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プロサーフィンの創設者が語るケリーのウェーブプール


PHOTO: © WSL/Morris

現地時間9月19日、ケリー・スレーター開発のウェーブプール「サーフランチ」で開催されたCT選手による招待制のスペシャルイベント『Future Classic』
サーフィンの未来を感じさせた歴史的なこの舞台にはプロサーフィンの創設者でもある多くのレジェンドサーファーも招待され、コンテストを観戦。
またマーク・リチャーズ、ショーン・トムソン、マーティン・ポッター、ランディ・ラリックなどがコンテストジャージを着て実際にこの波を体験。
簡単そうに見るこの波ですが、彼らでも手こずったとか...。

今回はそんなレジェンド達のコメントを紹介。
以前から話題にあがっていたオリンピックの会場への提案も。
2020年の東京オリンピック会場は決定していますが、2024年のパリ、2028年のロスについてはまだ白紙。
期間が限定されているオリンピックでの利用は現実的と言えそうです。


PHOTO: © WSL/Morris
(ステファニー・ギルモア)

■マーク・リチャーズ
(1979年〜1982年のワールドチャンピオン)

このイベントに参加することが出来て興奮している。
昨日、この目で見たことに驚いているよ。
最初は全て同じ波だと想像していたので、ジャッジは難しいと思っていたんだ。
でも、全くの勘違いだった。
ワイプアウトする選手もいれば、選手によって波に描くラインも違う。
誰よりも波を読んでいるサーファーが優れていたので、ジャッジは簡単だったのさ。

この波がオリンピックでの利用に適していると一層感じたね。
ライト、レフト共に2つの波がカウントされる。もし、失敗したら、そこで終了。
多くの選手が失敗していたし、このようなプレッシャーはオリンピックのようなイベントでの刺激になる。
なんせ、失敗したら4年間の努力が水の泡になるのだから...。

世界中にこのようなプールが出来れば最高だね。
ワールドツアーもこのプールとベストなロケーションを組み合わせて出来るんじゃないかな。


PHOTO: © WSL/Sherman

■ショーン・トムソン
(1977年のワールドチャンピオン)

信じられないような波だね。
こんな波で最高のサーファー達の演技を見ることが出来て最高だった。

■ウェイン’ラビット’バーソロミュー
(1978年のワールドチャンピオン)

信じられないような技術。
グリーンマウントのチューブセクションと比較しながらミック、ジョエル、ステファニーと話していたんだ。
本当に素晴らしい。
ケリーはもの凄い方法で科学を証明したね。
彼らがサーフィンの将来にどんな役割を果たしてくれるか、’ブレインストーミング’はまだ始まったばかりだよ。
ここには未来がある。
ウェーブプールは存在しているし、向かうべき方向性は決まっている。
他の場所にも大きな刺激を与えると思うよ。

★ブレインストーミング
数名毎のチーム内で1つのテーマに対しお互いに意見を出し合う事で沢山のアイディアを生産し問題の解決に結び付ける創造性開発技法


PHOTO: © WSL/Sherman
(今回参加したCT選手)

■イアン・ケアンズ
(1976年の世界2位)

ここは長く、チャレンジングな波。このような波でスコアを出すには全範囲で安定したライディングをする必要がある。

オリンピックを助ける技術だよ。日本の小さなビーチブレイクのような場所で開催するのであれば、その舞台となる可能性が非常に高いね。


PHOTO: © WSL/Sherman


イベント後のパーティーではケリーとロブ・マチャド、ケリーの古くからの友人、パール・ジャムのボーカル、エディ・ヴェダーが「The Surfers」2.0?としてステージに上がり、パフォーマンスを披露。

ケリーの影響か、サーファーでもあるエディ・ヴェダーのコメントを言葉を最後にどうぞ。

今日この場所にいてこう思ったんだ。
エアストリームを手に入れて、ケリーのプールの隣に駐車しちゃおうかな〜ってね(笑)

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