Oahu Island (N・W)
10〜3月がビッグスウェルが入るシーズン。冬のアリューシャン沖で発達した低気圧か らの北〜北西〜西ウネリが入る。風は貿易風が主で、北東からとなる。6〜9月ころは 夏の南ウネリが入らないため、フラットの日が続く。
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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8〜10 | 8〜10 | 8〜10 | 5〜10 | 4〜10 | 1〜3 | 1〜3 | 1〜3 | 4〜6 | 5〜10 | 8〜10 | 8〜10 |
オアフはハワイ州の中で最もポピュラーで、ベストな波が押し寄せるサーフアイランド。地理的にオアフは太平洋の真ん中に位置し、大陸棚がないという条件と相まって、パワフルなビッグスウェルがダイレクトに岸間際でブレイクする。ここでは、毎年12月に行われるWCTコンテストの会場であるパイプラインなど、大きなバレルで世界にその名を轟かせる冬のノースショアと、ウエストサイドをピックアップ。なお、ここハワイで注意すべきはハワイの各サーフポイントでは盗難が多いということ。絶対に車に貴重品を残さないことは大原則となっている。
■ノースショア
パイプライン、サンセット、ワイメアなど強烈なスーパーウェイブで御馴染みのノースショア。1月のピークを中心に10〜3月頃までの冬のシーズンがメインで、夏はほとんど波は立たない。前述した通り、この辺りのポイントでは強烈なパワフルウエイブが炸裂し、しかもボトムはリーフであることがほとんどなので、ここでエンジョイサーフィンできるのはプロクラスのエキスパートサーファーのみ、後は怖さと戦うだけで一般的な日本人のサーファーには勧められないエリアだ。波が大きい時はギャラリーにまわる方が無難といえるだろう。ただしサイズ・ポイントによっては、中級以上のサーファーならサーフィンできるコンディションに整うこともある。TVやラジオでノースショアが2〜3フィート以下、風は北東からの貿易風といった波情報が流れている日は狙い目。
この2〜3フィートのコンディションならサーフィンできるチャンスだからだ。しかし、4フィートというコンディションとなると、5〜6フィート(トリプルぐらい)のセットが入ってくることもあるので少々キツくなる。セットがとんでもないアウトで割れ、追いつく間もなく思いっきりくらってしまうことがあるので、ラジオで波情報を聞くなどして、今後の流れをつかむ事も重要である。2〜3フィートのコンディションの時に中級以上のサーファーがサーフできるポイントは、ハレイワ、ラニアケア、チャンズ、オフザウォール、エフカイビーチパーク、ププケア、ロッキーなど。しかもエフカイビーチパークとププケアはボトムがサンドで、新島のようなブレイクにもなり、日本人には最もサーフィンしやすいといえる。しかし、ノースショアのポイント全体にいえることだが、いくら波が小さくてもカレントが強く、日本の数倍のパドル力が必要となってくる場合があるので、サーフィンは短時間集中を心がけること。だらだらと長い時間海に入っていると体力も集中力もなくなり、セットの波が入ってきた時などに思わぬ事故が発生することがあるからだ。また、ハワイでサーフする時はポイント状況を良く知る、経験あるサーファーと一緒に動くこと。
●ハレイワ
レギュラーがメインとなるポイントで、テイクオフからピーキーなショルダーがインサイドのトイレットボウルまで続く。一方、グーフィーの波は比較的ショートではあるが、サイズが小さめの時は遊べることも多い。ハレイワは西ウネリの時にベストとなり、コンディションが整った時は特に混雑を見せる。3〜10フィートくらいまでサーフィン可能だが、6フィート以上になると強烈なカレントが発生し、インサイドのシャローボトムと合わせて危険なポイントとなる。
●ラニアケア
長いレギュラーのショルダーが続くポイントで、グーフィーは波のサイズが6フィート以下であれば楽しめる。北北西のウネリの時がベスト。比較的イージーなブレイクなので、サイズが小さければ中級者でもサーフィン可能。
●チャンズ
主にレギュラーのブレイクがメインとなるポイントで、2〜6フィートでサーフィン可能。西ウネリの時にベストとなる。こちらも比較的イージーなブレイクなので中級者からマニューバーを描けるサーフィンを楽しめるが、かなり混雑してしまう。
●ワイメアベイ
世界的に超有名なビッグウエイブポイントで、西北西のウネリの時がベストとなる。ノースショアの他のポイントがクローズアウトするほどの強いウネリが届いた時に真価を発揮し、10フィートオーバーでサーフィンできるが、インサイドポイントのピンボールは6〜8フィートでサーフ可能である。最大30フィートオーバーになるワイメアは、ブレイクポイントの水深は深いものの、テイクオフゾーンのホレ方と水量、そして強烈なリップが有名で、1回巻かれるとすさまじい勢いで海中深くまで引きずり込まれ、なかなか上がってこれないことが知られている。そのため、ここでサーフィンできるのはエキスパートの中でもほんの1部のサーファーに限られ、一般のサーファーがサーフィンを楽しむ術はないと言っていい。
●オフザウォール
