CT第5戦『Margaret River Pro』メンズ開幕!カノア、JJFなどがラウンドアップ! | サーフィンニュース BCM | コンテスト

TOPNEWS > コンテスト
NEWS / BCMサーフィンニュース

コンテスト

CT第5戦『Margaret River Pro』メンズ開幕!カノア、JJFなどがラウンドアップ!

2022429WSL3
(メンズ初日の主役になったJJF)
PHOTO: © WSL/Matt Dunbar

ウェスタンオーストラリアのマーガレットリバーを舞台としたCT第5戦『Margaret River Pro』はウィメンズのR1終了後に風が悪化してレイデイが続いていましたが、現地時間4月29日にようやく風がオフショアに変わり、公式8-12ftレンジのメインポイントでメンズのR1が進行しました。

全10戦中の5戦目とはいえ、ミッドシーズンカット前の最終イベントになるため、特に危険なラインにいる選手にとっては最終戦のような重要な一戦。
WSLのチームは明朝に予定されているR2の敗者復活戦を行うかどうかの判断もいつもより慎重に行うと公表しています。



メンズ初日の主役はJJF

2022429WSL4
(ヒート前に集中するJJF)
PHOTO: © WSL/ Aaron Hughes

マーガレットリバーらしい力強く変化に富んだ波で主役になったのは、2017年と2019年に圧倒的な強さで優勝したジョン・ジョン・フローレンス(HAW)でした。

ルーキーのルッカ・メシナス(PER)、ワイルドカードのジェイコブ・ウィルコック(AUS)とのカードで8.77のハイエストスコアを含むトータル15.60で圧勝。
サンセットビーチにも似たメインポイントの波で見せたレールワークは誰よりもスタイリッシュで誰よりもパワフルでした。

「今朝の海はエネルギーに満ち溢れていて、とてもチャレンジングだね。数日間、ウネリが大きく風が強かったけど、今日は回復して素晴らしい波になった。今日の大きな波に興奮しているよ。テイクオフしてスピードに乗ると、目の前に巨大な壁が現れる。 ハワイの波に似ているこの波が大好きなんだ。昨年、ここで怪我をしたのは残念だったけど、スポーツではよくあることさ。特にこのような波でサーフィンする時はね。復帰してWAでサーフィン出来ることに感謝しているよ」

2022429WSL6
(メインブレイク)
PHOTO: © WSL/ Aaron Hughes

マーガレットリバーでは良い思いをしているJJFですが、一方で昨年はQFで膝を負傷してシーズンを棒に振った場所でもあります。
現在ランキング3位、ここで大きな結果を残せば後半戦にイエロージャージを獲得する可能性も十分にあります。

その他、R1で目立っていたのは返り咲き組のコナー・オレアリー(AUS)、ジークことエゼキエル・ラウ(HAW)とルーキーのジャクソン・ベーカー(AUS)
特にジークとジャクソンはミッドシーズンカットで危険なラインにいるため、マーガレットリバーで結果が必要です。

カレントリーダーのフィリッペ・トレド(BRA)、ランキング2位の日本の五十嵐カノアもRound of 32へ。

2022429WSL5
(危なげなくR1をクリアしたカノア)
PHOTO: © WSL/Matt Dunbar

危険なライン上の選手

2022429WSL2
(ジョアン・チアンカ)
PHOTO: © WSL/ Aaron Hughes

ミッドシーズンカットで危険なラインにいる選手で次のRound of 32に進んだのは、オーウェン・ライト(AUS)、コナー・コフィン(USA)、レオナルド・フィオラヴァンティ(ITA)など。

また、ルーキーのジョアン・チアンカ(BRA)はコロへ・アンディーノ(USA)、ミゲル・プーポ(BRA)を相手に1位通過。
現在ランキング25位の彼がカットラインをクリアするには大きな結果が必要です。

「ここでの主な目標はファイナルデーに残ることだね。状況を好転させるためには大きな結果が必要さ。今はカットラインのことをあまり考えず、ただひたすら攻めている。WAはとても美しく、特別な場所さ。ここには良い友人もいて、緊張を和らげてくれるんだ。ツアーはタフなものだけど、ポジティブなことにエネルギーを集中させ、その結果どうなるかを見守りたいと思う」

明暗を分けたロコ

2022429WSL
(ジャック・ロビンソン)
PHOTO: © WSL/Matt Dunbar

ワイルドカードを含めて多くのロコが参加している『Margaret River Pro』

ワイルドカード時代に何度も出場経験がありながら結果を出せていないジャック・ロビンソン(AUS)はベルズ戦での3位に続き、今年こそはと地元のファンが大きな期待をしており、最終ヒートでフレデリコ・モライス(PRT)と2位を争い、僅差でラウンドアップを果たしています。

一方、ワイルドカードのジェイコブ・ウィルコック(AUS)、ローカルトライアルから勝ち上がったベン・スペンス(AUS)、ジャック・トーマス(AUS)は共にR2行きを強いられています。

ネクストコールは現地時間4月30日の7時15分(日本時間の同日8時15分)
オフィシャルフォーキャストの「Surfline」によるとサイズダウンながら朝はオフショアの予想。
次のウネリは5月1日に入る見込み。

WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/

「コンテストリポート」一覧へ

BCM の Facebook に「いいね!」をしよう

※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等を禁じます。

関連キーワードで他のニュースを探す

WSL CT マーガレットリバー Margaret River Pro