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F+(エフプラス)コラム「ジョン様ワールドタイトル獲得」

Text by つのだゆき / IMAGE (c)WSL / Poullenot、snowy



ジョン様、ポルトガル優勝でワールドタイトルも決定。本当は地元のハワイで決定のほうが良かったのかもしれないけど。
ま、取る目標でスタートした今シーズンできっちりワールドタイトルを決めたのはさすが。ドキュメンタリー班、万々歳。
ま、南米のほうから、取ったんじゃなくて、取らせたんだろ、的な声は聞こえてきそうではあるけど……。
序盤ウイルコの独走でちょっと怪しげにはなったものの、中盤からの安定感というか、我慢強さは大したものだったと思う。

ジョン・フローレンスという選手の最大のウイークポイントは、成績に波がありすぎる、コンディションによる出来不出来に差がありすぎる、というものだ。波が良ければ大爆発、しかしコンディションが悪くなると、今までの爆発はどこへやら、みたいなことが目立った。すっかりやる気をなくした感満点のヒート運びで負ける、みたいなことが昨年までは目立った。



しかし、今シーズン中盤以降、クソ波コンディションでもやけにならずに、相当我慢して勝つためのポイントメイクを心掛けてたと思う。いいサーフィンをしようではなく、ポイントになるサーフィンをしよう的な、本当にいつになく地道にやってた感じが強い。まだ終わってはいないけど、現時点で優勝2回、2位2回、3位1回、5位2回と、ま、堂々のワールドタイトル的成績だ。これでWT最終戦のハワイは純粋なパイプマスターの名誉をかけての争いということになる。



ジョンジョンのタイトルで、来シーズンに向けてまたやる気に火がついたケリーおじさん(上記写真右上にちゃっかり)。あの人の負けず嫌いは止まらない。



日本国内ではJPSAの最終戦が終了、男子は加藤嵐、女子は川合美乃里がグランドチャンピオンに輝いた。加藤は優勝ナシでのタイトル。
年間のランキング争いというものは、優勝するしないより、いかに一年間平均して上位に食い込むかというゲームなので、優勝があればそりゃ美しいけど、ないからと言ってないがしろにされるべきものではない。優勝よりコンスタンシー。そこがタイトルレースの難しい所だ。


F+(エフプラス)公式サイト
http://www.fplussurf.com/



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