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『Rip Curl Pro Bells Beach』3日目 ルーキーが活躍!


PHOTO: © WSL/Cestari

現地時間4月16日、ゴールドコースト、マーガレットリバー、ベルズビーチと続くオーストラリアレッグの最終イベント、CT第3戦『Rip Curl Pro Bells Beach』は3日目を迎え、メンズのR2からR3のH7まで進行。
朝のファーストコールは4-5ftのボウルズ、パーフェクトオフショア。R2のH7まで行われ、その後は昨日同様に潮の良い時間帯に隣のウィンキーポップへ移動してH8から再開。
どちらのブレイクもエピックコンディション。夕方までオフショアが持続してくれ、9ポイント台が9本もスコアされるハイレベルな戦いにルーキーの活躍が目立った一日でした。

敗者復活戦のR2では、前日に取りこぼしたジョーディ・スミス(ZAF)、ジョエル・パーキンソン(AUS)、ミック・ファニング(AUS)などがラウンドアップ。
ルーキーではジークことエゼキエル・ラウ(HAW・写真最上部・下)、コナー・オレアリー(AUS)、ジョアン・ドゥルー(FRA)、フレデリコ・モライス(PRT)が勝ち上がり、ジークに関しては9ポイントを2本もマーク。トータルではジョーディと並ぶ18.40。ツアー2年目のコナー・コフィン(USA)をコンビネーションに追い込んで圧勝。

更にR3ではマーガレットリバーで2位になったコロヘ・アンディーノ(USA)と対戦し、7.00を2本揃えてトータル14.00。
夕暮れ迫るこの日の最終ヒートを最高の形で締めくくることに成功。


PHOTO: © WSL/Cestari

「アウトでは自分自身のゲームプランだけに向き合い、相手の選手のことは考えないようにしたのさ。全てが自分の思う通りに進んだヒートだった。それは自分にとって良い流れへの変化だったし、今日は波とのリズムがバッチリ合っていたよ。いつも側にいるコーチのジェイク・パターソンがベルズでサーフィンするための素晴らしいヒントを教えてくれるんだ」

スネークこと元CT選手のジェイク・パターソン率いる「Quiksilver」のチームの一員として五十嵐カノア(USA)、レオナルド・フィオラヴァンティ(ITA)などの若いメンバーと共にツアーを回っているジーク。
開幕戦では10ポイントをマークするなどポテンシャルの高さはすでに証明されており、後はコンテストでの結果を残すだけ。
特にポイントブレイクで映えるライディングをするため、ベルズでの上位は十分に考えられます。


PHOTO: © WSL/Barripp

R3では他にもフレデリコ(写真上)がガブリエル・メディナ(BRA)とのクロスゲームを制して注目を集めていました。
ワイルドカード時代に「ジャイアントキラー」と呼ばれた彼がクオリファイを果たし、3戦目にして真価を発揮。

「ガブリエルは強敵。激しいヒートになると思っていたよ。序盤に波が入らなかっただけに、最初のセットが入った時は互いにハッスルしたね。始めに良い波に乗れたのがラッキーだった。エクセレントなスコアが出て良いポジションを構築することが出来たのさ。先走りはしたくない。とても楽しい波なので、このままサーフィンを続けたい。そして、ベルズビーチに来ている全てのギャラリーのためにショーを続けたいよ」

スロースタートからシーソーゲーム、後半はガブリエルがリードを奪い、最後の最後に逆転を決めたフレデリコ。
僅か0.37の白熱したバトルでした。


PHOTO: © WSL/Sloane

その他にR3を通過したのは、カイオ・イベリ(BRA)、オーウェン・ライト(AUS)、セバスチャン・ズィーツ(HAW)、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)
3戦連続のゴールデンカード、ミック vs ケリーは序盤からミックが主導権を握り、僅差ながらミック(写真上)に軍配が上がっていました。

「あのヒートは波数が少なくなったり、最後に凌ぎ合ったり、面白いヒートだったね。ケリーとは昔から何度も対戦を重ねているけど、いつも楽しんでいる。最高さ。あのヒートではサーフボードの長さを変えたり、いくつかの変化を加えた。良い結果を残しているこの場所は大好きだし、自分にとってツアーでも特別なんだ。再びサーフィン出来てエキサイトしているよ」

ベルズでは4度の優勝経験を持つミックとケリー。
これはMRことマーク・リチャーズに並ぶ最多記録、ミックだけが今年越える可能性が出てきました。

ちなみに現地の『F+』のつのだゆき編集長によるとケリー(写真下)はサーフボードがまるで合っていないそうです。
今年は開幕戦でもサーフボードの選択が問われており、ビジネス的には成功している一方、一番の広告塔であるケリー自身の結果が出ていないのが気になります。


PHOTO: © WSL/Barripp

R3の残りヒートにはR1でイベント初の10ポイントをマークしたフィリッペ・トレド(BRA)、ディフェンディングチャンピオンのマット・ウィルキンソン(AUS)など。
ルーキーではコナーがジョエル、ジョアンはジョーディと対戦します。

ネクストコールは4月17日の朝6時45分(日本時間の同日朝5時45分)
オフィシャルフォーキャストの「Surfline」によると南西ウネリがゆっくりと弱まりながらも続き、風もオフショアの予報なので、進行する可能性が高いです。

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