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JPSAショートボード第3戦『夢屋サーフィンゲームス 田原オープン』終了!



毎年、台風シーズンのこの時期に開催される愛知県の田原町、通称・伊良湖でのJPSAが7月27日〜30日に行われました。
ショートボード第3戦『夢屋サーフィンゲームス 田原オープン』、昨年はWSLとの共同開催でしたが、今年は通常のJPSAに戻り、小笠原近海の動きの遅い台風5号からのウネリがしっかりと続く中、見応えある戦いが繰り広げられていました。

すでに終了した2戦。バリ島での開幕戦は佐藤魁、伊豆の第2戦は西優司と共にJPSA初優勝。
ランキングでは2戦続けてファイナル進出の大澤伸幸がカレントリーダーで、2位は大野修聖、3位は田中英義。
西優司はカリフォルニア・ハンティントンビーチでの『Vans US Open of Surfing』のジュニアに出場のために欠場、こちらはすでにQF進出の嬉しいニュースが入っています。



今回、会場となったのは右側の堤防のおかげで地形が安定しているロコ。
イベント後半は頭前後のサイズがあり、オンショアの影響で難しいコンディション。
番狂わせも多く、大澤伸幸はQF、大野修聖はSF、田中英義はR5で敗退とトップ3が崩れ、湘南のWSLで2位になった松下諒大もR2で早々と敗退した一方、4位の加藤嵐(写真最上部・上)が今シーズン初のファイナル進出で優勝。

2016年に初のグランドチャンピオンを獲得した加藤嵐ですが、優勝は2011年の大洗以来、6年ぶり。
2013年、2015年の今イベントを含め、何度もファイナルに残りながら逃していた念願の優勝。
決まった後は喜びを噛みしめていました。



2位は初ファイナルの野呂海利(写真上)
野呂玲花の弟。以前からアメリカのNSSAでの優勝などで注目されていた彼がようやく結果を残すことに成功。
加藤嵐、佐藤魁、辻裕次郎と強豪揃いのファイナルで終了直前にフロントサイドで大きなターン、ノートリムでフィニッシュまでメイクして8.00。
CT並のクレーム(アピール)を披露して4位から一気に優勝か?という場面も...。
今回は惜しくも優勝を逃したものの、まだ18歳。
今後の活躍にも注目が集まりそうです。



女子はバリで優勝してカレントリーダーの川合美乃里を始め、都筑有夢路、西元エミリなどはQS出場のためにカリフォルニアへ向かい欠場。
伊豆の第2戦でJPSA初優勝を決めてランキング2位、15歳の野中美波(写真上)がファイナル進出を決めて2位。
惜しくも2連勝は逃したものの、ランキングではトップに立っています。



優勝は昨年QSデビューでいきなりの2位になった脇田沙良(写真上)
JPSAでは今シーズンの開幕戦でファイナル進出の3位。
父、脇田貴之の大きなサポートの元、試合開始のホーンと同時に波に乗り、フロントサイドでの大きなターンでいきなり7.00をスコア。
バックアップスコアを重ねて主導権を握り、最後には6.00を重ねてトータル13.00。
他3名の追い上げをかわし、JPSA初優勝を決めました。

まだ14歳の彼女ですが、早くもグランドチャンピオンを狙うと宣言。
ビーチ凱旋では父と兄の泰地に担がれ、母がサーフボードをかざすなど家族一丸となって娘の優勝を祝っていました。

次のJPSA第4戦『ALL JAPAN PRO 新島』は新島に移動して8月18日〜20日に開催されます。


(男子ファイナリスト)


(女子ファイナリスト)

ショートボード第3戦
『夢屋サーフィンゲームス 田原オープン』結果
1位 加藤嵐
2位 野呂海利
3位 佐藤魁
4位 辻裕次郎

女子
1位 脇田沙良
2位 野中美波
3位 高橋みなと
4位 宮坂莉乙子

JPSA公式サイト

photo: 日本プロサーフィン連盟(JPSA)

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