コラム特集
F+(エフプラス)コラム「WSLのCEO退任と、五輪への布石」
Text by つのだゆき / Photo (c) WSL / Cestari行く逃げる去るで、1月2月3月はあっという間に過ぎてしまうわけですが、年始そうそう、オーストラリアでWJC、ワールドジュニアチャンピオンシップが行われ、男子はオーストラリアのエリートジュニアのイーサン・ユーイング(イゥイングなんでしょうけど、以下略(笑))、2位はグリフィン・コラピント。女子はメイシー・キャラハン(AUS)が優勝し、2位はマヒナ・マエダ(HAW)。
マヒナ・マエダは3年連続のファイナリスト、2015年2位、2016年優勝、2017年2位。ジュニア王位決定戦常連。
イーサン・ユーイングはQS2位でクオリファイを決めているので、来シーズンは早くもCT選手として活躍する。
オーストラリアでは筆頭ジュニアとして期待されていた選手だけど、期待通りの優勝って、すごいと思う。勝つと思われてて勝つことほど難しいことはない。
しかもコンディションは1-2フィートのクソ波。それでも勝つのがスーパーエリートのエリートたるゆえんか。
日本人は男子はラウンド3まで、女子は川合美乃里のQFが最高位と、今回のジュニアはちょっとスローだったかね。ま、ジュニアじゃ何も始まらないので、別にそんなに気にしなくてもいいわけだけど、ちょっと端境期なのかなぁ。
そして本日、WSLのCEOのポール・スピーカーの退任のご挨拶があった。その中で、オリンピックのこととケリーのプールのことがなんか唐突に語られてたけど、実際問題海外では、みんな東京2020サーフィンはプール、と信じている。志田に決まったという話は聞いたけど、外人は誰もそう思ってない。なんか不思議な現象。予算のことやいろいろもめごとが多いわけで、大人の事情で最後はプールって線もあるし、そうなればそれは最初から、WSL&ケリーのプールチームの出来レース的な感じもある。
今年になって、WSLでも古くからの人がやめたり、いろいろ人事が忙しい。顔見知りや友達が減っていく。予算カットによるマンパワーの移動的な感じだ。
サムソンギャラクシー・ワールドツアーも、サムソンギャラクシーがサムソンギャラクシーノート7の問題を抱えていては、いつまでWSLにお金を使っていられるかどうか、疑問だ。
インターネット上では実に派手に見えるツアーも、内情はどうなんでしょうね。個人的には、やっぱりサーフィンはフットボールにはなれないと思うんですけど。
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