コラム特集
「ドラマ満載のCTウイメンズ最終戦、ウエイティングピリオドがスタート」- F+(エフプラス)
Text by つのだゆき、Photo by WSLメンズの最終戦の前に、ウイメンズの最終戦のウエイティングピリオドがスタートした。
マウイ、ホノルアベイ。
タイトル争いはカリッサ、レイキー、キャロライン・マークス。レイキーはカリッサより一つ上、キャロラインはカリッサより二つ上の順位で、ひっくり返る。
キャロラインがタイトルを取れば史上最年少の17歳のチャンピオンになる。
しかも3人ともアメリカ人なので、オリンピックの出場権もかかっている。
しかし、この3人、後半4試合を3人で優勝から3位までを毎試合分けている感じなので、接戦になるだろうし、ヒート組も大きく左右しそうだ。
タイトル争いはタイトル争いで気にはなるけど、日本人にとってこの最終戦には大きなドラマがある。日本人女子初のCT選手が生まれるか、次点になるか……だ。
都築有夢路、QS8位、今現在クオリファイの最後の一人だ。女子はトップ6がクオリファイなのだが、CTでクオリファイ圏内にいる選手が二人入っていて、8位でも繰り上げ当選になる。タチアナ・ウエストン・ウェブとブリッサ・ヘネシーだ。タチアナのほうはトップ10が残れるCTで7位なので、繰り上げ要員確定だけど、ブリッサのほうはCTで10位とボーダー上。11位のニッキー・ヴァン・ダイクと570ポイント差なので、このマウイでニッキーが5位以上のいい成績をおさめてブリッサを抜くと、ブリッサはQSからクオリファイするので、アムちゃんが惜しくも次点となる。ニッキーもここ頑張らないとCT落ちなので、どうなることやら。
そしてもうひとつ、タイラー・ライトが久しぶりに出場する。約1年半の欠場のあとの復帰だ。タイラーに関してはいろいろ噂があって、インフルエンザからの感染症という公式の見解と噂の真相は違いそうだが、書けない(笑)。
メンズのほうもジョンジョン復帰、って話でトリプルクラウン全戦出場といわれていたけど、ハレイワ、サンセットは出ていない。びみょ~。
ハレイワはフレデリコ・モライスが優勝、一気にQSトップに躍り出た。とにかくこのメンズのほうはハワイの10000イベント2発でどうにでもなっちゃう。結局ハワイダメな人はクオリファイ出来ないと言っても過言ではない。極端な話、この2試合だけでクオリファイすることも可能だ。
日本人メンズ勢も、いろいろありましたけど、結局最終戦前になったら稲葉玲王26位、大原洋人43位の定位置的な感じ。後半の波のいい場所での成績が上向かないところが、この前半スパート組の問題点だと思う。前半のしょぼいビーチブレイクがどんなにうまくても、結局後半のレールワークを問われる場所で戦えないと、クオリファイはできない。サーフィンはテールワークじゃなくてレールワーク。
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