コラム特集
F+(エフプラス)コラム「カノア来日のインタースタイル終了」
Text by つのだゆき / Photo by INTERSTYLE、BCM2月と9月、年に2回の業界が一堂に会するサーフエキスポ、「インタースタイル」も無事終了、いよいよ春からの新シーズンスタートに向けて動き出した感じだ。
小さいながらF+もブースを出して私も3日間ベタでいたわけですが、なんだろね、初日は電車が止まってたりして人出が今ひとつな感じだったんだけど、その分2日目は結構ごった返してた感じ。しかし最終日はいつになくスローだったと思う。
毎回F+をここで配布して、うちの倉庫をクリーンにするわけだけど、今回は思ったようになくならなかったかな。全体的にスローな印象は否めなかった。
オリンピックがらみのドーピングセミナーなんかもあったけど、なんかねぇ、サーフエリアはSUPに大幅に浸食されてた感じかね。板もでかいしね(笑)。
海外の有名選手の来日も、カノア・イガラシ(→五十嵐カノアになって金メダル目指す決意を表明)だけだったと思うし、なんか、オリンピック騒ぎの中にあっては今イッチョかなぁ、という感じ。
カノアねェ、個人的にはえぇ〜そっち側だったんだぁ、ってちょっと意外な感じ。もっと普通にカリフォルニアの子だと思ってた。サイン会、決意表明の翌日には、大手スポーツ新聞にイケメンサーファー金メダルへ、みたいな、もう代表決定とも取れるような記事が踊ってたけど、その少し前に発表された強化選手リストにカノアの名前は入っていないわけだし、混乱を招くメディアの先走り的な報道だったと思う。
ま、スポーツ新聞なんて先走ってナンボのところはあるので、10センチ角ぐらいの大きさで「引退」の2文字の下に2センチ角ぐらいで「か?」がついていて、よく読めば何でもなかったりするのは日常茶飯事だし、この記事もそういうたぐいで、よく読めば決意表明というだけのことだ。
所属事務所やスポンサーや、代理店あたりのオトナの事情で派手な花火をあげたかった、というプランありきなことだったんだろうかね。まぁ、業界の人は踊らないだろうけど、一般人はね、見出しだけで五十嵐カノアはオリンピックのサーフィンで金メダル候補なんだ、とストレートに思うわけで、その辺の戦略というか、マーケティングというかは、巧妙な仕掛け。ま、オリンピックになればCT上位陣も出てくるんだろうから、金メダルはねぇ、高いハードルだと思うけど……。
みなさん、情報というのは冷静に見極めないといけませんよ。
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