CT第4戦『Margaret River Pro』ファイナルデイ ジョン・ジョン&レイキーが優勝! | サーフィンニュース BCM | コンテスト

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CT第4戦『Margaret River Pro』ファイナルデイ ジョン・ジョン&レイキーが優勝!

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PHOTO: © WSL/Dunbar

2015年のアーリーラウンド以来、4年振りに底掘れするバレルオンリーのライトのポイントブレイク「The Box」が使用された今年の『Margaret River Pro』
昨年はサメ騒動でキャンセルされ、バリ島に残りヒートを持ち越されていましたが、今年はいくつかの小さなサメの目撃で一時中断された程度で、大きな進行の遅れはなく、連日ウネリにも恵まれて無事に終了。

現地時間6月4日に迎えたファイナルデイは公式6-8ftレンジのメインブレイク。まるでトレードウィンドが強い時の冬のノースショアのようなワイルドなコンディションでカレントリーダーのジョン・ジョン・フローレンス(HAW)が爆発。

イベント期間中、メインブレイクでスコアされた6本の9ポイント台(「The Box」ではジャック・ロビンソンが9ポイントを2本揃えた)の内、3本をマーク。
それも2本はコロへ・アンディーノ(USA)とのファイナルという最高のピークとなり、パワフルなマーガレットリバー、通称「マギーズ」で2017年以来、2度目の優勝。
今シーズン、ベルズ戦に続き2度目の優勝を決めてランキングでも3度目のワールドタイトル獲得に向けてトップの座を固めています。

「マーガレットリバーで再び優勝出来て本当に嬉しいよ。ブラザー(「親しみを込めてコロへをこう呼んだ)が自分のことを凄い押し上げてくれたんだ。最後の12分間は波数も少なくなっていたし、かなりナーバスになったよ。今日のような波でコロへと対戦するのは怖いし、完璧な波を選ぶ必要があると考えていた。二人にとってここで2度目のファイナル。彼はいつも脅威さ」

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ジョン・ジョン・フローレンス
PHOTO: © WSL/Cestari

2017年に優勝した時のファイナルの相手もコロへで、その年のジョン・ジョンも圧倒的な強さを見せていました。
2012年のプライム時代を合わせるとマギーズでの優勝は3度目と非常に相性が良い場所でもあります。
更にサーフムービーのパートでもいくつかの傑作を生んでいます。

「マーガレットリバーに来るのを毎年楽しみにしているんだ。ここはホームのハワイを感じさせるのさ。多くの異なる波とパワーがある。そして、美しい場所さ。QSイベントで初めてここに訪れてから、いつも楽しんで過ごしているよ。今年は成績が良すぎて自分でも混乱しているんだ。昨年、怪我をした後、精神的にも肉体的にも様々なことがあった。だから、サーフィン、コンテストに戻ることが出来ただけでも本当に嬉しいんだよ」

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コロへ・アンディーノ
PHOTO: © WSL/Cestari

2017年のマギーズ然り、今年の開幕戦然り、通算5度もファイナルに進みながら優勝経験が一度もないコロへ。
ここマギーズでも、「The Box」でのジャック・ロビンソンに引けを取らないバレルの技術、メインブレイクでのパワフルなターンと実力的には申し分なかったものの、またしても勝利の女神は振り向いてくれませんでした。

「ジョンのことはサーフィンも含めて尊敬しているし、彼だけには負けても仕方ないと思える。特に波が大きくなり、今日のように風も強まると最強の相手になる。ここにいる全員がメインブレイクで彼が暴れまくったのを見ていたし、同じような条件のベルズでも勝っていたよね。彼とファイナルを戦うことが出来て本当に嬉しい。今年は自分にとって素晴らしいシーズンのスタートになったことも嬉しいね。ジョンが1位で自分が2位。この状況で一緒にブラジルに行くなんて最高さ」

同じ「Hurley」のチームメイトでもあるジョン・ジョンとコロへは年が近い(ジョン・ジョンが26歳でコロへが25歳)こともあり、とても仲が良いそうです。

ランキングではジョン・ジョンが早くも2勝目で独走状態。
バリ島で優勝した五十嵐カノアは今回9位となり、ランキングでは2位から4位に転落。
変わってコロへが5位から2位に浮上しています。

