コンテスト
『Hawaiian Pro』2日目 新井洋人は?
PHOTO:© WSL/Keoki
現地時間11月15日、オアフ島のハレイワ・アリイビーチパークで開催中のトリプルクラウン初戦『Hawaiian Pro』は2日目を迎え、R2の全てのヒート終了後、R3のH1まで進行。
前日に入った西北西ウネリがピークを迎えたものの、公式3-5ftレンジとノースショアにはまだスモール。
更にトレードウィンドも強く、難しいコンディションに番狂わせが続出。
QSランキング11位、ジョーディ・スミスの次の世代の南アフリカ出身の選手として注目されているマイケル・フェブラリー。オーウェン&タイラーのライト家族の末っ子、マイキー、ジャック・ロビンソンなどの強豪オージー。
ハワイアンではトリー・マイスター、ビリー・ケンパー、セス・モニーツ、コディ・ヤング・カイマナ・ハキアス、ケオニ・ヤンが早くも敗退。
この日のファーストヒートに登場した新井洋人(写真下)もスコアを伸ばせずにR2で姿を消すことに...。
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コンテスト2日目のハイエストスコアは、R3のH1、トップシードのエイドリアーノ・デ・ソウザ(BRA・写真最上部)がバックハンドのソリッドな3つのターンでマークした9.27。
同じくトップシードのグリフィン・コーラピント(USA)と共に危なげなくラウンドアップ。
「ヒート前はナーバスになったよ。今年で3年か、4年連続で出場しているのだけど、一度もR3を勝ったことがなかったからね。毎年全力を尽くしている。でも、ミスをしたり、僅かなポイント差でヒートに負けてしまっていたのさ。ワールドツアー出場をかけて戦っている沢山のアスリートに会った。このヒートを勝ててストークしているし、この調子でトップ5に入りたいね」
2015年にワールドタイトルを獲得した後、精彩を欠いていたエイドリアーノでしたが、今シーズンはブラジル戦で優勝。
タイトル争いには絡んでいないものの、トップ10はほぼ確実なポジションにいます。
PHOTO:© WSL/Keoki
R2のH15ではタナー&パトリックのグダスカス兄弟が同ヒートに重なり、ティアゴ・カマラオ(BRA)、『HIC Pro』でSF進出を果たしてトリプルクラウンの出場権を得たマウイ島出身の18歳コディ・ヤング(HAW)と対戦。
バーディカルなターンで8.87をスコアした兄のパトリック(写真上)がトータル14.57で圧勝。他の3名はクロスゲームの末にティアゴが2位通過でR3へ。
「とても良い年だし、最高の気分。仕事もハードにこなしているよ。色々なことに取り組み、多くのヒートを冷静にこなしてコンスタントに勝つことが出来た。一年を通して上手くいったんだ。上位にいることが出来るのは素晴らしい。ハワイは大好きだよ。仲間も皆いるし、第二のホームみたいさ。このイベントではファイナル進出を狙っている。それがシーズンの目標なんだ」
現在QSランキング16位とクオリファイ可能なポジションにいるパトリック。
ヒートを一つ勝つ毎にまた一歩その道が開いてきます。
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その他にR3進出を決めたのは、ディオン・アトキンソン(AUS)、デイヴィー・キャッスル(AUS)、ダスティ・ペイン(HAW)、ミッチ・コルボーン(AUS)、リカルド・クリスティ(NZL)、アダム・メリング(AUS)、カム・リチャーズ(USA)、ジョシュ・カー(AUS)、アレホ・ムニーツ(BRA)など。
R3にはCT選手やQSのトップ選手が勢揃いしており、五十嵐カノア(USA)もチームメイトのレオナルド・フィオラヴァンティ(ITA)とH15にクレジット。
ネクストコールは現地時間11月16日の早朝7時(日本時間の17日午前2時)
オフィシャルフォーキャストの「Surfline」によるとサイズダウン傾向。
次のウネリは19日に入る予想なので、それまではレイデイが続きそうです。
『Vans Triple Crown of Surfing』公式サイト
WSL公式サイト
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