コンテスト
『Volcom Pipe Pro』 大野修聖がR5進出!
PHOTO:© WSL/Heff
現地時間2月2日、オアフ島・ノースショア、パイプラインを舞台とした『Volcom Pipe Pro』はコンテスト3日目を迎え、R4のH6まで進行。
この日の主役はパーフェクト10と9.83を1ヒートでメイクして19.83のハイエストヒートスコアを叩き出したカム・リチャーズ(USA)、5人のジャッジの内、3人が10ポイントを出した限りなく10ポイントに近い9.93をマークしたジャック・ロビンソン(AUS・写真最上部)の二人。
そして、オルタネイト(補欠)として待っていた大野修聖が幸運にもR4から出場権を得てクリーンなパイプラインでスコアを出して見事にラウンドアップ。
他の日本人選手が全て敗退していただけに最後の砦、2015年のSF進出7位の記録を塗り替えることが出来るのかにも注目しましょう!
(大野修聖)
R4のH3で元CT選手のアリッツ・アーランブルー(ESP)などと対戦したカムは後半にバックドアのバレルにバックサイドでプルイン。グラブレールでラインをホールドしながら深い位置に留まり、9.83。
更に数分後には更にディープなバックドアのバレルを完璧にメイクして10ポイント。
「9ポイントを出した後、パドルバックすると遠くから静かに形良いウネリが入ってきたんだ。溺れてしまうかもしれないけど、もしあのウネリが自分の場所で割れたら乗ろうと考えたのさ(笑) そして、波は自分の場所に真っすぐに入ってきた。’まだ準備が出来ていないよ!’と慌てたね。少し疲れていたけど、テイクオフした。バレルに入り、スピットと共に凄いスピードで飛び出したのさ。あの2本の波は本当に楽しかったよ。様々な感情が入り乱れ、非現実的な感じがした」
アメリカのサウスカロライナ出身で、まだジュニア枠から出たばかりのカム。
2017年はQSのオーストラリアレッグで優勝と2位を続けて最高のシーズンスタートになったものの、シーズン中盤からは失速してランキング69位。
今年はオーストラリアレッグを蹴ってハワイを優先、それが見事に形になった一日でした。
(カム・リチャーズ)
PHOTO:© WSL/Keoki
もう一人の主役、ジャックはR3、R4共にバックドアで次々とハイスコアをメイク。
ジョシュア・モニーツ、ハンク・ガスケルなど強豪ハワイアン3人に囲まれたR4では9.93を含む、トータル18.66で2位以下をコンビネーションに追い込んで圧勝。
「ヒートではいつも同じことをするだけさ。恐怖もあるけど、幸せでもある。良い波に乗れば恐怖感は消えてしまうよ。ここの波は素晴らしい。リスペクトしているさ。だから、自信過剰にはならないよ。この完璧な波に乗るためにここに来たんだ。少し風はあったけど、待っていればバックドアは最高の波が入る」
ウエスタンオーストラリアの神童としてジュニア時代から注目を浴びていたジャック。
クオリファイに結び付く結果は出せないものの、スペシャルな波ではCT選手並の実力を持っています。
R4の残りヒートにはジョン・ジョン・フローレンス(HAW)、セバスチャン・ズィーツ(HAW)、コナー・コフィン(USA)、エゼキエル・ラウ(HAW)他多数の強豪がクレジット。
ネクストコールは現地時間2月3日の早朝7時30分(日本時間の4日午前2時30分)
巨大な西〜北西ウネリが入る予報。
歴史に残るようなクライマックスになる可能性も!
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