コンテスト
『Quiksilver Pro Gold Coast』R2でワイルドカードが活躍!
ウェイティングピリオド初日からスタートした今年のCT開幕戦『Quiksilver Pro Gold Coast』&『Roxy Pro Gold Coast』は3日連続で進行。
予想されていたサイクロン「Hola」からの東ウネリは入らず、ウィメンズが一気にQFまで進行した前日と同様の公式3-4ftレンジ。
この日はメンズの敗者復活戦R2が12ヒート行われ、オープニングヒートでスポンサーワイルドカードのマイキー・ライト(AUS・写真最上部)が2xワールドチャンピオンのジョン・ジョン・フローレンス(HAW)を僅か2本のライディングで倒す大活躍。
ニューキャッスルのQS6,000で優勝し、カレントリーダーでもあるマイキーのサーフィンは兄オーウェン、姉タイラーとも違うスタイルですが、そのレールワークはQSよりもCT向き。
早ければ来年には3人でツアーを回ることになりそうです。
「世界最高のサーファーと対戦出来るワイルドカードを与えてくれたQuiksilverに感謝したい。ワールドチャンピオンとの対戦は厳しい。でも、CTで戦っている誰もが強敵だよね。だから、最高の波を掴み、自分の流れにヒートを持ち込みたかったんだ。ここは本当に楽しい波さ。次のヒートも楽しみだよ」
マイキーとジョン・ジョンは昨年の開幕戦でも対戦しており、その時はジョン・ジョンが勝利。
マイキーは見事にリベンジを果たしていました。
昨年、2年連続でワールドタイトルを獲得。
名実共に世界最高のサーファーと言えるジョン・ジョンですが、実に25イベントぶりの最下位と最悪なシーズンスタートに...。
ワールドチャンピオンが翌年の開幕戦で最下位になったのは、1991年のトム・カレン以来という記録も。
但し、ジョン・ジョンは昨年優勝したマーガレットリバーを除くとオーストラリアレッグは得意ではなく、ゴールドコースト、ベルズでの優勝経験は無し。シーズン中盤〜後半に強いタイプなので、大きな心配はしないで良さそうです。
ジョン・ジョンの次に登場したライバルのガブリエル・メディナ(BRA)もワイルドカードと対戦。
トライアルから勝ち上がってきたレオナルド・フィオラヴァンティ(ITA)とはR1でも当たり、一本目でガブリエルがインターフェアを犯していましたが、R2ではミスをせずにスコアを重ねて完勝。
「マイキーがジョン・ジョンを倒したようにワイルドカードは危険。レオとも厳しい戦いを予想していたよ。今日は良い波が入るけど、それを見つけるのが難しい。次に進めて嬉しいね。今年はサーフボードの調子が最高なんだ。2018年シーズンが幕を開け、エキサイトしていよ」
ガブリエルの次の相手はマイキー。
面白い戦いになりそうです。
昨年のJ-bayでの足の怪我が完治していないことを理由に欠場したケリー・スレーター(USA)のリプレイスメント、マイケル・フェブラリー(ZAF・写真上)は2016年、2017年の開幕戦、2年連続でファイナルに進んでいたウィルコことマット・ウィルキンソン(AUS)とクロスゲームを演じ、後半に逆転して勝利。
マイキーなどと比べると線が細い印象ですが、波を見つける嗅覚は素晴らしく、才能を十分に感じさせるライディングを披露。
「ケリーからは自分の状況を説明するメッセージをもらったんだ。彼の考えと自分の意見をシェアすることが出来て本当に嬉しかったね。彼が欠場したのは残念だったけど、ツアーのイベントでサーフィンする機会を与えられたことには興奮しているよ。昨年は惜しくもクオリファイを逃したけど、こんな凄いチャンスが巡ってきたね。ここ数日、イベントに参加出来るかどうか待っていた状態だった。最初のヒートに勝てて最高さ」
ベルズ戦でのミック引退後、マイケルがその枠に入ることが決定。
南アフリカ出身のサーファーではジョーディ・スミス以来のCT入りです。
その他にR3進出を決めたのは、エイドリアーノ・デ・ソウザ(BRA)、フレデリコ・モライス(PRT)、コナー・コフィン(USA)
ジョエル・パーキンソン(AUS)はローカルナレッジを活かし、8.70のハイエストスコアともう一本8ポイント台を出して圧勝。
ルーキーではマイケル・ロドリゲス(BRA)、ウィリアン・カルドソ(BRA)、トーマス・ヘルメス(BRA)、ウェイド・カーマイケル(AUS)がラウンドアップ。
日本国籍にして初のCT参戦となる五十嵐カノアも返り咲き組のキアヌ・アシング(HAW)を倒してR3行きを決めています。
ネクストコールは現地時間3月14日の7時30分(日本時間の同日6時30分)
オフィシャルフォーキャストの「Surfline」によるとサイクロン「Hola」からの東〜東北東ウネリが強まる予想。
WSL公式サイト
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