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ウィメンズCT最終戦『Maui Women’s Pro』はステファニーが4度目の優勝!


PHOTO:© WSL/Cestari

現地時間12月1日、前日に熾烈なタイトル争いの決着がついたウィメンズCT最終戦『Maui Women’s Pro』はファイナルデーを迎えました。
無冠の女王と言われ続けたサリー・フィッツギボンズ(AUS)、コートニー・コンローグ(USA)が今年もタイトルを逃し、タイラー・ライト(AUS)が2年連続のワールドチャンピオン。
すでに答えが出たマウイ島・ホノルアベイはピリピリとしていた雰囲気から解放されて和やかなムードで進行。

オープニングヒートとなったSFのH1ではタイラーとステファニー・ギルモア(AUS)が対戦。
序盤にプライオリティを持っていたステファニーがオープンフェイスでの美しいマニューバーで9.77をスコア。後半に追い上げてきたタイラーをかわしてファイナル進出。
今シーズン怪我の治療が長引いたマリア・マニュエル(HAW)とのファイナルもリズムは崩れず、8.53を含むトータル15.20で圧勝。
開幕戦以来、今シーズン2度目の優勝。
ホノルアベイでは通算4度目の優勝を決めました。


PHOTO:© WSL/Poullenot

優勝直後、ラインナップでバートン・リンチのインタビューに答えたステファニー。

「この優勝は沢山の意味があるわ。ワールドタイトルは獲れなかったけどね」

オープニングヒートでタイラーを敗ったことが重要だったのでは?との問いには、「もちろん、あの勝利が自信になったし、全てだったと思う。タイラーとの対戦では常に全力でサーフィンしている。彼女はいつも私に刺激を与え、ナーバスにするのよ。あの勝負に勝たなければいけなかった」とコメント。

開幕戦と最終戦で優勝しながらも、タイトルを逃した理由は不安定だったシーズン中盤の成績。
ハンティントン、ポルトガルで最下位、フィジーで9位。
タイトルコンテンダーの中で最下位を2つ重ねたのはステファニーだけでした。

「トップでスタートしたのに、中盤はダメだった。でも、これもサーフィンの一部だし、大好きな部分。学ぶべきことはまだあるわ。敗者も勝者もいたドラマチックなこの素晴らしいイベントでの優勝はスペシャルよ。ハッピーね」

2007年、19歳の時にルーキーイヤーでワールドチャンピオンという史上初の快挙を成し遂げてから、6度のタイトル、通算26勝目を上げたステファニー。
次に更新する可能性がある記録はレイン・ビーチェリーの通算27勝、7度のタイトルでしょう。


PHOTO:© WSL/Cestari

古巣のオニールから離れ、ヨガウェアやランニングギアのブランド、「lululemon」のスポンサーを受けてシーズンインした2017年のマリア(写真上)
オーストラリアレッグではQS6,000で優勝、CT第2戦のマーガレットリバーでQF進出を決めるものの、イベントの最中に膝内側側副靱帯の損傷でSFを棄権、次のベルズ戦から4戦連続で欠場してシーズンを棒に振ってしまうことに...。

復帰直後はポルトガルで3位、フランスで5位、そして今回の2位と順調に成績を伸ばしていました。

「怪我から復帰した後、期待を持ち過ぎないようにしたから、今回の結果も失望はしていないわ。この表彰台は大きなステップになる。まだ今年が終わって欲しくない」

最終ランキングは12位とリクオリファイ(10位以内)には届きませんでしたが、怪我によるワイルドカードが与えられると予想されます。


PHOTO:© WSL/Poullenot

『Maui Women’s Pro』結果
1位 ステファニー・ギルモア(AUS)
2位 マリア・マニュエル(HAW)
3位 タイラー・ライト(AUS)、ブロンテ・マコーレー(AUS) 
5位 シルヴァナ・リマ(BRA)、ブリッサ・ヘネシー(HAW)、ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)、カリッサ・ムーア(HAW)

2017 Women’s Championship Tour
最終ランキング
1位 タイラー・ライト(AUS) 52,900pt
2位 ステファニー・ギルモア(AUS) 53,400pt
3位 サリー・フィッツギボンズ(AUS) 52,900pt
4位 コートニー・コンローグ(USA) 50,000pt
5位 カリッサ・ムーア(HAW) 49,200pt

WSL公式サイト

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