非常に速くホローなレギュラーブレイクのポイント。しかも非常にシャローなポイントとなっているので、ピークからのチューブライディングは上級者のみに限られる。2〜8フィートまでサーフィンは可能だが、それ以上大きくなってしまうとクローズアウトになってしまう。ただ、波の小さい時に1番西側でサーフィンをするのであれば中級者でも楽しめる。
●パイプライン
通常、パイプラインのレギュラー側をバックドア、グーフィー側をパイプラインと呼ぶ。WCTの会場としても有名で、普段でも腕に自信のあるサーファーが世界中から集まり、非常に込み合うポイントである。西〜西北西のウネリがベストで、4フィートからサーフィン可能。しかし、あまり大きくなりすぎるとバックドアはクローズアウトしてしまい、パイプラインのみのサーフィンとなる。非常にシャローで、テイクオフは急なスロープ、そしてそのままチューブが巻き上げる。少しくらいなら風などのコンディションが合わなくても波に影響なくチューブを形成するが、非常に鋭いリーフのボトムだけに、波の方がサーファーを選ぶことになる。そのハードな波はトッププロでも手こずり、ケガをしてしまう場合があるほど。そして沖に向かってリーフの棚が何層もあり、大きくなるとセカンドリーフ、サードリーフとアウトのほうから割れてくる。位置的にはエフカイビーチパークのすぐ西。そしてここもエキスパートオンリーのポイントであることは言うまでもない。
●エフカイビーチパーク
2〜6フィートまでサーフィンが楽しめるビーチブレイクのポイント。中級者からOKで、レギュラー、グーフィーともにライド可能。北からのウネリの時がベストで、ファンウエイブとなることが多い。
●ロッキー
レギュラーのブレイク、グーフィーのブレイクでそれぞれロッキーライト、ロッキーレフトと呼ばれる。北西のウネリがベストで、3〜7フィートでサーフィン可能。ボトムはシャローで鋭いリーフ。特にロッキーライトは非常に浅いために危険である。一方、グーフィーはロングライドが楽しめる。ここは他と比べ、イージーな波になることが多く乗りやすいことから、非常に混雑するポイントでもある。インサイドには非常に鋭いリーフの棚があるので注意が必要。
●サンセット
冬のあらゆるウネリに反応するレギュラーの波がメインのポイント。インサイドのブレイクはポイントと呼ばれ、6フィートまでサーフィン可能だが、それ以上になってしまうとさらにアウトのミドルリーフでブレイクを見せる。ウネリの向きによって波の様相は変わるが、北西のウネリが良く、コンディションが決まった時には世界でも有数のパーフェクトレギュラーが姿を現わす。ただし、そんな時は混雑が激しく、強烈なリップ、遠いテイクオフポジションと相まって、選ばれた者のみがサーフィン可能なスペシャルポイントとなる。
■ウエストサイド(マカハサイド)
夏の南ウネリ、冬の北ウネリ、そして西ウネリと1年を通して幅広くウネリをキャッチするが、ベストは西ウネリ。代表的なポイントは、マカハ、マイリ、トラックスなどで、いずれもロック、リーフのポイントとなっている。冬は、ノースショアのサイズが大き過ぎる時でもマカハは1〜2サイズ小さくなるので、日本人にとってサーフィンできるチャンスはノースショアより多いといえる。また、トラックスはジャパニーズサーファーやBBもよくサーフするポイントで、ラインナップも岸から近く、ウエストサイドでの入門的ポイントとなっているといえよう。しかしローカルが多く、混雑は避けられない。ウエストサイドは最近さらに治安が悪くなっており、コンビニに入る時でさえも注意は必要となる。車が盗まれることもあるので気をつけること。
●マカハ
3〜30フィートまでサーフィン可能なポイント。南、北西、そして北とあらゆる方向からウネリをキャッチし、冬・夏共にサーフィンは可能となっているが、どちらかというと冬の北よりの方がグッドコンディションとなりやすい。波はクラシカルなレギュラーが特徴。しかし、ここはかなりローカリズムが強く、パーキングでも盗難が多発しているので、それなりの覚悟と対策が必要である。
●マイリ
強烈な南〜南西のウネリが届いた時にベストとなるグーフィーのポイントで、ロングショルダーが楽しめる。また、ノースショアのほとんどのポイントがクローズアウトとなるような西からのウネリでもグッドコンディションとなる。ただしアウトが遠いのでロングパドルでゲットしなければならない。ここでも車上荒しは深刻な問題となっている。
●トラックス
発電所の前でブレイクをみせるリーフ混じりのポイント。冬の西、もしくは北のウネリがベストで、コンディションが整えばエクセレントブレイクとなる。ブレイクポイントは岸から近いのでビギナーから楽しめるポイントといえよう。ただし、混雑は避けられない。
基本情報
- 公用語
- 英語
- 通過
- USドル
- 経路
- ホノルル空港へ直行便が運行
- 時差
- −19時間
- 注意
- ハワイも麻薬など薬物の取り調べは厳しくなっている。ホノルルでは、ワイキキの海岸やクヒオ通りなどの街頭で旅行者に大麻やコカインを売りつける者が多いので注意が必要。しかも、その薬物も殆どがニセモノであるとか。また、日本人を狙った窃盗や性犯罪が増えている。貴重品を金庫に預ける、見知らぬ男性の誘いに容易に応じないなど、基本的な注意事項は守ろう。治安はかなり悪く、車ごともっていかれることもある。海に行く時は現金などを持っていかないように。
※常に情勢は変化するので外務省へのリンクを活用して下さい。 - 外務省HP
- オアフ島(ノースショア・ウェストサイド) の危険情報・スポット情報・広域情報