コンテスト
ガブリエル復帰&『Margaret River Pro』直前情報
全10戦で争われる2022年CTの折り返し地点となる第5戦『Margaret River Pro』がウェスタンオーストラリアのマーガレットリバーで4月24日からウェイティングピリオドに入ります。
今年は後半戦との区切りとなるミッドシーズンカットがまずタイトル争いよりも話題になっており、カットライン以下や微妙な位置にいる選手にとっては選手生命をかけた大切な一戦になります。
カレントリーダーはカリッサ&フィリッペ
PHOTO: © WSL/Matt Dunbar
ベルズ戦の結果により、カレントリーダーはカリッサ・ムーア(HAW)、フィリッペ・トレド(BRA)に変わり、カリッサはブリッサ・ヘネシー(CRI)、フィリッペは五十嵐カノア(JPN)からイエロージャージを奪っての参戦。
8年ぶり2度目のマーガレットリバーでのタイトルを狙うカリッサはイベント前の会見で「西オーストラリアに戻ってこられて、とても嬉しいわ。ここは私の心の中で特別な場所であり、ツアーを去った後も必ず戻ってくるような場所よ。良い波、良い場所、最高の友人もいるの。今年は新しいフォーマットと新しいロケーションで、とても興味深い1年。シーズン半ばにイエロージャージを着られることに感謝している」と話していました。
5名のローカルサーファー
PHOTO: © WSL/Matt Dunbar
『Margaret River Pro』には5名のローカルサーファーが参加します。
ツアー2年目のロボことジャック・ロビンソン(AUS)、ワイルドカードのジェイコブ・ウィルコック(AUS)、ジャック・トーマス(AUS)
ウィメンズはリプレイスメントのブロンテ・マコーレー(AUS)、ワイルドカードのミア・マッカーシー(AUS)です。
昨年3位に入ったブロンテは「このイベントで一番好きなことは、自分の住んでいる美しい場所をツアーに参加している他の選手たちに見せることができることね。世界中の誰もがここに来るのが好きで、地域とその提供する全てを楽しんでいるのを見るのはいつも嬉しいわ。期間中、波もあるようなので、素晴らしい1週間になるはずよ」と話していました。
一方、ワイルドカード時代も含め、何故か地元で良い結果を残せていないロボは「地元に帰れて最高だよ。10ヶ月間ここにいなかったから、帰ってきて物事の流れに乗れるのはいいことさ。今年のイベントにはいつもと違う精神状態で臨んでいる。よりリラックスして、準備万端という感じなんだ。この調子を維持し、母国での時間を楽しみたい。そして、成功が続くことを願っている。みんなにショーを見せたいね」とコメントを残しています。
ミッドシーズンカットに備える選手
PHOTO: © WSL/Matt Dunbar
メンズは22位以下、ウィメンズは10位以下の選手がCSに降格するミッドシーズンカット。
メンズ・ウィメンズ共に2名のワイルドカードが用意されているものの、基本的にはこのランキングに従ってカットされるため、『Margaret River Pro』では良い結果を求められます。
メンズではルーキーのルッカ・メシナス(PER)、返り咲き組みのエゼキエル・ラウ(HAW)がラインのすぐ上。
コナー・コフィン(USA)、オーウェン・ライト(AUS)がラインのすぐ下にいます。
ウィメンズではサリー・フィッツギボンズ(AUS)、コートニー・コンローグ(USA)、ステファニー・ギルモア(AUS)のベテランが危ないラインにいます。
ガブリエル・メディナの復帰が決定
ミッドシーズンカット以降の後半戦のワイルドカードの全てはまだ公表されていませんが、1枠は健康問題を理由に前半戦をスキップしているガブリエル・メディナ(BRA)が獲得。
同時に2023年CTの出場権も得ることになります。
このワイルドカード取得の仕組みはアスリートからの申請を受けてWSLツアー&コンペティションチームが選出。
ワイルドカードの選考ではワールドタイトル、CTおよびチャレンジャー・シリーズのランキング、イベント結果などの競技成績が考慮され、さらに該当する場合はメディカル評価も行われます。
ガブリエルは昨年3度目のワールドタイトルを獲得しており、それが大きな評価になったと予想されます。
ガブリエルは後半戦のファーストイベントCT第6戦『Quiksilver Pro G-Land』から参加予定。
その他のワイルドカードは『Margaret River Pro』終了後、5月9日までに決定する予定。
波予想によるとイベントは4月25日朝に開幕するか、5月1日までオンホールドが続きそう。
WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/
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