コラム特集
メルボルンに2つ目のウェイブプールが!ホワイトウォーター社の躍進(WSMコラム)
今年に入ってからウェイブプールシーンにおいて一気に脚光を浴びるようになったホワイトウォーター社の造波装置「エンドレスサーフ」。
5月にフランスでのウェイブプール建設発表を皮切りに、ベトナムやドミニカとユニークなロケーションでの建設予定を公表しています。
そして新たな建設が発表され、なんとその場所が今年オセアニア初のモダンウェイブプール「アーバンサーフ」がオープンしたオーストラリアのメルボルンとのこと。
場所の詳細はメルボルン南東部のキングストンで、ライバルとなるアーバンサーフとの距離はおよそ50分ほど。
建設地はワイルドウォーターパークというレジャー施設の跡地に1億ドル規模の建設を予定しているそうです。
計画が予定通りに進んだ場合、エンドレスサーフ搭載ウェイブプール「Surf n Play Aqua Park」のオープン予定はフランスと同じく2024年とのこと。
さて、まだまだ世界的にモダンウェイブプール自体が少ないのに、メルボルンを選んだ理由はおそらく認可が下りやすいといった事情があってのことでしょう。
実際、以前にはアメリカのテキサス州にNランドとBSRサーフリゾートがありました。
最近ではカリフォルニア州内陸の砂漠地帯にて、比較的近距離に3つのウェイブプールの建設が予定されています(PSSCはすでに建設済みで造波装置の改良中)。
認可以外の点としてメルボルンという場所柄が挙げられ、個人的にも世界で最もウェイブプールが成功する場所だと思います。
理由として、まずサーフィン大国オーストラリアという前提があり、次いでオーストラリアの中で最大規模の都市であるため。
オーストラリアはシドニーとメルボルンがほぼ同規模であり、シドニーが中心地から最寄りのサーフ可能なビーチまで30分ほどであるのに対し、メルボルンはビーチまで1時間以上かかります。
サーファー人口が多く、海まで距離があることを考えれば、シティ近くにウェイブプールが建設されれば利用しない手はないですよね。
メルボルンには以前にケリー・スレーターのサーフランチが建設されるのではと噂が立ったこともありますし、オーストラリア初造波装置メーカーのサーフ・レイクスも建設を狙う可能性があると思われます。
利用者サイドの気持ちとしては、様々なエリアに建設してもらいたくもあるのですが、メルボルンを訪れた際に各ウェイブプールをテストライドするのも面白いかなと思ってしまいます。
参照記事「Melbourne gets another wave pool project」
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