五十嵐カノアが最高のパフォーマンスを披露!『MEO Portugal Cup of Surfing』2日目 | サーフィンニュース BCM | コンテスト

TOPNEWS > コンテスト
NEWS / BCMサーフィンニュース

コンテスト

五十嵐カノアが最高のパフォーマンスを披露!『MEO Portugal Cup of Surfing』2日目

2020101wsl3
(美しい夕日をバックにターンを繰り返した五十嵐カノア)
PHOTO:© WSL/poullenot

現地時間9月30日、ポルトガルのエリセイラ「リベイラ・ディラス」で開催中の『MEO Portugal Cup of Surfing』は2日目を迎え、メンズ・ウィメンズ共に敗者復活戦のR2が終了。
本来なら2日目がファイナルデイとなる予定でしたが、コンディションが整わず、オンホールドを何回か繰り返したため、メンズの最終ヒートの頃には大西洋に陽が沈む頃となり、QF以降は翌日に持ち越しに...。

圧倒的なパフォーマンスで勝ち上がった五十嵐カノア



2日目で最高のパフォーマンスを披露したのは、五十嵐カノア。

近くに別荘があり、普段からこの場所でサーフィンしているアドバンテージを活かして2019年のQSランキング25位のガシアン・ドライエ(FRA)を相手に最高のライトの波を見つけてパワフルなターンを連発。2日目のハイエストスコアとなる8.50を出してガシアンを完璧に抑えていました。

ヒート終了後のインタビューではリラックスした表情で、「いつもの午後のセッションと同じようにサーフィンしようと思っていたんだ」とコメント。

次のQFの対戦相手は2019年のQSランキング19位で、ワイルドカードでのCT経験もある中堅のマキシム・ハシーノ(FRA)
この手強い相手とどのように料理するのかに注目しましょう。

レオナルド・フィオラヴァンティもQF進出を決める

2020101wsl2
(レオナルド・フィオラヴァンティ)
PHOTO:© WSL/poullenot

カノアの親友でもあるレオナルド・フィオラヴァンティ(ITA)はQSランキング3桁台のポルトガルの若い無名の選手と対戦。
安定したライディングで5ポイント台を重ね、手堅くヒートを組み立て勝ち上がることに成功していました。

「大好きなポルトガルで戦えることに興奮しているよ」と話したレオナルド。

イタリア出身ながらフランス・ホセゴーを拠点にしている彼ですが、カノアと同じく、この近くに別荘を持っているそうです。
次はフランス戦で優勝したイタロ・フェレイラ(BRA)と対戦。
この最大の壁をクリアすれば優勝の二文字も見えてきそうです。

地元ポルトガル勢の活躍

2020101wsl4
(ヴァスコ・リべイロ)
PHOTO:© WSL/poullenot

この日はカノア、レオナルドのようなCTスターだけではなく、地元ポルトガル勢の活躍も目立っていました。

ウィメンズサイドではR2を勝ち上がった4名の内、3名がポルトガルの選手。

メンズサイドではH1で一晩で髪の毛をばっさりと切ったヴァスコ・リべイロ(PRT)が怪我で欠場したジェレミー・フローレス(FRA)の変わりに出場しているジャドソン・アンドレ(BRA)を相手に攻撃的なフロントサイドのターンで8.07のハイスコアを出してクロスゲームを制していました。

「ジャドソンは常に難しい対戦相手、自分自身に集中しなければいけないよ」とヴァスコ。
ワイルドカードで何度もCT出場経験がある彼はまだ25歳と若く、クオリファイの可能性も十分にあります。

2020101wsl
(フレデリコ・モライス)
PHOTO:© WSL/poullenot

ヴァスコの他にもCT返り咲きを果たしたフレデリコ・モライス(PRT)が17歳の若いアフォンソ・アントゥネス(PRT)と対戦して勝利。
QFではヨーロッパの英雄でもある元CT選手のアリッツ・アランブルー(ESP)と対戦します。

ちなみにアフォンソの父親は80年代にポルトガルで活躍したプロサーファー。
彼にとってフレデリコとのヒートは人生を変える可能性がある大きな経験となったのかもしれません。
そのような意味でも今回の「WSLカウントダウン」は意味があるイベントと言えるでしょう。

ネクストコールは現地時間10月1日7:30(日本時間同日の15:30)
北西ウネリが強まる傾向となることが予想されています。
条件が揃えばWSL公式サイト、WSL公式アプリ、Fuel TVでライブ中継が配信されます。


WSL公式サイト



「コンテストリポート」一覧へ

BCM の Facebook に「いいね!」をしよう

※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等を禁じます。