コンテスト
WCT第4戦「リップカールプロ・サーチ・チリ」が来週からスタート!
昨年はメキシコのシークレットポイントで驚くほどのグッドウェーブを当てた「リップカールプロ・サーチ」。今年は舞台を南米のチリに移し、新たな波をサーチします。コンテスト期間は6/20〜7/1の12日間。すでにASPのサイトではコンテスト会場となる「ARICA」というポイントが紹介されており、南太平洋の冷たい外洋に異様な形で突き出た半島の先端から割れるフォーローでパーフェクトな波の写真や、映像が見ることが出来ます。
第3戦のタヒチを終了した時点でレーティングトップに立っているのは、絶好調のミック・ファニング(AUS)。第1戦のゴールドコーストでの1位を初め、第2戦で3位、第3戦で2位とシーズン序盤にしては文句ない好成績。続く2位は、第2戦のベルズで優勝したタジ・バロウ(AUS)。3位は第3戦のタヒチで勝利したダミアン・ホブグッド(USA)。
一方、昨年に前人未到の8Xを決めたケリー・スレーター(USA)は6位。ライバルのアンディ・アイアンズ(HAW)は7位に甘んじているものの、この二人は一度火がつくと他の選手にとって怖い存在であるのは今年も変わりないはず。
さて、WCTのもう一つの楽しみと言えば、ヒートの合間に開催されていた「Forster’s Expression Session 」でしたが、今シーズンからは新たな試みとして「Forster’s Surf Showdown」という国別対抗のコンテストに生まれ変わったのをご存知でしたか?
ルールは各国の代表選手が2人1組になり、まずは各自1本づつのベストライディングのポイントを加算。次に1本の波を2人で一緒に乗り、そのライディングのポイントを更に加算して順位を決めるというシステム。また、各コンテスト毎に順位を決め、シリーズチャンピオンを争うという本格的なもの。
もちろん、代表選手に選ばれるのは各国のトップ選手。
例えば、ケリー・スレーターが大きなラウンドハウスを決め、そのギリギリ上のラインをクリス・ワードがハイスピードで駆け抜けてエアーを決める!なんて、フリーサーフィンでも見れないような夢のようなライディングが楽しめるのです。また、観客にも自分の国を応援しやすいように、選手達は自国の国旗が背中に入ったジャージを身に着けているのも、にくい演出ですよね。
この新しいコンテストに対して、南アフリカ代表のキャプテンを務めるグレッグ・エムズリーは、「ツアーでの新しい試みは楽しいし、大歓迎さ。国同士のライバル関係も見物だね。面白くなりそうだ。」とコメント。
その他、アメリカ代表のテイラー・ノックスは、「個人戦も続くが、チーム要素も必要だよ。お気に入りの選手だけより、チームも応援できたら最高さ。」
ハワイ代表のパンチョ・サリバンは、「このオリンピックっぽい感じをずっと待ってたんだ。」
と評判は上々のようです。
第3戦のタヒチを終えた時点でトップに立っているのは、2007にWCT入りしたルーキーで構成された「Team Fosters Rookies」。
ジョシュ・カー(AUS)がキャプテンを務め、ライダーも19歳の新鋭ジェイミー・フローレンス(FRA)やベン・ダン(AUS)など、勢いがあるメンバーばかり。ルーキーだけに、本戦に影響しないように手加減をすることもないため、オーストラリアレッグの第1戦、2戦を連勝で決めている程の好調ぶり!
この様子はCSチャンネル「GAORA」で見ることが出来るので、是非チェックしてみて下さい!
photo: ASP Covered Images
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