コンテスト
『Nudie Australian Boardriders Battle Final』 今年はライト姉弟が所属するカルバーラ・ボードライダークラブが優勝!
PHOTO:© WSL/Smith
毎年恒例のオーストラリアのNo.1クラブチームを決定する『Nudie Australian Boardriders Battle』が2月17日〜18日に東海岸のニューキャッスルで開催。
東海上を移動したトロピカルサイクロン「GITA」からの東よりのウネリが強まる傾向の中、2016年、2017年と2年連続でワールドタイトルを獲得したタイラー・ライト、弟のマイキー・ライトが所属するカルバーラ・ボードライダーズクラブが優勝!
2014年に結成されたばかりの新しいこのクラブは歴史と実力があるミアウェザー、ノースナラビーンなどを相手に土壇場で逆転。
最後はマイキーがヒーローとなり、新たなチャンピオンが誕生していました。
「今日の勝利は特別よ。最後のマイキーを信頼していた。彼はいつもでスコアを出すことが出来る私達の武器だったわ。彼が最後にビーチを走ってくるのを見て、家族やこのクラブに凄い情熱を持ち、今日の優勝に欠かせない人物だと感じたの。確かにワールドタイトルを獲得することは偉大な功績だけど、今日のタイトルは家族や故郷のためにもっと大きな意味があると思う。私はいつも家族や故郷を思いながらコンテストのために旅をしている。でも、今日はこの場所でみんなと戦うことが出来て最高よ。私を育ててくれた人々を誇りに思うわ」とチームのリーダーだったタイラーが優勝の喜びを語っていました。
PHOTO:© WSL/Bennett
『Nudie Australian Boardriders Battle』はオーストラリアの8つの州から選ばれた24のクラブチーム、4名のオープン選手を中心に18歳以下のジュニア、35歳以上の計6名(その中の1名以上は女性)で構成されたチーム戦で争われます。
昨年はマット・ウィルキンソン、エースことエイドリアン・バッカンなどが所属するアヴォカが優勝。
2016年はネイザン・ヘッジなどが所属するノースナラビーン、2015年はジョエル・パーキンソンなどが所属するスナッパーロックスが優勝するなどクラブチームのコンテストとはいえ、毎年CT選手が数多く参戦するハイレベルなイベントです。
カルバーラはシドニー南部、ウーロンゴンから更に南下した湖と川に囲まれた美しいサーフタウン。
今回のイベントにはライト姉弟の他、QSに参加しているジョーダン・ワトソン、タイ・ワトソンなどが参加。
優勝に大きく貢献したマイキーにはオーストラリアのレジェンドで今イベントでも活躍した経験があるラビットことウェイン・バーソロミューのメダルも贈呈、イベント終了後には以下のようなコメントを残しています。
「最後の波に乗った時、残り53秒というアナウンスを聞いたんだ。波に乗ってから2ターンしてビーチに戻り、走ってゲートを通過する必要があった。走ってゲートを通り抜け、数回深呼吸をしたら、3,2,1というカウントダウンが聞こえたのさ。やり遂げた!と興奮したよ。チーム戦の優勝は最高だね。コンテストジャージを着た選手だけではなく、サポーターの存在も大きかった。昨日のヒートを終えた感じでは、こんな結果になると思わなかったから、ボードライダーズクラブや、コミュニティの人の多くはカルバーラに帰ってしまった。でも、今朝ヒートを勝ち上がってファイナルに進んだ。私達は決して諦めない。戦うのが大好きなんだ。それぞれが役割を果たし、私達が今日成し遂げたことを誇りに思うよ」
(マイキー・ライト)
PHOTO:© WSL/Smith
ニューキャッスルでは『Nudie Australian Boardriders Battle Final』終了後、QS6,000『Burton Automotive Pro』、ウィメンズQS6,000『Grandstand Sports Clinic Women’s Pro』が開催されます。
『Nudie Australian Boardriders Battle Final』に参加していたコナー・オレアリー、タイラー・ライトを始め、マット・ウィルキンソン、オーウェン・ライト、サリー・フィッツギボンズ、タティアナ・ウェストン・ウェブなどが参加。
また、五十嵐カノアが日本国籍として初めてWSLイベントに出場します。
その他、日本から新井洋人、仲村拓久未、西優司、森友ニ、村上舜、安室丈、大橋海人、西修司、稲葉玲王、大原洋人。
ウィメンズは松田詩野、西元萌エミリ、都筑有夢路、田代凪沙、黒川日菜子、橋本恋、大村奈央、川合美乃里。
五十嵐カノア同様に日本国籍に変えた前田マヒナもクレジットされています。
WSL公式サイト
『Nudie Australian Boardriders Battle Final』結果
1位 カルバーラ・ボードライダーズクラブ
2位 ミアウェザー・サーフライダーズクラブ
3位 ノースナラビーン・ボードライダーズクラブ
4位 ノースシェリー・ボードライダーズクラブ
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