コラム特集
アメリカ代表オリンピック選手のヘッドコーチにブレット・シンプソンが就任(WSMコラム)
新型コロナウイルスの影響により、すでに1年後への延期が発表されている東京五輪。本来の日程であれば、現在は開催目前というタイミングでした。
そんなタイミングにて、サーフィンのアメリカ代表オリンピック選手を管轄する団体「USAサーフィン」がヘッドコーチの変更を発表しました。
当初の日程通りにオリンピックが開催されていたのならば、アメリカ代表のヘッドコーチはクリス・ギャラガーでしたが、ブレット“シンポ”シンプソンに変わり、2021年東京五輪に向けて取り組んでいくとのこと。
しかも、コロヘ・アンディーノ、ジョンジョン・フローレンス、カリッサ・ムーア、キャロリン・マークスのアメリカ代表4名、そしてアスリート諮問委員会のメンバーによる投票結果として満場一致で選ばれたと言います。
さて、シンポは2015年シーズンまでワールドツアーで活躍してきたサーファーであり、2年連続のUSオープン優勝が最大の結果です(後に五十嵐カノアも同じ偉業を達成)。
ツアー引退後のシンポは、現役時のメインスポンサーであったハーレーで、一般サーファー向けのコーチをしていて、元CTサーファーでCTサーファーやトップジュニア以外のコーチングをしている事に意外な印象を受けました。
でしたが、ワールドツアーまで上り詰めたサーファーなのでコーチングでも注目を集め、2019年にUSAサーフィンのナショナルチームのジュニア部門コーチに就任。
コーチとしては同年、ISAイベントのワールドジュニアサーフィンチャンピオンシップでチームとして金メダル獲得へと導きました。
このように、就任間もなく結果を残し、サーファーとしてだけでなくコーチとしてもエリートコースを辿っているシンポ。
すでに世界トップレベルでワールドタイトル獲得者を含むアメリカ代表選手を相手に、どのようなコーチングをし、どのような結果を残すことになるのか注目です。
参照記事「Two-Time U.S. Open Winner Brett Simpson Named Olympic Surf Coach」
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