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『Outerknown Fiji Women’s Pro』開幕!


PHOTO: © WSL/Cestari

現地時間5月30日、フィジー・タバルア島を舞台としたウィメンズCT第5戦『Outerknown Fiji Women’s Pro』が開幕!
僅か6日間の短いウェイティングピリオドの間に大きなウネリが入る予報はなく、2日間のレイデイの後、コンテスト可能な南西ウネリが入っレフトのポイントブレイク「Cloudbreak」でR1からR3まで進行。

R1では2年連続ワイルドカードを得たベサニー・ハミルトン(HAW・写真最上部)がカレントリーダーのタイラー・ライト(AUS)、タティアナ・ウェストン・ウェブ(HAW)を倒す活躍。
特に8.17をスコアしたフロントサイドでのソリッドなターンの連続は片腕のハンデをまるで感じさせない迫力でした。

「イベントに参加する前は多くの不安があり、ナーバスになったわ。自信を得るために沢山海に入ったのよ。今はワイルドカードを得てここにいることにストークしている。全てのガールズが素晴らしいサーフィンをしているわ。自分自身も刺激され、サーフィンがもっともっと良くなっている感じよ」

ボードキャリーとして常に側にいる最愛の夫が彼女を支え、彼女の活躍がライブ中継を通して世界中のサーファーに勇気を与える。
R3を落としたベサニーの次の対戦相手はR1で勝ったタイラー。
昨年もR2でタイラーを敗り、R3ではステファニー・ギルモア(AUS)、ジョアン・ディファイ(FRA)を抑えてQF進出。
タイラーにとって非常にやりにくい選手と言えるでしょう。


PHOTO: © WSL/Cestari

また、今シーズン好調のセージ・エリクソン(USA・写真上)がバックハンドでパワフルなターンを繰り返し、7.67を含むトータル14.34をスコア。ディフェンディングチャンピオンのジョアン・ディファイ(FRA)を抑えてラウンドアップ。

その他は番狂わせがなく、タイラーを同率トップのステファニー・ギルモア(AUS)、コートニー・コンローグ(USA)、サリー・フィッツギボンズ(AUS)、カリッサ・ムーア(HAW)が1位通過でR3進出を決めていました。

敗者復活戦のR2ではタイラー、ジョアン、タティアナを始め、キーリー・アンドリュー(AUS)、レイキー・ピーターソン(USA)、ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)がラウンドアップ。


PHOTO: © WSL/Cestari
(セージ&コナー)

3人ヒートのR3(1位がQFへ、2位と3位がR4へ)ではまたしてもセージのサーフィンが爆発して、タイラー、レイキーを抑えてQFへ。

「今年の目標はトップ5よ。ヒートに向かう時、自分自身に集中して自分のバックサイドのサーフィンに自信を持つことが出来た。そして、最高の波を得られる機会が欲しかった。今回はコナー(コフィン)と一緒にやっているの。彼の洞察力は素晴らしかったし、彼なしでは今日の勝利はなかったわ。今年は自分を信じて結果を出したいの」

今回はサンタバーバラの長年の友人、コナー・コフィン(USA)をコーチにしているセージ。
コナーはタバルア島でボートの運転手をしていた経験があるため、「Cloudbreak」を知り尽くしており、特に今回のようなスモールウェーブ、風が強く、潮の動きが大きい時には強い味方になります。

「コナーは14歳の頃からの仲よ。私達は小さく密接な関係があるコミュニティにいるの。そこには多くの素晴らしい人がいて、私に影響を与えたり、信じてくれたりしている。今は自分自身の実力を信じているわ」

その他にR3を1位通過してQF行きを決めたのは、ジョアン、カリッサ、サリー。
ブラジル戦では2010年以来、7年振りに最下位となったカリッサでしたが、今回はそれを帳消しにするような彼女らしい男勝りのライディングを披露。
唯一の9ポイント台をR1とR2でそれぞれスコア。強いカリッサが帰ってきたと言えるでしょう。



PHOTO: © WSL/Cestari

ネクストコールは現地時間5月31日の朝7時30分(日本時間の同日早朝4時30分)
オフィシャルフォーキャストの「Surfline」によると南西ウネリのピークは過ぎる予報。
その後の予報を考慮してもファイナルデイになる可能性が高そうです。

WSL公式サイト

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