コラム特集
F+(エフプラス)コラム「QS6000千葉オープンを終えて」
Text by つのだゆき / Photo by snowyQS6000一宮千葉オープン。
大会期間中真夏のような天気に恵まれたけど、波も真夏のような波で、風も吹くしいな。水は超冷たいし、みたいな。
メンズ優勝ブラジルのジェシー・メンデス、2位オーストラリアのクーパー・チャップマン。ウイメンズのほうのQS3000は日本人同士のファイナルになり、優勝川合美乃里、2位黒川日奈子。
この結果だけ見て、女子のほうが世界に近いというのは違う話で、今回は裏で女子のCTのフィジーがあるため上位陣は誰もいないし、男子よりだいぶ狭き門である女子QSの上位は、ほとんどCT選手で占められているのが現状だ。
それでも川合美乃里23位、黒川日奈子28位なので、後半のQS6000とかには出られるシーディングだと思う。10月26-29日に予定されている日本のもうひとつのQS3000ウイメンズイベントでも活躍は期待できそうなので、クオリファイは行かないまでも、いい所に行く可能性はある。ただ、サーフィンを見ればまるで違っちゃってるので、その差を詰めるのはまだまだかなぁ、と思う。
今回のようにギリギリサーファーブル、というスモールコンディションは当然ローカル有利だし、何が起こるかわからない。あのコンディションでもターンのクオリティで7点8点というポイントの出せる地力が必要かね。
男子はクオーターの段階で日本人全滅だったけど、新井洋人が頑張ってランキングを24位まで上げている。そして、クオーターひとつ前で負けはしたものの、大原洋人がこの試合終了時点で世界ランキング2位(もちろん瞬間といえども日本人初)につけている。ただ、今年はこの試合でも優勝したジェシー・メンデスが独走態勢で、すでに16980ポイントを稼いでいる。クオリファイのボーダーが19000ぐらいだから、あとひとつどこかでやらかせば、早くも決定。その下の洋人からはちょっとダンゴだけど、ジェシーとは8000ポイント以上離れている。ただ、メンズのビッグイベントは後半に集中しているので、まだまだ分からない。わかるのは、ジェシーはよほどのことがない限りクオリファイする、ということ。なにしろベスト5の中にまだ120ptと360ptを持ってるので、このふたつは簡単に変わるから。
そして洋人は40番台はほぼ確定ということ。この先のQS1000、1500では優勝してもポイントがあまり変わらないので、QS3000以上のイベントでの結果がカギになる。
どちらにしても、今までの日本人の壁はすでに越えた、ということだ。
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