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『Oi Rio Pro』2日目 ワイルドカードが大活躍!


PHOTO: © WSL/Poullenot

現地時間5月10日、ブラジル・リオデジャネイロのサクアレマで開催中のCT第4戦『Oi Rio Pro』は2日目を迎え、メンズのR2から再開。
前日よりサイズダウンした3-5ftレンジ。すぐに風の影響が入ってしまい、この日は僅か4ヒートで終了することに...。

オープニングヒートではマーガレトリバーで2位に入り、現在ランキング5位のコロヘ・アンディーノ(USA)とトライアルから勝ち上がってきたヤゴ・ドラ(BRA)が対戦。
バックウォッシュが入るトリッキーな波で両者共にロースコア止まりのスロースタートとなったこのカード。試合が動いたのは後半で、同じピークのレフトの波でコロヘがバックサイドでターンだけの6.23だったのに対し、フロントサイドのヤゴはバリエーションが豊かで、フィニッシュにはフルローテーションエアーをメイクして9.10。この時点でトータルでは3.13足りなかったヤゴでしたが、次の波でバックアップスコアを上げて、最後には再びエアーをメイクして逆転に成功。自国ブラジルで大金星を挙げました!


PHOTO: © WSL/Poullenot

「CTの初勝利になったね。最後の波のおかげさ。本当に嬉しいよ。コロヘがプライオリティを持っていたから、ナーバスになったさ。幸運にも1マニューバーながら、エアーが出来るセクションがあった。次に進めてストークしているよ」

前日のR1ではジョン・ジョン・フローレンス(HAW)、ミゲル・プーポ(BRA)を相手にバックサイドで高さのあるフルローテーションを披露。9.27をスコアしてジョン・ジョンに僅か0.03ポイント差まで迫っていたヤゴ。
「Volcom」をスポンサーに持ち、主にフリーサーフィンのクリップで注目されていましたが、今年はクオリファイにフォーカスしており、ニューキャッスルのQS6,000『Maitland and Port Stephens Toyota Pro』で早くも優勝して一時はカレントリーダーの座に立ち、現在は3位。
ちなみにヤゴのニックネームは「Skinny Goat」
直訳するとガリガリのヤギという意味ですが、Goatには最高というスラングもあります。


PHOTO: © WSL/Smorigo

ヤングブラジリアンの活躍に朝から会場のボルテージも上がり、次のヒートに登場したビノ・ロペス(BRA)にも期待が膨らみましたが、選手生命を脅かすようなワイプアウトからカムバックを果たしたオーウェン・ライト(AUS・写真上)を前にミドルスコア止まり...。
レフトの波でスコアを重ねたオーウェンがコンビネーションの圧勝。

「難しい波だったよ。最初の波で8.50を出せたので、もう一本も楽にいけると考えたんだ。少し時間が経ってから5ポイント辺を狙ってターンを重ねた。ポジションがずれてしまったけど、最後になって元のポジションに戻ってスコアを上げることが出来たのさ。ブラジリアンは特に自国で最高のパフォーマンスをしようとするし、沢山のサポートがある。そんな中で勝てて本当に嬉しいよ」

左側からのレフトが比較的良く、波が見えやすいフロントサイドのグーフィーフッターが全てヒートの勝者になったこの日。
次のH3ではガブリエル・メディナ(BRA)、最終ヒートではマット・ウィルキンソン(AUS)がラウンドアップを決めていました。


PHOTO: © WSL/Poullenot

ネクストコールは現地時間5月11日朝7時(日本時間の同日夜7時)
オフィシャルフォーキャストの「Surfline」によると南よりのウネリは弱まる傾向。
レイデイになる可能性が高いでしょう。
12日〜13日は新しい南〜南南西ウネリが入ることが予想されてるため、週末に一気に進行しそうです。

WSL公式サイト

動画はツアーのバックステージを楽しめる「TourNotes」
初日の模様です。

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