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『Quiksilver Pro Gold Coast』2日目 ケリーがまさかの敗退...

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PHOTO: © WSL

現地時間4月4日、オーストラリア・ゴールドコーストで開催中の『Quiksilver Pro Gold Coast』は2日目を迎え、敗者復活戦のR2とエアリアルに特化したイベント、『Red Bull Airborne』がファイナルまで進行。
今年からスポンサーが変わったウィメンズの『Boost Mobile Pro』もスタートしてR2まで一気に進行しました。

この日も会場はデュランバーで公式3-5ftレンジ。
前日のR1でヤングブラジリアン、ヤゴ・ドラ、イタロ・フェレイラとのエアリアル勝負に大敗したケリー・スレーター(USA)は、R2で2017年に優勝経験があるオーウェン・ライト(AUS)、ルーキーのピーターソン・クリサント(BRA)と対戦。
ヒートは序盤にフロンントサイドでミドルスコアを重ねたピーターソンがリード。オーウェンがバックハンドで7.00を出してそれに続いた一方、ケリーは決め手となるスコアを出せずにニード8.07のシチュエーションまで追い込まれて敗退。
怪我からの復帰戦は最下位からのスタートに...。
終了後のインタビューでは、「もっとハングリーにならないとね」と話していました。

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オーウェン・ライト
PHOTO: © WSL/Dunbar

「落ち着いてヒートを戦えたよ。最初のヒートも凄い自信はあったんだけど、少し足りなかった。今度のヒートは自分を取り戻した感じ。オフシーズンのトレーニングでウェイトトレーニングの量を増やして体重が増えた分、サーフボードのボリュームを増やしている。あんなにトレーニングをしたのは4年ぶりかな。辛いトレーニングをまた楽しんでやっていたよ」

2019年は弟のマイキーがツアーの正式なメンバーに加わった一方、妹のタイラーは昨年のA型インフルエンザ感染後、疲労症候群と診断されて体調不良が続き、開幕戦の直前に前半戦のキャンセルを発表。
オーウェン自身も長いブランクの時期があっただけに気持ちは十二分に分かっているでしょう。
兄としてやるべきことはこの舞台で結果を残すことしかありません。

その他、R1を取りこぼしていたジュリアン・ウィルソン(AUS)、ジョーディ・スミス(ZAF)などがR3進出を果たしています。

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『Red Bull Airborne』の表彰式
PHOTO: © WSL/Dunbar



昨年のフランス戦でも開催された『Red Bull Airborne』は予選ラウンドの残り3ヒートとファイナルが行われ、フロントサイドで高さのあるフルローテーションをメイクしたイタロ・フェレイラ(BRA)が優勝。
6名中4名がファイナルに残ったブラジリアンの強さが際立ったイベントでした。

「素晴らしいファイナルだったね。フィリッペとヤゴ、最高のエアーをする二人を含めての勝負は特別だった。その中で勝てて本当に嬉しいよ。ファイナルは最初の5分で決めてやろうと思っていたし、1本目にメイク出来た。楽しかったね。2年前、ここでエアーに失敗して足首に致命的な怪我をしたんだ。その2年後にエアーのコンテストで優勝するなんて最高だよね。どれだけ嬉しいか言葉で説明不可能なほどさ。この勢いで明日CTのヒートを戦うのが楽しみだよ」

チッパ・ウィルソン(AUS)、ノア・ディーン(AUS)、マット・メオラ(HAW)、ミッチ・パーキンソン(AUS)、カラニ・デイヴィッド(HAW)など普段コンテストで見られないメンバーも参加した『Red Bull Airborne』
今年はシリーズ化され、バリ島、フランスでも行われます。

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ステファニー・ギルモア
PHOTO: © WSL/Dunbar

今年からスポンサーが変わったウィメンズの『Boost Mobile Pro』
男女賞金同額化の記念すべき初イベントを誰が制するのか?ある意味メンズよりも注目されています。

R1ではステファニー・ギルモア(AUS)、レイキー・ピーターソン(USA)、カリッサ・ムーア(HAW)、タティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)、ジョアン・ディファイ(FRA)など昨年のトップ5が順当にラウンドアップを決めた一方、サリー・フィッツギボンズ(AUS)、ココ・ホー(HAW)、ルーキーのメイシー・キャラハン(AUS)などが敗者復活戦のR2へ。
R2ではリプレイスメントのキーリー・アンドリュー(AUS)、ペイジ・ハレブ(NZ)が敗退して早くも姿を消しています。

「この黄色いジャージを着るのは特別な気分だけど、プレッシャーになるのは確かね。今年初のイベント。ここから始まる。このジャージは輝かしい反面、重みがあるの。8度目のワールドタイトル獲得は難しいでしょう。今年最初のヒートは2本のエクエレントスコアを出して力強いスタートにしたかったけど、出来なかったわね。シーズンは長いけど、最初が肝心なのよ。だから、ここではやるべき仕事をこなすわ。最高のサーファーは素早く適応することを学ぶ。あのヒートでは何か自信がなく、自分の計画にこだわりたかったのかもしれない」

ホームで6度の最多優勝記録を持っているステファニー。
スナッパーロックスのイメージが強い彼女ですが、ビーチブレイクのデュランバーでもスタイルは変わらず。
8度目のワールドタイトル獲得に向けてまずは一歩踏み出しています。

ネクストコールは現地時間4月5日の6時30分(日本時間の同日5時30分)
オフィシャルフォーキャストの「Surfline」によると東南東ウネリが続き、南よりの風から南東風に変わる予報。
基本的に2日目と同じようなコンディションが予想されるため、イベントは進行するでしょう。

WSL公式サイト

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