コンテスト
『ISA World Junior』が日本初開催!
2020年の東京オリンピックに向けて現実的な動きが出始めているこの数ヶ月。
「波乗りジャパン」という日本代表の愛称、会場が千葉の志田下に決まり、男女合わせて81名の『2017サーフィン強化指定選手』が発表。
そして、IOCに加入して早くからサーフィンをオリンピックの種目とするために力を注いできた世界最大のアマチュア団体、ISAが2017年の『VISSLA ISA World Junior Surfing Championship』を日本で開催するというニュースが入ってきました!
1990年にISAはオープンクラスの『World Surfing Games』を千葉で開催したことがありますが、ジュニアは初。
舞台は千葉と並ぶコンスタントに波がある九州・宮崎のお倉ヶ浜で、開催期間は台風シーズンの9月23日〜10月1日の予定。
毎年、この時期に開催されているWSLイベントでも実績を残しており、世界一のジュニアを決めるのにふさわしいコンディションが期待出来そう。
18歳以下と16歳以下の男女、4クラスに分かれ、2016年はポルトガルのアゾレス諸島を舞台に39カ国から371名の代表選手が金メダル獲得を目指して激しい戦いを繰り広げ、団体ではフランスが優勝。
日本代表の波乗りジャパンは16歳以下のボーイズで森友二、西優司(写真最上部)の「ダブル・ユウジ」がファイナルに進出して3位と4位。
16歳以下のガールズでは野中美波が5位に入り、団体では4位。
2020年の東京オリンピックの開催国というプレッシャーの中で活躍を見せ、団体では初となるメダルを手に入れていました。
また、2013年に金メダル、2014年、2015年に銀メダルを獲得した日本が得意とする国別対抗リレー形式のアロハカップでは、キャプテン・田中大貴を筆頭に中塩裕貴、森友二、西優司、橋本恋のメンバーで挑み、ハワイ、フランス、コスタリカという強豪と共にファイナルに進出して4位入賞。
1980年にトム・カレンが初の金メダルを獲得してからジュリアン・ウィルソン、ジョーディ・スミス、フィリッペ・トレド、オーウェン・ライト、レオナルド・フィオラヴァンティ、ステファニー・ギルモア、サリー・フィッツギボンズ、タティアナ・ウェストン・ウェブ、タイラー・ライトとそうそうたるメンバーがジュニア時代にメダルを手にしている今イベント。
2017年に開催される日本でのメダリストがサーフィン界の将来を担い、2020年の東京オリンピックで国を代表する選手になる可能性も十分にあります。
(お倉ヶ浜)
■一般社団法人 日本サーフィン連盟(NSA)
理事長 酒井厚志のコメント
この度、ISA(国際サーフィン連盟)主催の世界ジュニアサーフィン選手権が、日本有数のサーフスポットとして名高い、宮崎県日向市お倉ヶ浜で開催されることとなりました。
世界最高峰のジュニアサーファーが一堂に会する本大会が、その長い歴史の中で、日本で初めて開催されるというのは、とても光栄で喜ばしいことであります。日本サーフィン界の発展にとっても、日本のジュニア選手が世界へと羽ばたくためにも、この日本開催が大きな力となるのは間違いありません。
昨年の世界ジュニアサーフィン選手権で、日本代表チームが国別4位となりメダルを獲得したのは記憶に新しいですが、本大会ではさらなる飛躍を目指し、世界のひのき舞台で活躍する選手を送り出したいと思います。
最後になりましたが、本大会開催に当たり、多大なるご支援とご尽力を賜りました関係者各位に、重ねて敬意と感謝を申し上げます。
■ISA会長のフェルナンド・アギーレのコメント
初開催から25年以上の時を経て世界のベストジュニアを日本に集めることは、世界のサーフィン界にとって素晴らしい進展と言えるでしょう。
また、2020年の東京オリンピックにサーフィンが追加種目として行われることが決定したことは、日本のサーフィン界の成長と人気に重要な意味を持つと断言したい。
日本は世界レベルで優れたパフォーマンスを誇る多くのトップサーファーを輩出しており、コンペティションの観点からも大きな期待が持てる。
2016年のISAワールドジュニアで素晴らしいパフォーマンスの結果得た銅メダルは彼らの大きな成長の証さ。
誰が世界で最も強いジュニアサーファーになるか楽しみだし、それは3年後の東京オリンピックで表彰台に上がる選手と重なることだろう。
ISA公式サイト
NSA公式サイト
photo:ISA
BCM の Facebook に「いいね!」をしよう
※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等を禁じます。