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2017年のCTルーキー ジークにインタビュー


PHOTO: © WSL/Cestari

開幕戦で5位に入ったコナー・オレアリー(AUS)を始め、過去最高レベルと言われている2017年のCTルーキー。

初戦のR3でいきなりパーフェクト10をマークしたジークことエゼキエル・ラウ(HAW)もその中の一人。
スナッパーロックスでは最もリスキーと言われている岩の目の前からのテイクオフ、ストールしてディープなバレルをメイクしたあのライディングはイベントの中でも非常に印象的な場面でした。
ヒートではジョーディ・スミス(ZAF)に土壇場で逆転されて敗退したものの、R2では2015年に完全優勝を成し遂げたフィリッペ・トレド(BRA)に勝利するなど今後を期待させる活躍。

今回はジークと同じハワイ出身のエディター、Beau Flemisterが行い、WSLに公開されたインタビューを翻訳。
元CT選手、スネークことジェイク・パターソン率いる「Quiksilver」では五十嵐カノアとチームメイトでもあるジークの開幕戦直後の心境とは?

■EL=エゼキエル・ラウ


■WSL
まず始めに開幕戦について。緊張と興奮で終わってしまった感じ?


■EL
正直、そんなことを考えている暇も無かったよ。
でも、常に自分を落ち着かせようとしていたかな。最初のヒートが行われた時の朝は波が上がっていたから、今日はオンだなと思った。
その時は’よし、行くか!’って自分自身を楽しませるような気持ちで言ったのさ。その瞬間に全てがリセットされ、緊張や心配を余り感じなくなったと信じている。
でも、いざ海に入り、最初に乗った数本は少し緊張していたと思うよ。


■WSL
フィリッペ・トレドを倒した時のこと。彼のようなイベントチャンピオンとの対戦は緊張した?
どのように冷静を保ち、スマートにヒートをこなしたの?


■EL
フィリッペとの勝負は興奮したよ。
ビッグネームと戦うチャンス、それがこのツアーに入りたかった理由でもあるんだ。
コーチのジェイク・パターソンが最強のゲームプランを作り、自分はそれに集中した。自分が成し遂げるべきことが明確だったのさ。
ヒートでベストのサーフィンをした感じはしなかったけど、ゲームプランは堅実だった。


■WSL
QSとCTのヒートの違いは大きい?小さい?


■EL
全く違う。
CTでは全てのヒートがトリプルクラウンのファイナルのように感じた。
全てが遠い世界のような気がしたね


■WSL
それは驚きだね。あのパーフェクト10の波は?
バレルから出てきた時、10ポイントが出ると思った?
それとも予想外だった?


■EL
あの10ね(笑)
あれは一本乗ってからアウトに戻る時だった。ジョーディが戻ってくる前に優先権を取り戻そうとしていたんだ。
アウトに戻るとセットが入るのが見えた。それは午後に見た中では最大のセットだと思ったよ。まずは落ち着かせるために深呼吸をして、最初の波を見送った。次に入った波はダンパーだと思ったけど、’これだ!(笑)’とテイクオフしたのさ。全てが静かに、そして上手くいった。バレルに入り、そこから出てきた時はビッグスコアが出てリード出来ると思ったね。あれが10ポイントライドと聞いた時はジョーディの横で笑ってしまったよ。




■WSL
そのジョーディとのヒートでの敗退から何を学んだ?


■EL
これが自分が今いる’大舞台なんだな’と学んだ。
彼らはビッグスコアにひるまないし、躊躇せずに立ち向かってくる。
まさにそれが最後に起こったんだ。
(10ポイントを出したジークはリードするが、ラスト3分を切ってジョーディに逆転される)


■WSL
次のイベント(マーガレットリバー)での計画は?


■EL
マギー(マーガレットリバー)も同じ考えさ。
最強のゲームプラインでビッグネームを倒すよ。


■WSL
特に対戦したい相手は?


■EL
ケリーだね。
それもマンオンマンでやりたい。
彼は今年が最後の年になるかもしれないと言っていたし、引退する前にマンオンマンで彼を倒すと豪語する(笑)


■WSL
『Quiksilver Pro Gold Coast』で最も感動したことは?


■EL
メディナ(ガブリエル)には本当に感動したよ。
彼は自分と同じR1のヒートで膝を負傷してビーチに戻ったんだけど、毎日姿を見せてヒートでは違うレベルのサーフィンでセミファイナルまで進んでしまったんだ...。


次の第2戦は3月29日〜4月9日にWA(ウェスタンオーストラリア)のマーガレットリバーで開催される『Drug Aware Margaret River Pro』
ジークはH2でコロヘ・アンディーノ(USA)、スチュアート・ケネディー(AUS)と対戦します。


PHOTO: © WSL/Sherman

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