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『Rip Curl Cup Padang-Padang』はバリニーズが制した!



バリ島を代表するリーフブレイク、ウルワツのインサイドに位置して一年に数回、特大のスウェルがヒットした時だけ素晴らしいバレルが出現するパダンパダンで10年以上開催されている歴史あるイベント『Rip Curl Cup Padang-Padang』

今年は基本的なフォーマットは変わらず、WSLの公式イベントになり、8月1日〜31日のウェイティングピリオドを設けて開催。
ゴーサインが出されなかった昨年と一転して現地時間8月2日に早くも巨大な南南西ウネリがヒットしてイベントはオン。

パーフェクト10が4つ、多くの9ポイントが量産されたゴージャスなバレルセッションを制したのはローカルのメガ・セマディ(写真最上部・下)でした。

「最初のヒートはナーバスになり過ぎてボロボロだった。小さな波に悪い波、ホワイトウォーターにやられてしまったよ。でも、ラッキーなことにスコアを重ねて次のラウンドに進み、コンテスト中にリズムを掴むことが出来たんだ」



コンテスト中にスコアされた10ポイントの内の2本を手に入れていたメガ。
一本目はSFで、10ポイントに加えて9.60とパーフェクトヒートに近い驚異的な強さでファイナルへ。

ダミアン・ホブグッド(USA)、メイソン・ホー(HAW)、クレイ・マルゾ(USA)と世界を代表するコンペティター、フリーサーファーを相手にしたファイナルでも勢いは止まらず、10ポイントに9.00のトータル19.00で圧勝。
2013年に続き、2度目のタイトルを獲得しました。

「ホームブレイクで再び優勝出来て本当に嬉しい。でも、自分的にはローカルとは言いたく無いんだ。全てのサーファーが宇宙のローカルであり、同時にパダンパダンのローカルでもあると考えているよ」

『Rip Curl Cup Padang-Padang』の表彰式はバリの民族音楽が流れる中、アットホームな雰囲気の表彰式が特徴。2012年には優勝したクリス・ワード(USA)がプロポーズするという場面もありましたが、今年は優勝したメガの母親がいきなりマイクを持ち、スピーチに加え、インドネシアの国歌を歌う演出。
メガも終始笑顔で記念撮影にはダブルピースのサービスも。

様々な理由でインドネシアのサーファーがWSLで活躍する機会は少ないのですが、サーフィンの実力、そしてマインドは世界トップと言っても過言ではないでしょう。



今イベントのインターナショナル枠には毎年豪華なメンバーが名を連ね、今年もトム・カレン(USA)、パット・カレン(USA)、ジェイミー・オブライエン(HAW)などが開催前に発表されていました。
残念ながらこの3名はエントリーしなかったのですが、ファイナルに残ったメイソン、ダミアン(写真上)、クレイの他、ブルース・アイアンズ(HAW)、ブルーノ・サントス(BRA)などが参加して圧倒的なライディングを披露。

その中でもブルースはR2で10ポイントをメイク。
彼のスタイルは常に0か100。中間を狙うことはなく、良い波しか乗らないためにバックアップスコアが足らずにこのラウンドで姿を消したものの、強烈な印象を残していました。

「このコンテストはパイプマスターズ、エディに並ぶ世界最高のコンテストの一つだね。楽しさを伝える言葉が見つからないほどだよ」

グローバルなステージで活躍し、今回はバレルに加え、エアリアルまで披露したメイソンのこのコメントが『Rip Curl Cup Padang-Padang』の素晴らしさを表現していると思います。



『Rip Curl Cup Padang Padang』結果
1位 メガ・セマディ(IDN)
2位 ダミアン・ホブグッド(USA)
3位 メイソン・ホー(HAW)
4位 クレイ・マルゾ(USA)

『Rip Curl Cup Padang Padang』公式サイト

WSL公式サイト



photo: WSL Covered Images

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