コンテスト
都筑有夢路は?『Boost Mobile Margaret River Pro』3日目
PHOTO: © WSL/Miers
ハワイから始まってオーストラリアで4戦、その後、アメリカに飛んでサーフランチ、メキシコ。
7月のオリンピックを挟んでブラジル、タヒチで終了してトップ5がローワートラッセルズで『Rip Curl WSL Finals』を戦いワールドタイトルが決定する2021年シーズン。
前半戦の重要な鍵となるオーストラリアレッグの3戦目、『Boost Mobile Margaret River Pro』が3日連続で進行して現地時間5月4日にウィメンズのベスト8が揃いました。
この日のマーガレットリバー・メインブレイクは南西ウネリが弱まる傾向となり、公式3-4ftレンジ。
オフショアも強く、難しいコンディションの中、ウィメンズをベスト16からベスト8に絞るRound of 16のみが進行。
メンズの出番はありませんでした。
ローカルヒーローが世界2位を倒す
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前日に全てのローカルが姿を消してしまったメンズサイド。
ウィメンズサイドは唯一残ったローカルのブロンテ・マコーレーがオープニングヒートで現在ランキング2位のキャロライン・マークス(USA)と対戦。
二人のグーフィーフッターのカード、ヒート開始早々にスコアをまとめて主導権を握ったキャロラインに対してブロンテは最後の2本で7ポイント台を続けて逆転に成功しました。
「一日の最初のヒートに出るのは、いつも緊張するわ。このラウンドを通過できたことには大きな意味がある。私には良い結果が必要。ここでそれができれば嬉しいわ。キャロラインは強いので、厳しい戦いを覚悟していたの。でも、ホームでの勝負だから、’今回は私の番よ’と言い聞かせていたわ。慣れ親しんだ場所で友人や家族に囲まれていると、幸せな気分になる。次に進めて嬉しいし、このイベントで優勝できたら最高よね」
次のブロンテの対戦相手はこのラウンドで都筑有夢路(JPN)を倒したジョアン・ディファイ(FRA)です。
なお、都筑有夢路はレイキー・ピーターソン(USA)のリプレイスメントとして次のイベントにも参加予定。
2戦続けて9位の壁が立ちはだかった都筑有夢路。
それを超えられるのかに注目しましょう。
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カリッサ、ステファニーがQFへ
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クロスゲームが多かったこの日。
カレントリーダーのカリッサ・ムーア(HAW)は8ポイント台を2本揃えながらも、対戦相手のメイシー・キャラハン(AUS)も引けを取らず、僅か0.76ポイント差でカリッサが勝利。
ランキング5位のステファニー・ギルモア(AUS)は親友のニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)とのスローヒート、ミッドレンジのスコアでの勝負。
最後はフロントサイドで出した7.17が勝負の決め手となり、ステファニーに軍配が上がりました。
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「友人と対戦するのはいつも大変よ。ニッキーは去年、私の家に3ヶ月間住んでいたのよ。一緒に沢山サーフィンをして、とても良い友情を育んできたわ。ヒートで対戦するのは厳しいけど、仕事は仕事よ。あのヒートは波が少なくて大変だった。勝てたのは幸運だったと思うわ」
開幕戦から3戦続けてQF止まりの5位とステファニーらしさが出ていない2021年シーズン。
QFではランキング6位のサリー・フィッツギボンズ(AUS)とのカードです。
タイラー復活なるか?
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マーガレットリバーでは過去4度ファイナルに進み、1度優勝経験もあるタイラー・ライト(AUS)
このラウンドではブリッサ・ヘネシー(CRI)とやはり僅差での勝負となり、0.7ポイント差でQF進出を決めています。
「あのヒートでは、やってはいけないミスをしたの。特に後半ね。戦略的には東海岸でのヒートの方が良かったので、その点を改善する必要があるのは確かよ。ヒートを勝てて良かった。今回は東海岸の大会とは異なり、メインブレイクはテイクオフする場所が決まっているし、メインの波のセクションも2つと分かりやすい。修正すべきところを修正して次に進むわ」
開幕戦で優勝した後、オーストラリアでは怪我の影響もあって2戦続けて9位と低迷しているタイラー。
次の対戦相手はタティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)です。
その他、ルーキーのイザベラ・ニコルス(AUS)が勝ち上がっています。
ネクストコールは現地時間5月5日7時(日本時間の同日8時)
数日間はオンショアが続き、サイズアップながらコンディション的には厳しい可能性があります。
週末〜週明けにかけて次の南西ウネリが入る予想。
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