JPSAショートボード第8戦『ブルーエコシステム presents 仙台プロ』終了! | サーフィンニュース BCM | コンテスト

TOPNEWS > コンテスト
NEWS / BCMサーフィンニュース

コンテスト

JPSAショートボード第8戦『ブルーエコシステム presents 仙台プロ』終了!



最終戦を待たずに第7戦の千葉で加藤嵐、西元梨乃ジュリにグランドチャンピオンが決定した今年のJPSAショートボードシリーズ。
第8戦の舞台は日本有数のビーチブレイク、宮城県の仙台新港。
東日本大震災後、初の開催となる記念すべきイベントは台風21号の接近、高気圧からの吹き出しによる東よりのウネリにより連日オーバーヘッドのグッドコンディション。
10月19日にプロトライアルから開幕して22日にファイナルデイを迎えました。

千葉でJPSA初優勝を決めた西3兄弟の長男、西慶司郎は早いラウンドに素晴らしいライディングを披露したものの、R5で敗退。
一方、松岡慧斗がローカルナレッジを活かしてQF進出、会場を大いに盛り上げていました。


(村上舜)


(加藤嵐)

ファイナルはスポット参戦ながら新島で3年連続の優勝を決めた村上舜、2年連続のグランドチャンピオンを決めたばかりの加藤嵐がマンオンマン勝負。
右側にポジション、一本目にバックサイドで6.83をマークした加藤嵐。
一方、村上舜は左側のレフトに狙いを絞り、一本目にフロントサイドでのバーディカルなターンで7.67。
更に同じレフトの波でファーストセクションでのリップからトリミングしてのフィンを抜いたフィニッシュ。6.77を重ね、主導権を握ります。
加藤嵐はフリーサーフィンのように波数こそ乗るものの、スコアは伸びず...。
中盤、村上舜はセットにテイクオフ、深いボトムターンから際どいセクションでのトップアクション、フルレールのカービング、フィニッシュまでメイク。
このライディングに9.50がコールされ、トータル17.17。加藤嵐をコンビネーションに追い込み、そのまま優勝。

今イベント好調だった大野修聖をSFで倒した村上舜。
参加した3戦中、優勝2回と素晴らしい成績を残して2017年のJPSAを終了。

優勝後のインタビューでは、「本当に波がパワフルで、この仙台新港は他のビーチブレイクと全然違います。予選は苦戦したのですが、決勝で一番良いパフォーマンスが出来て良かったと思います。応援してくれた方々や、ローカルの方々に感謝しています。最終戦、優勝で締めくくれて良かったです。ありがとうございます!」と笑顔で話していました。


(西元梨乃ジュリ)

女子は千葉で今シーズン3度のファイナル進出を決めた川合美乃里がR2で敗退。
一方、ローカルの高橋みなとがQF進出と松岡慧斗と共に活躍。
今シーズン、最も活躍した選手の一人、脇田沙良がSF進出とまたしても上位に入り、コンスタントな強さを見せていました。

ファイナルは西元萌エミリ、西元梨乃ジュリの姉妹対決。
序盤はワイドブレイクが多く、両者共に様子見の中、姉の西元萌エミリがフロントサイドで5.67。
その裏で波に乗った妹の西元梨乃ジュリが1マニューバーながら7.17をスコア。5.10のバックアップを重ねてトータル12.27。
姉を大きくリードして今シーズン2勝目、グランドチャンピオンに花を添えました。

「楽しくてフリーサーフィンのようでした。サポートしてくれているスポンサー、家族や友達、皆さんありがとうございます。お姉ちゃんは上手いので、勝てる気はしませんでした。ライブを見てくれていた皆さんありがとうございます。最後の仙台、優勝出来て嬉しいです!」


(2017年グランドチャンピオン)

これで2017年のショートボードシリーズは終了ですが、ロングボードはコンディション不良のために男子QF、女子SFを終了した時点で中断されていた最終戦『クリオマンション 茅ヶ崎ロングボードプロ』が11月9日(木)に千葉の千倉で開催予定です。

JPSAショートボード第8戦
『ブルーエコシステム presents 仙台プロ』結果
1位 村上舜
2位 加藤嵐
3位 渡辺寛、大野修聖

女子
1位 西元梨乃ジュリ
2位 西元萌エミリ
3位 脇田沙良、野呂玲花

2017年JPSAショートボード最終ランキング
1位 加藤嵐
2位 大野修聖
3位 辻裕次郎
4位 渡辺寛
5位 田中英義

女子
1位 西元梨乃ジュリ
2位 脇田沙良
3位 西元萌エミリ
4位 野中美波
5位 庵原美穂

BCM の Facebook に「いいね!」をしよう

※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等を禁じます。