フィジーといえば有名なのが、さまざまなメディアで取り上げられることの多いクラウドブレイクポイントを有するタバルアアイランドである。空港のあるビチレブ本島からボートで30分程度の距離にあるが、タバルアはサーフキャンプ制を取っている島であり、タバルア滞在のゲストのみがサーフィン可能となる。レフトのスーパーチューブで知られるクラウドブレイクのほか、リゾートのレストラン正面に位置するグーフィーブレイクのレストランポイントもあるが、共にシャローボトムのエキスパートオンリーのブレイクと考えた方がいい。また、タバルアの北西側に位置するナモツアイランドもサーフキャンプスタイルのリゾートとして有名。タバルアの波に対してメローなブレイクとなり、日本人向きといっても良いだろう。メインはナモツレフトで、イージーなロンググーフィーを楽しむことができる。もちろん、島のゲストのみサ−フ可となる上、ナモツ自体の収容人数が少ないため、のんびりとサーフすることができる。フィジーにヒットするベストなウネリはオーストラリアの南で形成される低気圧などによるものが多い。前線はオーストラリアの東側からニュージーランドのある南太平洋を通り、フィジーの方へ向かってくる。この前線は1年を通じて発生するが、最もコンスタントに発生するのが3〜9月頃で、南半球では冬となる乾季のシーズン。さらに、島の南に位置した時の熱帯性のサイクロンも、11〜3月頃の夏の間、フィジーにしっかりとしたウネリをもたらす。この時期が雨季になるが、シャワー程度で1日を通して降り続けるような雨ではない。このナモツレフトのピークの反対側にはレギュラー(ナモツライト)もブレイクしているが、シャローボトムな上、とても速い。ウネリの向きやサイズにより時折サーフ可能になることもある。また、隣のタバルア側でブレイクするスイミングプールポイントは、タバルアをバックにナモツゲストのみが入れるポイントだが、ウネリが入りづらいため、かなりサイズアップしないとブレイクしない。全てパドルでのゲッティングアウトも可能だが、基本的にはリゾートのボートでの送迎となる。なお、フィジー全体にいえることだが、貿易風のない朝がクリーンなコンディションなので逃さぬようにしたい。ところで、全体をバリアリーフで囲まれているフィジーでは、大きめのボートをチャーターすれば混雑のないポイントを見つけることができるが、シャローリーフが多い上、島沿いのパス(棚)だけではなく島から離れたパス(棚)でサーフするポイントも多いので、充分な注意が必要となる。リーシュが切れたら、もしケガをしたらと、もしもの時のために自分のボートの位置を常に把握してサーフするように。ところで、ビチレブ本島にもホローなアウターリーフのナタンドラポイント(サイズがある時は岸際のインサイドでもサーフ可)や、ハイダウェー(ホテル前)などのリーフポイントのほか、空港のあるナンディから車で2時間ほどの河口 & サンドのシンガトカポイントなどがある。ただし、スコールの後などは流木なども多く、危険なので注意が必要。このような時はエサを求めたサメなどがインサイドに来ていることも多い。更に、本島からタバルア、ナモツを経由するとウィルクスポイント、ディスパレーションポイントなどもある。ナモツ、タバルア以上にウネリに敏感とも言われるが、このあたりはサーフリゾート側で入れない。しかし本島からのサーファーも多く、さらに高レベルなオージーなどの外国人で混雑することも多いとのこと。また、更に北上するとマナ島などもある。ビチレブ本島からのボートチャーターで1日$100くらいからあるので、数名で行ってみるのも良いかもしれない。
☆ワンポイントメモ
蚊がいるので、虫よけスプレー・かゆみ止めは持っていった方が良い。オージーが多く、英語が至るところで使われている。しかもフレンドリー。キャンプの島では発電機などにより電気はあるが、夜は切れてランプが渡される。水は貴重で、滞在期間を通じて決められた量を渡されるのでシャワーなどに利用できる。これらを通じて、水の貴重さなどを含めて大自然を感じられるのが良い。リゾートではシュノーケリング、ダイビングはもちろん、ホエールウォッチングや釣りなどのオプションプランもあるのでサーフしない人でもそれなりに楽しめる。ちなみに料理はインド系が多い。
基本情報
- 公用語
- 英語、フィジー語、ヒンドゥー語
- 通過
- フィジー・ドル
- 経路
- エアパシフィック、日本航空などから直行便あり
- 時差
- +3時間
- 注意
- 麻薬の不法生産、所持、販売などは麻薬取締法により懲役刑となる。外国人といえども例外はない。また、報奨金目当てに麻薬類を観光客に売りつけて直後に密告するというケースもあるらしいので、一切関わらないこと。道路事情や交通マナーも日本に比べて格段に悪いので、運転はもとより道路の横断にも細心の注意が必要。基本的に治安は悪くないのだが、けんか騒ぎの多発するディスコや夜間の1人歩きは慎むほうが無難。また、どの海岸もライフセーバーなどはいないので気を付けよう。また、雨の後の河口ではサメが頻繁に出没するので注意。
※常に情勢は変化するので外務省へのリンクを活用して下さい。 - 外務省HP
- フィジー の危険情報・スポット情報・広域情報