コラム特集
F+(エフプラス)コラム「ジョンジョンのワールドタイトルの可能性は?」
Text by つのだゆき / photos by WSLPHOTO: © WSL / Cestari
オーストラリア3連戦の2戦が終わった時点で、とりあえずあの手の波のオープンフェイスでのジョンジョンはアンストッパブルなんだな、という感じ。ファイナルのコロヘとのヒートなんて、同じCTなのに大人と子供みたいだったし。
ジョンジョンのあの異常にパワフルなカービングは今年になって初めて出てきた、というものではなく、もう何年も前から絶好調の時には出てくるものではあった。今シーズンは、それがコンスタントに出てきてるし、ポケットに入っている武器の一つとしてしっかり機能していると思う。この辺が今までのジョンジョンとの大きな差かね。これまではその最強の武器を持っていても、うまく使いきれないで終わってたような感じ。このあたり、ロス・ウイリアムスコーチの指導というか、洗脳というか、効いてると思う。
ジョンジョンに最も必要だったコンスタンシー、自信のようなものを持たせるには、理論派のロスの冷静なタクティクスは、必要不可欠なものだったと思う。われ鍋にとじ蓋。
PHOTO: © WSL / Dunbar
ジョンジョンのワールドタイトル2連勝は考えにくいかな、とは思っていたけど、こうなるとあるかね。あのサーフィンにロスのタクティクスを加えると、結構みんなやりにくくなるし。ベルズも似たようなフェイスの長い波だし、そのあとのバレル勝負イベントは普通にやればいいわけだし(笑)。
ま、対抗馬となるべきミック、ガブ、ケリー、ジョーディあたりが変な負け方続いてるんで、これがシーズン終盤まで続くわけではないとは思うんだけどね。
PHOTO: © WSL / Dunbar
女子はタイラー、カリッサの2強時代にステファニー、サリー、コートニーがからんできて混戦必至。レベルの上がり方も半端ないし、日本人選手としては、まずあの世界女子に追いついてからいろいろ考えましょう、ぐらいのレベルだと思う。
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