コラム特集
F+(エフプラス)コラム「ケリーに代わる新しいスターは誰か」
Text by つのだゆき / Photo by snowyジュリアン・ウィルソン
波以外はいたって順当な感じで進んでいるJベイ。
残すは6ヒート、QF2から先ということになっている。波は週末にちょっとありそうなので、それ待ちですかね。どっちにしても今年はスペシャルな6-8フィートのJベイマシンウエイブというのは望めそうもない。
ジョンジョン・フローレンス
一足先にセミに進んでいるジョンジョン。この試合はジョンジョンのフルレールで持っていくカービングが冴えてるし、この人には飛びもあるわけで、今のところアンストッパブル。
ジョーディ・スミス
クオーターのジョーディ戦が危ういところではあったけど、結果としてうまく抜けたので、このままファイナルまで行きそうだ。
ケリー・スレーター
ケリーも復調してきてはいるけど、ジョンジョンを止める感じの勢いはないと思う。で、そうなるとおそらくウイルコのイエロージャージは変わらないけど、僅差の2位になる。タヒチ、ロウワー、パイプでのジョンジョンのサーフィンを思えば、実質タイトルがっちりって感じなのかね。ガブもいるけど。
ガブリエル・メディーナ
フィリッペ・トレード
ま、それはケリーに代わる新しいスターをずっと模索しているWSLにとっては願ってもないことで、ここ数年ブラジルにタイトルが渡ったことは、ブラジルのシーンが盛り上がっただけで、アメリカのメインランドに本拠を置くWSLのお財布にそう大きな経済的効果をもたらさなかったのが現実。それを踏まえて、歓迎すべきニューヒローってことなんだと思う。
カノア・イガラシ
WSL的には、アメリカメインランド出身のスター選手がのどから手が出るほど欲しいわけだけど、カノア・イガラシ、コナー・コフィンは世界レベルの人気ではジョンジョンにはまるで届かない。ま、ハワイでUSAとは別リージョンではあるけど、同じアメリカってことで目つむっておくか、的な(笑)。
ミック・ファニング
この試合だけに限れば、ジョンジョン、ミックのファイナルで、シャークアタックを克服したミックが昨年の雪辱を果たして優勝、というストーリーが美しいのかね。ジョンジョン2位でもタイトル争いにはそう大きな影響はないし。
ジャック・フリーストーン
ジョエル・パーキンソン
ジョシュ・カー
ここまでのいいショットをまとめておきました。
F+(エフプラス)公式サイト
http://www.fplussurf.com/
【過去のコラム一覧】
◆元flow⇒現“F+(エフプラス)”コラムがスタート!(2016年3月4日 更新)
◆「2016年CTルーキー」(2016年3月17日 更新)
◆「ベルズがスタート」(2016年3月24日 更新)
◆「ケリー絶不調問題」(2016年3月30日 更新)
◆「ウィルコ2連勝&注目ルーキー」(2016年4月4日 更新)
◆「オーストラリア3連戦を終えて」(2016年4月25日 更新)
◆「ケリーのウエイブプール」(2016年5月13日 更新)
◆「大きなサーフィンニュースがふたつ」(2016年5月26日 更新)
◆「国内最大のQSイベントを終えて」(2016年6月10日 更新)
◆「フィジー、そしてJPSA伊豆」(2016年6月29日 更新)
◆「JベイでのWSL管理体制と今後の不安」(2016年7月11日 更新)
BCM の Facebook に「いいね!」をしよう
※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等を禁じます。