コンテスト
WCT第4戦「リップカールプロ・サーチ」はRound2に突入!
トム・カレン率いる「リップカールチーム」がサーチした南米チリ「アリカ」の「エル・グリンゴポイント」で開催されているWCT第4戦は、現地時間の21日に敗者復活戦となるRound2のヒート3までを消化。
ヒート1で破れたタジ・バロウ(AUS)、アンディ・アイアンズ(HAW)、キーレン・ペロウ(AUS)が勝ち上がり、次のRound3へ駒を進めました。
当日の「エル・グリンゴポイント」のコンディションは6-8ftのフォローな波。シャローなリーフの上で割れる波はレフト・ライト共にあり、テイクオフからすぐのバレルインが強いられる。上手く良い波を掴めればハイポイントを稼げるが、少しでも波の選択を誤ると、すぐに潰されてしまうWCT選手でも難しいコンディション。さらに16度前後の冷たい水温が判断力を鈍らせる。
実際に思わず声を出してしまう程の危険なワイプアウトが目立っていて、多くの選手が「ここの波はハードだ!」とインタビューに答えていたのが印象的でした。
なお、Round1で勝利してRound3へジャンプアップした主な選手はミック・ファニング(AUS)、ケリー・スレーター(USA)、ボビー・マルチネス(USA)、ブルース・アイアンズ(HAW)、ダミアン・ホブグッド(USA)、テイラー・ノックス(USA)、ジェレミー・フローレス(FRA)など。
2007年のカレントリーダーであるミック・ファニングは、ヒート終了間際までディーン・モリソンに6.50ptのリードを奪われていたものの、残り13秒で長いチューブをメイク!8.80ptをスコアし、見事な大逆転劇を披露。前大会のタヒチ同様、早くから現地入りして練習をしていた成果が早くもここで発揮されていたようです。
ミックは「プレッシャーは無いよ。だって、長い1年で、まだ3戦しか戦ってないからね。3つのイベントだけで、成功を安じて何もしないなんて出来ないよ。僕はパドルアウトして、攻撃を続ける。それが僕がやっていることなんだ。最後まで止めるつもりは無いよ。」とコメント。
1999年のオッキー以来、オージーはWCTタイトルから見放されているが、今シーズンは1位ミック、2位タジを初め、トップ10の中に6人のオージーサーファーがランクインしており、久々のタイトルに期待が高まっている。
ネクストコールは現地時間の22日朝7時。チリと日本の時差はマイナス13時間なので、日本時間でいうと22日の夜8時。興味がある方はASPのサイトからライブ観戦を楽しんでみて下さい!
photo: ASP Covered Images
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