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ガブリエル・メディナが自身初となるESPY賞を受賞(WSMコラム)

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Photo: WSL / MATT DUNBAR

映画界のアカデミー賞、音楽会のグラミー賞、テレビ界のエミー賞、演劇界のトニー賞に匹敵すると言われるスポーツ界のESPY賞。

1993年からスタートしたESPYは「Excellence in Sports Performance Yearly Award」の略語で、大手スポーツチャンネルのESPNが授賞式を開催しています。

今年の授賞式は7月10日に行われ、日本人アスリートとしては大谷翔平が最優秀MLB選手賞、大阪なおみが最優秀女子選手賞と最優秀女子テニス選手賞の2冠に輝いています。

同賞には2004年からアクションスポーツアスリート部門が加わり、サーファーとして初めて受賞したのは2004年ワールドチャンピオンのソフィア・ムラノヴィッチ。

ペルーをホームとするソフィアは南米出身サーファーとして初のワールドチャンピオンなので納得の受賞でした。

その後も数々のサーファーがノミネートはされるものの、同部門はスケート、スノーボード、スーパークロスなど数々のスポーツが一緒くたになっているので、受賞に至ったケースは少ないです。

そんな中、今年はオリンピック競技デビューとなるサーフシーンにおいて、ワールドツアーで尋常ではない好成績をマークしているガブリエル・メディナがESPY賞を受賞となりました。


ガブリエルの尋常じゃない成績を振り返ると、今季はマーギーズプロで9位になった以外、残り5イベントは全てファイナル進出を果たしていて、優勝2回の準優勝3回。

ワールドチャンピオンを決めるシステムが例年通りであれば、ポイント的には2イベントを残しているものの、すでにワールドタイトル確定というレベルです。

ガブリエルのESPY受賞の一方、ウイメンズはカリッサ・ムーアがノミネートされていましたが受賞は逃しました。

最後に、過去にESPY賞にノミネートされたサーファーは基本的にワールドチャンピオンとビッグウェイブサーファーとなっていて、リストは以下となります。

Best Male and Female Action Sport Athlete
2004年:レイン・ビーチリー(ノミネート)
2005年:アンディ・アイアンズ(ノミネート)、ソフィア・ムラノヴィッチ(受賞)
2006年:ケリー・スレーター(ノミネート)
2007年:ケリー・スレーター(ノミネート)、レイン・ビーチリー(ノミネート)
2008年:ステファニー・ギルモア(ノミネート)
2009年:ケリー・スレーター(ノミネート)、マヤ・ガベイラ(受賞)
2010年:ミック・ファニング(ノミネート)、ステファニー・ギルモア(ノミネート)
2011年:ケリー・スレーター(ノミネート)、ステファニー・ギルモア(受賞)
2012年:ケリー・スレーター(ノミネート)、カリッサ・ムーア(ノミネート)
2013年:ステファニー・ギルモア(受賞)
2014年:グラント・ベイカー(ノミネート)、カリッサ・ムーア(ノミネート)
2015年:ペイジ・アルムス(ノミネート)
2016年:ケアラ・ケネリー(ノミネート)、カリッサ・ムーア(ノミネート)
2017年:ジョンジョン・フローレンス(ノミネート)、タイラー・ライト(ノミネート)
2018年:ステファニー・ギルモア(ノミネート)
2019年:ガブリエル・メディナ(ノミネート)、ステファニー・ギルモア(ノミネート)

Best Record-Breaking Performance
2007年:ケリー・スレーター(ノミネート)


参照記事「Medina Wins 2021 ESPY For Best Men's Action Sports Athlete

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