コンテスト
JPSAショートボード第6戦『サーフアイランド種子島プロ』終了!
前半戦を終了した時点で加藤嵐、女子は野中美波がカレントリーダーとなっている今年のJPSAショートボードシリーズ。
特に女子の方は若い世代の目覚ましい活躍が目立ち、16歳の野中美波を始め、トップ4は全てティーンエイジ。
確実に世代交代を感じるシーズンになっています。
第4戦の新島の後、すぐに茨城県・大洗での第5戦が予定されていましたが、台風接近で10月に延期になったため、実質第5戦目となる『サーフアイランド種子島プロ』が9月21日〜24日に開催。
イベント名にもある通り、以前からサーフアイランドで有名な種子島。
一年を通してコンスタントに波があり、特に台風シーズンにはワールドクラスのクオリティになるポイントも。
絶景のロケーションに冬でも比較的暖かい海水、住みやすい場所でもあるため、移住するサーファーも多いことで知られています。
メイン会場は種子島の最南端竹崎海岸、通称「ホテル前」
最終日はコンディションが良かった種子島宇宙センターにある「灯台下」で行われ、ムネ前後の風の影響が入ったコンディションでの激しい戦いとなり、安井拓海と橋本恋が優勝。
今回はポイントと賞金が2倍になるダブルグレード、優勝した二人はスポット参戦のためにランキングに影響はありませんが、男子は加藤嵐を始め、上位陣が早いラウンドで敗退。そんな中、ランキング3位だった辻裕次郎がSF進出の3位でポイントを稼ぎ、一気にトップに立つことに!
女子は野中美波、新島で優勝した川合美乃里が宮崎県のお倉ヶ浜で開催中の『2017 VISSLA ISA World Junior Surfing Championship』出場のために欠場。
ランキング2位だった西元梨乃ジュリが今大会で2位となりカレントリーダーの座を手に入れることになりました。
ランキング3位だった脇田沙良がSF進出の3位で2位に浮上しています。
残り4戦、まだポイント差は少ないため、グランドチャンピオンの行方は分かりません。
10月5日〜8日は茨城県の大洗で『第22回I.S.U茨城サーフィンクラシック さわかみ杯』が開催。
その前にロングボードの最終戦『クリオマンション 茅ヶ崎ロングボードプロ』が9月30日〜10月1日に湘南・茅ヶ崎で開催されます。
優勝した安井拓海。
強豪、仲村拓久未とのQFでは圧倒的なサーフィンで勝利。
SFはダークホースの笹子夏輝に勝利、マンオンマンのファイナルは渡辺寛にリードされたものの、最後の最後に大逆転。
今シーズン初のJPSAで優勝は本当に嬉しそうでした。
JPSAフル参戦の渡辺寛はJPSA初優勝を目の前で逃すことに...。
それでも今回の2位でランキングを11位から一気に4位まで上げてグランドチャンピオン獲得の可能性も出てきました。
優勝した橋本恋は海外でのQSをメインに戦っているため、今シーズン2戦目の出場。
QSでは年初のオーストラリアで優勝も果たしています。
第2戦の伊豆は3位。そして、今回の優勝と出場すれば必ず上位の実力の持ち主。
西元梨乃ジュリとのファイナルは序盤からリードして最後まで逆転を許さずの圧勝。
昨年は姉の西元萌エミリに活躍が目立っていましたが、今年は妹の西元梨乃ジュリがコンスタントに結果を残して新島に続きのファイナル進出。
優勝は逃したものの、ランキングではトップ。
SFでは海外のQSで結果を残している野呂玲花を見事に抑えるなどコンペティターとしての強さを感じました。
ショートボード第6戦
『サーフアイランド種子島プロ』結果
1位 安井拓海
2位 渡辺寛
3位 笹子夏輝、辻裕次郎
女子
1位 橋本恋
2位 西元梨乃ジュリ
3位 脇田沙良、野呂玲花
JPSA公式サイト
photo: 日本プロサーフィン連盟(JPSA)
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