コンテスト
2017年JPSAショートボード グランドチャンピオン決定!
全8戦で争われる2017年JPSAショートボードシリーズの第7戦『CHIBA ICHINOMIYA PRO supported by 湾岸画廊』が千葉県の釣ヶ崎海岸、通称「志田下」で10月12日〜15日に開催。
2020年東京オリンピックの舞台でもある日本を代表するこのブレイクで最終戦を待たずにグランドチャンピオンが決定!
男子は第2戦の伊豆、第5戦の大洗で優勝した加藤嵐(写真最上部)が2年連続で獲得。
女子は3戦連続でファイナル進出、大洗では優勝とコンスタントに上位入賞を重ねた西元梨乃ジュリが初の栄冠を手にしました。
イベント期間中は北に偏る高気圧や本州南岸に停滞気味となった前線の影響で北〜北東風が吹き続き、オンショアの難しいコンディション。
11月並の寒さに雨も降る悪条件でした。
今回はQSのクライマックス前の合間に重なったこともあり、大原洋人を始め、稲葉玲王、村上舜、野呂海利など海外のQSをメインに活動している選手も参加。
2008年のJPSAグランドチャンピオンで現在はハワイ在住の田嶋鉄兵も久々にJPSAにエントリーして活躍していました。
ランキング2位の辻裕次郎がR4、ランキング3位の大野修聖がR6で敗退した一方、大洗で今シーズン2勝目を決めた加藤嵐はベスト8に残り、田中英義がSFで敗退した時点でグランドチャンピオンが確定しました。
イベントの方はR4から圧倒的なサーフィンを披露して全て1位通過で勝ち上がってきた大原洋人とSFで好調だった村上舜を倒した西3兄弟の長男、西慶司郎がファイナルで戦い、クロスゲーム。後半にレフトの波でビッグマニューバーを描いた西慶司郎が7.33をスコアして逆転、更に5.60を重ねてリードを広げます。
大原洋人も追い上げますが、ニード7.21のシチュエーションで最後に乗った波は6.77。
僅か0.43ポイント差で西慶司郎(写真上)がJPSA初優勝!
ちなみに弟の西優司は今年の伊豆での第2戦にスポット参戦してJPSA初優勝。
兄弟で同シーズンにJPSA初優勝を決めるのは非常に珍しいことです。
女子はランキング2位の脇田沙良がワールドジュニアの出場権がかかっているWSlジュニア『Ise Shima Pro Junior』出場のためにスキップ。
ポイント差からしても西元梨乃ジュリは出場するだけでグランドチャンピオン確定というシチュエーションでした。
イベントの方は西元梨乃ジュリがR3で敗退した一方、スポット参戦ながら開幕戦、第4戦の新島と2度の優勝がある川合美乃里、同じくスポット参戦ながら第6戦の種子島で優勝、大洗では2位に入った橋本恋がファイナリスト。
難しいコンディションのロースコア勝負ながら、序盤から橋本恋が主導権を握り、トータル9.00で今シーズン2勝目。
出場すれば必ず上位に入るこの二人、海外でのQSにも積極的に参加しており、来年も他の選手に良い刺激を与えてくれそうです。
次はいよいよ最終戦、JPSAショートボード第8戦『ブルーエコシステム presents 仙台プロ』は宮城県・仙台新港が舞台。
10月19日〜22日に開催されます。
JPSAショートボード第7戦
『CHIBA ICHINOMIYA PRO supported by 湾岸画廊』結果
1位 西慶司郎
2位 大原洋人
3位 村上舜、田中英義
女子
1位 橋本恋
2位 川合美乃里
3位 黒川日菜子、西元萌エミリ
JPSA公式サイト
(世界基準のサーフィンで会場を沸かせていた大原洋人)
(見事、グランドチャンピオンを獲得した西元梨乃ジュリ、ジャージを着ているのは姉の西元萌エミリ)
(川合美乃里)
(優勝した西慶司郎&橋本恋)
photo: 日本プロサーフィン連盟(JPSA)
BCM の Facebook に「いいね!」をしよう
※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等を禁じます。