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『Boost Mobile Pro Gold Coast』初日 ロボがパーフェクトに近いバレルライド

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(ジャック・ロビンソン)
PHOTO: © WSL

WSLカウントダウンのオーストラリアレッグ、『Australian Grand Slam of Surfing』 
9月にNSW州のキャバリタビーチで開催された『Tweed Coast Pro』に続き、QLD州のサウス・ストラドブローク島、通称「ストラディ」で『Boost Mobile Pro Gold Coast』が10月6日に開幕しました!

『Australian Grand Slam of Surfing』はの参加選手はオーストラリアのベストサーファー24名(メンズ12名、ウィメンズ12名)で、その内CT選手はメンズ11名、ウィメンズ8名。
残りのスポットはQSトップやローカルワイルドカードが出場します。

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために無観客でライブ中継のみ。
4日前までに各ロケーションに移動して2日間でイベントが行われる仕組みです。

現地時間10月6日の初日は公式4-6ftレンジ。
軽くオーバーヘッドサイズの東北東ウネリが入り、ホローなセクションがあり、いくつかのバレルもあったものの、風が合わずにエクセレントとは言い難く、番狂わせが続出。
ウィメンズはQFが終了してベスト4、メンズはQFのH2まで進行して翌日に持ち越しになりました。

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(ストラディ)
PHOTO: © WSL/miers

タイラー&ステファニーがまさかの敗退

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(メイシー・キャラハン)
PHOTO: © WSL/miers

初日は難しいコンディションに翻弄され、ファーストラウンドとなるRound of 12では 『Tweed Coast Pro』の勝者、タイラー・ライトがメイシー・キャラハンと無名のローカル、ソフィー・マックロックを相手にロースコア止まりで3位敗退。
続くQFではステファニー・ギルモアがメイシー・キャラハンとのマンオンマンにあえなく敗れてしまい、優勝候補の筆頭だった二人のワールドチャンピオンが早くも姿を消すことに...。

ベスト4はメイシーの他、ソフィー・マックロック、ニッキ・ヴァン・ダイク、イザベラ・ニコルス。

QFでステファニーを倒したメイシーは、「今日はクレイジーな展開だったわ。運に左右された部分が大きかったけど、勝ちは勝ちよね。このイベントを軽く見ているわけではないという点では、私もみんなも同じだと思うわ。どんな時でも勝ちたいと思うし、今回も例外ではない。ステフとは何年も前からヒートを戦ってきたけど、いつも圧倒されていた。遂に彼女に勝てて興奮しているわ」とコメントを残しています。

なお、オーストラリア在住の村松爽香はRound of 12でステファニー・ギルモア、インディア・ロビンソンと対戦。
オープニングから攻めたものの、スコアを伸ばせず、QF進出はならず...。

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(村松爽香)
PHOTO: © WSL/miers

ジャック・ロビンソンが唯一の9ポイント!

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(このバレルを抜けたロボ)
PHOTO: © WSL/cestari

念願のCT入りを果たした西オーストラリアの神童、ロボことジャック・ロビンソンはこの難しいコンディションを逆に楽しみ、QFでは2本のバレルライドを披露。
その一本はパーフェクトに近い9.66。トータル18.60でオーウェン・ライトをコンビネーションに追い込んで圧勝、SF進出を決めています。

「ここに到着して波を見てスイッチが入ったよ。前回のツイードのイベントでは小さな波で自分でエネルギーを生み出さなければいけなかった。今日の波は自分のエネルギーを管理しないといけない。ツイードのジュリアン、今日のオーウェンのようなトップネームに勝つのは嬉しい。でも、ここにいる誰もがタフなんだ。だから、ハードワークを重ねて勝てた時は最高の気分さ。2本のバレルは最高だった。探し回ってやっとまともなバレルを手に入れることが出来て興奮したね」

ロボの次の対戦相手はリアム・オブライエン。
『Tweed Coast Pro』で敗れたSFの壁を越えることが出来るのか?
予報では初日と同じようなコンディションが続きそうなので、チャンスは十分にあるでしょう。

イーサン・ユーイングがシリーズチャンピオンに前進

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(イーサン・ユーイング)
PHOTO: © WSL/cestari

 『Tweed Coast Pro』で生まれ変わったようなサーフィンを披露して優勝したイーサン・ユーイングがこのイベントでも着実に勝ち上がり、QF進出。
次はウェイド・カーマイケルとの対戦が決まっています。

「難しい波だよ。ソリッドで素晴らしいバレルもあるけど、波の選択が本当に難しい。慎重に波を選ばないとスコアが出ないよ。でも、こんな時のストラディは好きだし、同じようなコンディションでサーフィンも良くしてきたんだ。このイベントでも長い道のりを勝ち上がり、優勝か少なくともランキングトップを維持したいね」

ストラディローカルのイーサンにとってこのイベントは特別なものでもあると思います。

その他、最終日に残ったのはコナー・オレアリー、マイキー・ライト。

最終日はオッキー、ジョエル・パーキンソン、ディーン・モリソン、ビード・ダービッジによるスペシャルヒートも行われる予定。

10月7日のファーストコールは朝7時。
日本時間10月7日の朝6時。
WSL公式サイト、公式アプリでライブ中継が配信されます。

WSL公式サイト



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