コラム特集
ギネス世界記録認定のビッグウェイブのサイズとは?(WSLコラム)
(Garrett McNamara Breaks Big Wave World Record)
サーフィン動画の紹介を中心に、海外サーフィンの最新情報などを独自の視点で解説・配信する「World Surf Movies」のBCM限定コラムがスタート!
サーフィンの世界はアメリカやオーストラリアが主流と言えますが、日本国内ではサーフィンの海外情報が少ないのが現実。
BCMサイト限定コラムは毎月第3木曜日に更新予定。 毎日配信されるWorld Surf Moviesニュースと併せて、海外サーフィンの最新情報・トレンドをぜひチェックしてみてください。
World Surf Movies
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初めまして、海外の最新サーフィン情報を扱うブログメディア「World Surf Movies」を運営している山根です。当メディアの記事をBCM内で配信させて頂いているご縁から、この度、コラムを執筆させて頂くことになりました。どうぞよろしくお願いします。
早速となりますが、初回となる今回扱うテーマは、現在、北半球がビッグウェイブシーズンということでビッグウェイブのギネス世界記録。
スタンドアップサーフィンにおけるビッグウェイブの記録は2部門あり、一つは通常のパドリングで波に乗るパドルインサーフ、もう一つはジェットスキーに牽引してもらって波に乗るトウインサーフ(ギネス公式サイトでの表記は「unlimited」)。
さっそく記録を発表すると、パドルインサーフはアーロン・ゴールドが2016年1月15日にマウイ島(ハワイ)のジョーズで乗った63フィート(19.2メートル)、トウインサーフはギャレット・マクナマラが2011年11月1日にポルトガルのナザレで乗った78フィート(23.77メートル)。
波のサイズに関しては、波の後方から測るハワイアンスケール、それと波の正面から測るフェイス表記があります。おおよその目安として、ハワイアンスケールの3フィートはフェイス表記の6フィート相当で、日本流に言うオーバーヘッドほど。
ビッグウェイブサーフィンにおけるサイズは、数値が大きい方がインパクトがあるためなのか、フェイス表記となります。ということは、概算すると78フィートは13×オーバーヘッド、63フィートは10.5×オーバーヘッド。
ちなみに、トウイン部門におけるギャレットの記録認定後、2013年にギャレットが自身の記録超えとなる100フィートに乗ったと話題となりましたが、ギネス公式サイトでは記録が塗り替えられていないので実際のサイズは78フィートに満たなかったのでしょう。
また、2015年にはベンジャミン・サンチスがナザレで108フィートの波に乗ったのですが、記録認定には至らず。明確なルールは明らかにされていませんが、理由としてはワイプアウトしたためと言われています。
極端な話、トウインサーフであれば、サーファーでなくても波に乗ることは可能であり、波に乗り切ることが重視されたためとの意見がありました。個人的には、そんな命知らずはいないと思いますが…。
*パドルインのギネス世界記録
*トウインのギネス世界記録
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