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CT第8戦『Oi Rio Pro』ブラジリアン一色の3日目

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(見よ!この溢れんばかりの大観衆を!)
PHOTO: © WSL/Thiago Diz

ブラジル・サクアレマで開催中のCT第8戦『Oi Rio Pro』は2日間のレイデイを経て現地時間6月27日に再開。
この日も会場はメインのライト、レフト共にある「Itauna」で、公式4-6ftレンジのパワフルなブレイクを利用してメンズRound of 16とQFが進行。
ウィメンズに引き続き、メンズもベスト4が揃い残るはファイナルデイのみになりました!



ベスト4が全てブラジリアン

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(ファンの声援に応えるフィリッペ)
PHOTO: © WSL/Thiago Diz

2017年のエイドリアーノ・デ・スーザの優勝から始まり、2018年、2019年はフィリッペ・トレドが2連勝したブラジル戦。
ブラジルでのサーフィン人気も手伝い、年々会場の雰囲気もヒートアップするばかりで他国の選手には気の毒なほどブラジリアン一色に会場が染まるのがこのイベントの特徴です。

コロナ禍で2年キャンセルされた後、3年ぶりのCT。加えて母国のサポーターの後押しもあり、QFに残ったベスト8の内、6名がブラジリアン。更にSFの4名は全てブラジリアンという記録も誕生。ファイナルデイは一体どうなってしまうのだろうと心配になるほど異様な雰囲気に...。

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(3連覇目前のフィリッペ)
PHOTO: © WSL/Daniel Smorigo

ベスト4はサミュエル・プーポ、イタロ・フェレイラ、フィリッペ・トレド、ヤゴ・ドラ。

4名のブラジリアンの中でもブラジル戦2連覇中でカレントリーダーでもあるフィリッペはElimination Roundでグリフィン・コラピント(USA)を倒して話題になっていたリプレイスメントのミゲル・トゥデラ(PER)を完璧に抑え、QFでは信じられないようなエアリアルで8.60を出してコナー・オレアリー(AUS)をコンビネーションに追い込んで圧勝。
3連覇へのシナリオに向けて着々と最高の仕事をこなしています。

後半戦はブラジルの後、J-Bay、タヒチと続きますが、この日の結果によってワールドタイトルを争う「The Rip Curl WSL Finals」の最初のスポットを早くも獲得することに成功。

「ここまでのイベントと結果は最高だね。家族を残して頑張った甲斐があったよ。犠牲にしてきた全てのものを乗り越え、この結果に大満足さ。WSL Finals進出は私たちの望みであり、最初の目標。そのニュースをブラジルで聞けるなんて、本当に信じられないよ。今は、ただただ感動している。妻や子供たちと一緒にイベントに参加する機会は滅多にない。彼らと一緒にいる状況で、出場権を獲得したことは、とても意味があるね」

SFのフィリッペの相手はリプレイスメントトップのヤゴ。
歴史に残るエアー合戦になりそうです。

久々のイタロ劇場なるか?

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(イタロのサポーター)
PHOTO: © WSL/Thiago Diz

2022年はフィリッペの活躍が際立ち、影が薄いイタロですが、ポルトガルとエルサルバドルで3位に入り、ランキングでは4位と「The Rip Curl WSL Finals」の圏内にいます。
2019年のワールドチャンピオン、東京五輪の金メダリストでもある彼は母国での英雄であり、多くのファンが優勝を願っています。

Round of 16ではマイケル・ロドリゲス(BRA)に圧勝。
ミゲル・プーポ(BRA)とのQFは終了間際に8.17を出してタイスコアながらシングルスコアが上回っての勝利。
久々のイタロ劇場が幕を開け始めています。

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(イタロのエアー)
PHOTO: © WSL/Daniel Smorigo

「本当に僅差のヒートだったね。彼とはいつも素晴らしいヒートをしているけど、あれは大変だった。難しい波だったよ。今は勝てて興奮している。このコンテストでは、全てのヒートが超激戦だよね。もっと大きなスコアを出すためには、いくつかのトリックを繰り出さなければ勝てない。今日は仕事をやり遂げたという感じさ。優勝して表彰台に上るという目標に到達するには、あと2ヒートだね」

SFの相手はルーキーのサミュエル。
QFで倒したミゲルの弟であり、まだ未知数の怖い存在でもあります。

ちなみにWSLのファン投票によると現在イタロを支持している人は79%で過半数。
もう1ヒートのフィリッペ、ヤゴはフィリッペが88%で過半数を占めています。

ネクストコールは現地時間6月28日朝7時15分(日本時間の同日夜7時15分)で、20分後にスタート予定。
ウィメンズもベスト4が揃っているので、次がファイナルデイになる可能性が高いでしょう。

WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/

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