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『Billabong Pro Pipeline』ウィメンズのベスト4が決定!

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(ファイナルデイに残ったカリッサ)
PHOTO:© WSL/Bielmann

現地時間2月2日、2021年CT開幕戦『Billabong Pro Pipeline』は4日目を迎え、二つのマンオンマンを同時進行させるオーバーラッピングヒートを利用してウィメンズのRound of 16とQFが進行。
前日の後半にかけて入った北西ウネリはピークアウトしたものの、公式6-12ftレンジのクリーンなフェイス。
バックドアメインのグッドコンディションに恵まれ、ファイナルデイを戦うベスト4が揃いました!

なお、2日3日はコンテストのオフが決定しており、ネクストコールは現地時間2月4日の朝7時50分(日本時間の5日午前2時50分)です。



唯一9ポイントを出したカリッサ

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(バックドアでエクセレントスコアを出したカリッサ)
PHOTO:© WSL/Bielmann

昨シーズン、ホノルアベイでのシャークアタックにより、急遽会場がパイプラインに変わった開幕戦でもJOBことジェイミー・オブライエンにコーチを依頼して唯一の9ポイントをスコアしていたカリッサ・ムーア(HAW)が今年も際立っています。

ステファニー・ギルモア(AUS)の代理として出場しているべサニー・ハミルトン(HAW)とのRound of 16ではバックドアで完全に姿を消す深いバレルをメイクして9.50。
ブリッサ・ヘネシー(CRI)とのQFでは8.33をスコア。4〜6ポイントがアベレージだったこの日の中で彼女だけが違うサーフィンをしていました。

「"正直、今朝は相当緊張していたわ。その緊張と不安を全て吐き出した。海が落ち着き、太陽も顔を出したし、本当に良い一日になった気がして嬉しかったわ。リーフの上では沢山のエネルギーを感じる。古い歴史があるあの場所にいるとサーファーになれるのよ。この場所は特別。本当にサーフィンしたいし、自分を向上させたい場所なの。ウェイティングピリオドがまだ残っているので、最後にどんな波でやるか楽しみ。まあ、波が大き過ぎないことを願うわ(笑)」

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(カリッサの周りにはポジティブなエネルギーが溢れている)
PHOTO:© WSL/Bielmann

ワイルドカードが優勝する可能性

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(最強のワイルドカード、モアナ)
PHOTO:© WSL/Heff

カリッサのSFの対戦相手であるモアナ・ジョーンズ・ウォン(HAW)は12月に開催された『HIC Pipe Pro』で優勝して出場権を得たワイルドカードです。

他のどのイベントよりも特殊なこのパイプラインという舞台でのモアナの実力は長けており、Round of 16では昨シーズン、ドロップインで揉めたタティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)、QFではイザベラ・ニコルス(AUS)の追い上げをかわしてラウンドアップ。
前日とは一転してバックドアのバレルの方が開いていたこの日にメイクしたパイプラインが彼女の勝利に貢献していました。

「バックドアしかいけないと思っていたけど、パイプラインが私に手を振ってくれたの。’おお!良い波だわ!’と思ってそっちに乗ったのよ。まるで計画していなかったわ。私は何年もコンテストに参加していないし、イザベラは間違いなくバレルをメイクしてくると思ったので、彼女との対戦は緊張したわ」

カリッサとモアナのSFは事実上のファイナルとも言われています。
モアナが勝てばワイルドカードでの優勝も十分あり得るでしょう。

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(この日少なかったパイプラインをメイクしたモアナ)
PHOTO:© WSL/Bielmann

タイラーのワンマンショー

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(一人でヒートを行なったタイラー)
PHOTO:© WSL/Heff

通常のイベントでは対戦相手が棄権などで出場しない場合、そのヒートは不戦勝で行わないのですが、パイプラインは特別。
Round of 16でルーキーのインディア・ロビンソン(AUS)が持病のために棄権したヒートでタイラー・ライト(AUS)は40分一人でヒートを行い、バックドアのメイクに成功していました。

「あの場所で波に乗るチャンスを与えられたことが嬉しかったわ。アウトに出る度に多くのことを吸収して安全で良いポジションに身を置くことが可能になるの。ウネリの方向やラインを読むことにも繋がる。波に乗る度に私の脳に沢山の情報が入ってくるのよ。最高ね」

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(レイキー・ピーターソン)
PHOTO:© WSL/Heff

タイラーのSFの相手、レイキー・ピーターソン(USA)はジョアン・ディファイ(FRA)とのQFをブザービーターで通過。
前日のケリーのヒートもそうですが、パイプラインは最後の最後まで勝負が分からないという面白さがあります。

冒頭でもお伝えしましたが、現地時間2日3日はコンテストのオフが決定。
ネクストコールは現地時間2月4日の朝7時50分(日本時間の5日午前2時50分)です。
ノースショアでは4日以降、断続的に北西〜西北西ウネリが入る予報となっており、素晴らしいクライマックが期待出来そう。

WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/

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