また、2020年東京オリンピックの代表選考も兼ねている今年のランキングで見るとアメリカ代表は今のところジョン・ジョンとコロへが濃厚。
9位のケリー・スレーターが挽回するにはこの二人のどちらかを上回る必要があります。



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レイキー・ピーターソン
PHOTO: © WSL/Cestari

QFではウィメンズで唯一の9ポイント台を2本もスコアしてカレントリーダーのステファニー・ギルモア(AUS)をコンビネーションに追い込み、ジョン・ジョンにでさえ刺激を与えたレイキー・ピーターソン(USA)がファイナルデイも勢いを止めず、2013年、2014年のイベントチャンピオン、カリッサ・ムーア(HAW)をSFで倒し、ファイナルではタティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)を抑えて昨年のクラマス以来の優勝。

「私にとってこのイベントで勝つのは難しいことだった。今日まで待って良いウネリが入ったことは嬉しい。とても風が強く難しい波だったけど、それもこの場所の特徴なので、優勝に花を添えたわ。ステファニー、カリッサを倒したことで勢いが増して燃えたわ。メインブレイクでのサーフィンもしっくりくるようになったの。みんな凄いサーフィンをしていた素晴らしいイベント、特にファイナルは特別だった。タティアナも本当に良いサーフィンをしていたし、おめでとうと言いたい」

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レイキー・ピーターソン
PHOTO: © WSL/Cestari

通算4度目のCT優勝、マーガレットリバーは初のタイトルとなったレイキー。
昨年、ステファニーと争って逃したワールドタイトルの他、2020年東京オリンピックの代表選考ではキャロライン、カリッサ、コートニー、マリアと多くのライバルが存在。
今シーズンは開幕戦とバリ島でしくじったため、今回の結果を受けてもランキングは6位。
成功への道はまだ始まったばかりです。

「シーズンが始まった後、オリンピック出場のことは間違いなく頭の中にあったわ。今回は過去の結果に捉われず、楽しんでやったのが良かったみたいね。今の自分の目標はベストを尽くし、楽しんでサーフィンをすることよ」

ウィメンズのランキングは大きな変動が無く、ステファニーのトップ、キャロラインの2位は変わらず。
カリッサ、サリーが共に1ランク上げています。



次の戦いの舞台はブラジルのリオデジャネイロ。
6月20日〜6月28日に開催される『Oi Rio Pro』

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ファイナリスト
PHOTO: © WSL/Dunbar

CT第4戦『Margaret River Pro』結果
1位 ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)
2位 コロへ・アンディーノ(USA)
3位 カイオ・イベリ(BRA)、ジュリアン・ウィルソン(AUS)
5位 イタロ・フェレイラ(BRA)、ジョーディ・スミス(ZAF)、セス・モニーツ(HAW)、ライアン・カリナン(AUS)

ウィメンズ
1位 レイキー・ピーターソン(USA)
2位 タティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)
3位 サリー・フィッツギボンズ(AUS)、カリッサ・ムーア(HAW)
5位 コートニー・コンローグ(USA)、キャロライン・マークス(USA)、ブリッサ・ヘネシー(CRC)、ステファニー・ギルモア(AUS)

2019 Men’s Championship Tour
『Margaret River Pro』終了後のランキング
1位 ジョン・ジョン・フローレンス(HAW) 17,415pt
2位 コロへ・アンディーノ(USA) 21,675pt
3位 イタロ・フェレイラ(BRA) 20,820pt
4位 五十嵐カノア(JPN) 19,960pt
5位 ジョーディ・スミス(ZAF) 18,245pt

2019 Women’s Championship Tour
『Margaret River Pro』終了後のランキング
1位 ステファニー・ギルモア(AUS) 24,235pt
2位 キャロライン・マークス(USA) 23,440pt
3位 カリッサ・ムーア(HAW) 23,375pt
4位 サリー・フィッツギボンズ(AUS) 22,580pt
5位 コートニー・コンローグ(USA) 22,100pt

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