コンテスト
『Freshwater Pro』2日目 ガブリエル&カリッサがリード!
カリフォルニアの内陸部・レモーにあるケリーのウェーブプール「サーフランチ」で開催中のCT第8戦(ウィメンズ第7戦)『Freshwater Pro』は現地時間9月20日にコンテスト2日目を迎え、ファイナルデイを戦うメンバーが絞られてきました。
この日のハイライトはフィリッペ・トレド(BRA)、カリッサ・ムーア(HAW)による9ポイントライド、アーティストであり、最近はロングボードにも興味を示しているコートニー・コンローグ(USA)による自由で開放的なターンからのバレルインなど。
ライブ中継のみだった初日から2日目は観客も入り、明日のクライマックスに向けて盛り上がってきました。
PHOTO: © WSL/Cestari
メンズのベスト8
PHOTO: © WSL/Morris
メンズの予選ラウンド、Round of 36は初日に6ヒートの内、4ヒートのみ進行。
この日行われた残り2ヒートの選手の中ではフィリッペ・トレド(BRA)、ジョーディ・スミス(ZAF)、ウィリアン・カルドソ(BRA)がスコアを伸ばし、ファイナルラウンド進出の条件であるベスト8入り。
「とても面白かったね。本当に楽しい波だったし、少しのミスだけで終えることが出来た。1回目はレフトの波でフィンが抜けて後ろに引っかかってしまったけど、ライトの波でスコアをカバーすることが出来た。あれには興奮したね。2回目の目標はレフトの波を改善することだったから、それが達成出来て本当に嬉しかったさ。2回目のライトの波ではもっと攻めてみた。バレルを抜けた後にエアーリバースをしたけど、空中でボードから離れてしまったんだ」
昨年の第1回目のサーフランチでのCTではガブリエル・メディナ(BRA)と最後まで争い、2位になっていたフィリッペ。
フィリッペがカレントリーダーなのも昨年と同じシチュエーション。
今年もこの二人が現在1位と2位。それもメンズでは9ポイントを出しているのがこの二人のみ。
宮崎木崎浜でのISAでは腰を痛めてファイナルデイを棄権していたフィリッペでしたが、全く問題はない様子。
予選ラウンドを見る限り、今年もファイナルデイはこのブラジリアンツートップが主役の座を争うことになるのでは?
PHOTO: © WSL/Miers
各ヒートの上位2名の除いた上位12名によるボーナスラウンドではオーウェン・ライト(AUS)、ウェイド・カーマイケル(AUS)がライト・レフト共にベストスコアを更新してベスト8入りを果たした一方、五十嵐カノア(JPN)はレフトのスコアを5.87から7.53まで伸ばしてトータル14.56で8位まで浮上したものの、最後のオーウェンに抜かれて9位にダウン。
その他、初日に8位以内だったケリー・スレーター(USA)、ジュリアン・ウィルソン(AUS)、エイドリアン・バッカン(AUS)、ヤゴ・ドラ(BRA)がファイナルラウンドの圏外に...。
明日のファイナルデイでは、Round of 36で各ヒートの上位2名に入った選手によるボーナスラウンドが行われ、全ての選手のランが終わった時点での上位8名がファイナルラウンド進出となります。
Highlights from Day 2 of the #FreshwaterPro pres. by #Outerknown pic.twitter.com/KLJGxXxbdU
— World Surf League (@wsl) 2019年9月21日
ワールドタイトルレース
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すでにボーナスラウンドを終えて9位以下になった選手は今イベントでの9位以下が決定。
現在CTランキング3位のコロへ・アンディーノ(USA)、7位の五十嵐カノア(JPN)がその中に入っていますが、カレントリーダーのフィリッペ・トレド(BRA)、2位のジョーディ・スミス(ZAF)、4位のガブリエル・メディナ(BRA)、6位のイタロ・フェレイラ(BRA)の4名はファイナルラウンドまで残る可能性が高く、ランキングにも変動がありそう。
ウィメンズのベスト4
PHOTO: © WSL/Cestari
ウィメンズの予選ラウンド、Round of 18は初日に6ヒートの内、2ヒートのみ進行。
こちらは初日に最もディープなバレルをメイクして9.33のハイエストスコアを出してトップのジョアン・ディファイ(FRA)以外は大きく変動。
この日行われた残り4ヒートの選手、ディフェンディングチャンピオンのカリッサ・ムーア(HAW)、キャロライン・マークス(USA)、コートニー・コンローグ(USA)がベスト4入り。
レイキー・ピーターソン(USA)、ステファニー・ギルモア(AUS)、ペイジ・ハレブ(NZ)は5位以下に転落。
但し、レイキー、ステファニーはボーナスラウンドが残っているため、逆転の可能性は十分にあります。
「予選ラウンドの4本の波には多くの期待が寄せられる。私はこの素晴らしい波でサーフィン出来ることに気付き、自分自身を落ち着かせ、表現してみたのよ。皆んなが同じことを何度も繰り返していると何か違うラインを描いてみたくなるのが私の性格なの。だから、ちょっと工夫してみたのよ。成るように成る。全力で楽しんでみたわ」
古巣の「Billbong」を離れ、自らアートをベースとした「Sea Tiger」というブランドを立ち上げようとしているコートニー。
カリフォルニアンらしい自由な発想とすでにベテランの域に入ったCTとのバランスが今年は良い方向に向かっている様子。
ちなみに先日のISAは初来日。Instagramでは海鮮丼を楽しむ姿をポストしていました。
ネクストコールは現地時間9月21日朝9時(日本時間9月22日深夜0時)
ボーナスラウンドの残りとファイナルラウンドが行われます。
WSL公式サイト
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