コンテスト
世界2位が...『Rip Curl Rottnest Search』2日目
PHOTO: © WSL/Dunbar
西オーストラリア州のパース沖に浮かぶ面積僅か19平方キロメートルの小さな島。
この土地でしか見られない固有種「クアッカワラビー」(検索してみてください、可愛過ぎます)が出迎えてくれるロットネスト島・ストリックランドベイで開催中のCT第5戦 『Rip Curl Rottnest Search』は現地時間5月17日に2日目を迎えて敗者復活戦のElimination Roundが進行。
メンズ4名、ウィメンズ2名が早くもイベントから姿を消すことに...。
ウィメンズは世界2位が敗れる大波乱
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初日も波数の少なさに苦戦を強いられた選手が多かった今イベント。
2日目はサイズダウン傾向の公式2-3ftレンジで更に厳しいヒートもあり、ウィメンズではマーガレットリバーで優勝してランキング2位まで浮上したタティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)がロースコア止まりでまさかの敗退。
ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)とローカルワイルドカードのミア・マッカシーが次のRound of 16に進みました。
このヒートのトップだったニッキは「今朝の海は本当に波数が少なく、途中コーヒーが飲みたくなったわ。ヒートを通過出来て嬉しい。昨日はフィニッシュまで決められず、少し不安定だった。このラウンドを通過して良かったわ。私はバックハンドが好きだけど、なかなか発揮するチャンスがないの。だから、今回はそれを活かしたい。更にいくつかのヒートを楽しみたいわ」と話していました。
その他、イザベラ・ニコルス(AUS)、ブロンテ・マコーレー(AUS)がラウンドアップを決めています。
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ローカルヒーローのタジは?
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ニューキャッスルではミック・ファニングがワイルドカードに選ばれ、今回はリプレイスメントという形でタジ・バロウが参加。
オーストラリアを代表する二人のレジェンド、共に結果は残せませんでしたが、コロナ禍で行われているワールドツアーを盛り上げてくれたことは確かです。
Elimination Roundではグリフィン・コラピント(USA)、ジャック・フリーストーン(AUS)と対戦。
この日最大級のレフトのセットに乗ったグリフィンがトラディショナルなレールサーフィンで7.67をスコアして主導権を握り、ジャックと共にラウンドアップ。
タジは35分ヒートで4本のスモールウェーブしか乗れず、久々のCT参戦は最下位に終わっています。
PHOTO: © WSL/Dunbar
「いつものヒートとは違う感じだった。何故かプレッシャーはなかったね。タジとはフリーサーフィンをしている時のようにサーフボードの話とか、人生の話とかをしていたんだ。少し緊張感はあったかな。ジャックもタジもこのような波で凄いパフォーマンスをするし、何が起きても不思議ではなかったからね。自分はレフトを待った。セットが来てくれて良かったよ」とレジェンドとの貴重なヒートの後にインタビューに答えたグリフィン。
ちなみにこのヒートの最中に小さなサメが出現してヒートが中断されたのですが、それも西オーストラリアでは良くあることであり、WSL側も選手も冷静に行動していました。
ルーキーがベテランを倒す
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メンズサイドではタジの登場がハイライトに近かったものの、他にも見どころはあり、マーガレットリバーで3位に入ったルーキーのマシュー・マクギリヴレイ(ZAF)がベテランのジェレミー・フローレス(FRA)を抑えてRound of 32へ。
ヒートはリプレイスメントのリアル・オブライエン(AUS)がリードした形で進み、最後にマシューが7.33とこの日2番目のスコアを出して逆転していました。
「神経をすり減らすようなヒートだった。最後はプレゼントを貰った形だったね。難しいコンディションだし、波数も少ない。こんな時は辛抱強くしないと勝てない。前のヒートではそれが出来なかったので、今回は良い判断をすることに集中したのさ。思い通りにはならなかったけど、最後にライトの波に乗って、リアムがレフトに乗ったことでチャンスが生まれた。あれには感謝するよ。これまで経験してきた敗者復活戦の中でも一番のヒートだった。難しいラウンドなんだ。今回はマーガレットリバーでの成績が自信になり、リラックスしている。まだやるべきことはあるけどね」
その他、ルーキーのモーガン・シビリック(AUS)、カイオ・イベリ(BRA)、ジェイコブ・ウィルコック(AUS)、スチュアート・ケネディ(AUS)などがラウンドアップを決めています。
現地時間5月18日はレイデイが決定。
ネクストコールは現地時間5月19日7時15分(日本時間の同日8時15分)
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