コンテスト
CT第5戦『Margaret River Pro』開幕!
PHOTO: © WSL/ Aaron Hughes
現地時間4月25日、ウェスタンオーストラリアのマーガレットリバーを舞台としたCT第5戦『Margaret River Pro』が開幕!
初日は公式3-4ftレンジのメインブレイクでウィンメンズのR1のみ消化。
メンズは翌日以降に持ち越されることになりました。
初日はベテランが活躍
PHOTO: © WSL/Matt Dunbar
2022年シーズンは前半戦の折り返しとなるこのイベント終了時点のランキングでメンズは36名から22名、ウィメンズは18名から10名にカット(メンズ・ウィメンズ共に2名のワイルドカードが加わる・メンズの1枠はガブリエル・メディナに決定)され、カットされた選手はCS降格になるため、タイトル争いよりも誰が脱落するか?が現時点の一番の焦点になっています。
ウィメンズでは毎年タイトル争いをしていたベテランのサリー・フィッツギボンズ(AUS)、コートニー・コンローグ(USA)、ステファニー・ギルモア(AUS)がカットラインを挟んで危険なポジションにいます。
初日は3名共に勝ち上がり、Round of 16行きを決めています。
PHOTO: © WSL/Matt Dunbar
カレントリーダーのカリッサ・ムーア(HAW)、ワルドカードのミア・マッカーシー(AUS)とのヒートで7.00のハイエストスコアを出したサリーは「誰もが知っているように、私はシーズン当初から間違いなく窮地に立たされている。でもね。実はそれを楽しんで、自分がどうなるかを見ているの。自分のサーフィンがまだ相対的なものであることは分かっているわ。今日の流れを維持して自分が行くべきところを目指して出来るだけのことをしたい。マーガレットリバーは特別な場所よ。ワイルドで大自然が残っている。毎年この場所に戻ってくるのは大好きだし、自分を磨き続け、状況を見たい」とヒート終了後のインタビューに答えていました。
多くのルーキーがカットされる可能性
PHOTO: © WSL/Matt Dunbar
メンズ、ウィメンズ共に2022年のルーキーは粒揃いと言われていましたが、シーズン中盤のランキングを見るとウィメンズでカットラインより上にいるのはインディア・ロビンソン(AUS)の1名のみ。
ガブリエラ・ブライアン(HAW)、ルアーナ・シルヴァ(HAW)、モリー・ピックラム(AUS)、ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)の順でカットライン以下にルーキーが並んでおり、このイベントの結果次第では多くのルーキーがカットされる可能性があります。
R1でも通過したのはインディアとモリーのみで、他3名はR2の敗者復活戦行きを強いられています。
PHOTO: © WSL/ Aaron Hughes
2019年の勝者レイキー・ピーターソン(USA)、7xワールドチャンピオンのステファニーに圧勝したモリーは、「自分にとって夢のようなヒートだったわ。レイキーとステフとのヒートは刺激になった。ここでは早くから練習に入っていたので、それが功を奏したようね。自分が何をするべきかが分かってきた。今年の目標はカットされず、全てのイベントで良い結果を出すことよ。ヒートでは最初のスコアが自信になった。まるでファイナルでサーフィンをしているような感覚だったけど、まだオープニングヒートだった」と話していました。
その他、Round of 16行きを決めたのは、ハイエストヒートスコアを出したマリア・マニュエル(HAW)、ポルトガルで優勝したタイラー・ライト(AUS)、ブリッサ・ヘネシー(CRI)、ジョアン・ディファイ(FRA)など。
ネクストコールは現地時間4月26日の7時00分(日本時間の同日8時00分)
オフィシャルフォーキャストの「Surfline」によると26日〜28日にかけてオンショアが強まる予報。
今のところ再開は29日以降になりそうです。
WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/
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