コラム特集
ミック・ファニングとベサニー・ハミルトンがサーフィン界の殿堂入りへ(WSLコラム)
プロ野球などでよく耳にする「殿堂入り」。殿堂入りとは特定の分野において、功績を残した人物が選出されるものであり、サーフィン界における殿堂入りの名称は「Surfers’ Hall of Fame」。
スターの手形が並ぶハリウッドのチャイニーズシアター同様、カリフォルニアのハンティントンビーチには、殿堂入りを果たしたサーフィン界のスーパースターの手形と足形があるのです。
そんな名誉ある称号を与えられる今年のサーファーが、先日発表されました。殿堂入りすることとなったのは、ベサニー・ハミルトンと3×ワールドチャンピオンのミック・ファニング。言わずと知れた二人ですね。
2003年に地元カウアイ島でシャークアタックに遭い、片腕を失ったベサニー。しかし、片腕になってもサーフィンを続け、昨年はワイルドカード出場したフィジーでのワールドツアーイベントで3位の成績を残しています。つまり、片腕にも関わらず、世界トップレベルの女性サーファーということです。
ミックは3度もコンテストサーフィンの頂点に立ったサーファー。しかし、2004年にはハムストリングスの断裂により半年も海から離れたりと、選手生命を脅かす怪我に見舞われたこともあるものの、決して屈することなく復帰を果たしてワールドタイトル獲得に至ります。
今年選出された二人に共通しているのは、共に素晴らしいカムバックストーリーの持ち主という点。二人とも現在はサーフスターでありながら、その過程において苦難に立ち向かい、乗り越えてきたという事実から勇気づけられる方も多いので、殿堂入りも納得ではないでしょうか。
参考までに、これまでに殿堂入りしたサーファーのリストは下記となります。
via via Surfers’ Hall of Fame
参照記事:「Mick Fanning and Bethany Hamilton Inducted Into 2017 Surfers’ Hall of Fame」
World Surf Movies
http://world-surf-movies.com
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